たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

純ちゃんという、もう一つの視線「けいおん!!」第16話 その2

あずにゃん、りっちゃんと二人きりになったらどんな顔するだろう。「けいおん!!」第16話 その1
その1からの続きです。
ではネタバレ有りなので収納。

ペロペロ(^ω^)
 
 
 
 

●梓、変わったよね●


純ちゃんはかわいいですね。
 
じゃなくて。
軽音部は確かに内部から見たら、あるいは個人個人の感覚で見たら実はきちんとやっているけれども、外側から見たらぶっちゃけ究極超人あ〜る光画部級に何やってるか分からない部であるのは事実だと思います。
で、それをよしとせず、ガンガン怒られるのが「あ〜る」。
「それでいいんじゃない?」と認める懐の広さを持っているのが「けいおん!!」。
時代の違いはありつつも、軽音部がケーキを持ち込んで食べているのはさすがにバレバレだし、生徒会に怒られても仕方ないんだけれどもね。でも和ちゃんは注意しません。むしろ味方。割と甘い。甘いのは「唯大丈夫かしら」という思いと「やるときは『努力』ではなくて夢中になってやる」のを知っているから。
にしても甘いよね。なんというパラダイス。これが次回の話の伏線になるのかどうか。
で、純ちゃんはさらに関係ない第三者です。

だからこのスケジュールを見て「ミーティングばっかじゃん」とばっさり言う事のできる貴重なキャラ。和ちゃんや憂ではちょーっと言えない。
それがこのシーン。「その1」でも出しましたが。

「梓、変わったよね」
これを言えるのも、純ちゃんしかいないよね。
この時点ではそれが「いいこと」か「悪いこと」かは具体的に描写していません。
あくまでも物語は梓視点なので、ここでの純ちゃんの「変わったよね」は悪いこととして梓はとらえたようです。
でも本当にそうかな?
 

●ほんとは梓軽音部好きなんでしょ?●

純ちゃんは実はもうこの時点で分かっています。
梓が軽音部を大好きだということを。
だって、昼休みの時間毎回毎回軽音部の話題ばっかりなんですよ。
梓は気づいてないですが……どんだけ好きなんだよ!って言いたくなるって話ですよ!
それがこのシーン。

表情を見て欲しいので大きめに。
ムギの話をして盛り上がっている3人です。梓はもう素で楽しめるようになっていますね。それに引け目を感じているのですが。
憂は純粋に楽しんでいる部分あると思います。だからといって梓にどうこういうつもりもないでしょう。
純ちゃんは、ムギ先輩のかわいらしさに笑いつつ、同時に梓が楽しそうにしていることを楽しんでいます。

証拠写真
笑っている梓を茶化してみちゃう純ちゃん。
ほんといい位置ですね。ここで茶化してくれないと梓は気付けないままですものね。
 
同じ構図で、律の家でごはんした話をしていた時の純ちゃんの反応。

「おっと自慢ですか、やけますなー。」

いやあ。
本当に純ちゃんいい子だね!
 
純ちゃんは何度も何度もこうやって揺さぶりをかけてきます。
梓はいつも悩んだり困惑したりするのが先立つタイプの子。純ちゃんはそれを分かっていて、そんなに悩まないで、そのままでいいんじゃないの?と遠まわしに言ってるんですよね。
唯はストレートに言いますが。純ちゃんは「自分で見つけてみなよ」と。
まーそこまで深く考えてもいないですかね。もう感じたままに言っているのかも。
だって、友人が心の底から楽しそうに部活やっているの見て、それで「大丈夫なのかな、いいのかな」と不安がっているのを見たら、「それでいいんじゃない?」って言うじゃないですか。
 
そして、その1でも述べた、同じ構図で純ちゃんだけ違うポーズのカット。

「まあ、仲良くやってるんじゃん」と純ちゃんは言う。
構図は似ていますが、純ちゃんが頬杖ついているのがミソですね。

実は純ちゃん、梓の悩みの聞き役に回ってくれています。
無論憂も。ただ憂は立場上ばっさりとは言えない部分もあるので(特に唯のぐちの場合とかは)、そうなると受け止めてくれるのは純ちゃんなんですよね。
ここにきてようやく「梓かわったよね」の真意が理解できます。梓が。
 
以前純ちゃんは、軽音部は結束が固いように見えるから新入部員が入りづらいんじゃないか、ということを言っていましたが、それ割と真実だと思います。
まあ無論、軽音部の奔放さに呆れている下級生もいるかもしれません。でもそんなのはどうでもいい。むしろ逆に澪ファンクラブの子が増えているくらいですし、軽音部は気にせず楽しんでいますし、そして純ちゃんはちゃんと分かっていますし。
その分かっている純ちゃんが、梓の考えすぎる性格をうまーくフォローしてくれているのが本当にバランスいいんですよね。なんていいトリオなんだろう!
純ちゃんは時々考えなさすぎる部分も多々ありますが、むしろそれこそが梓のように悩みこんでしまうタイプの子の心の支えになっていると踏んでいます。
逆に、純ちゃんの適当さを梓がうまくリードしている、とも。
憂がそれをまとめる。

君たちはいい仲間だよ。
部活は違うけれど、親友ってこういう支え合いでできてるもんじゃないかね。
 
ちなみのちなみに。
多分窓際のこの席、純ちゃんの席でしょうね。で、そこに憂と梓が集まっている。

こっちが梓の席に純ちゃんと憂が来ているシーン。廊下側ですね。
だからなんだ、という話でもないんですが、この3人の仲良しさん、中心になっているエンジン部分はやっぱり純ちゃんだなーと感じたのでした。
 
そして大事なこと。

純ちゃんは歯が命。
純ちゃんマジAKY(あえて・空気・読まない)かわいい。「けいおん!!」第五話 その1
この下の方を見てください。
純ちゃん、笑うときに「ニィ」っと白い歯を見せて笑う特徴あるんですよ。
他のキャラにない貴重な特徴。
いやはや。
純ちゃんと、ほんと友達になりたい。
いい子過ぎて眩しい。
そして

三人の青春が眩しい。
いいなあ。
おれ生まれ変わったら「女子高生」になるんだ。
 

                                                                                                                                          • -

 
余談コーナー。
 
余談その1。

カムバックわたし!
目立ちすぎ。
うん、あずさ変わったよね(純ちゃんボイスで
実はもう自分の素、出せてるんじゃないかな?
 
余談その2。

このカットでドキッとしたムギラーは日本に3億人位いると思います。
髪の毛のさらさら具合の描写がリアルでときめいちゃったよ。
いやちがうな、ファンタジーすぎるくらいのさらさら具合でときめいちゃったよ!
 
余談その3。

Fが弾けない人手あげて。はい!
バレーコード(人差し指で6本全部押さえる)が弾けないのはギター最初の関門の一つ。簡易コードという手もありますが……地道な努力とまめができるくらいの練習しか道はなし。
ぼくは挫折しました。
だ、だからドラムやってるってわけじゃないぞ! ドラムがすきだからだぞ!
 
余談その4。

純ちゃんの食事の偏りっぷりがすごい。
パン3つも食べるのか!?と思いきや、一口ずつしか食ってねえ。
ドーナツの時と同じことしてるのか、昼食時に!
純ちゃんマジフリーダムかわいい。
 
余談その5。

ムギの時は「珍しい組み合わせだから」といってこっそり覗いていたというのに。

澪と梓の時はものすごい勢いで飛び込んでくるりっちゃん隊員。
嫉妬、嫉妬ですね!
って本気で見ているとき思った。思うよね。
 
余談その6。

律の家に来た軽音部の反応が面白い。
トイレからちょうど律の弟の聡が出てくるんですが、澪はもう幼なじみで慣れているから「よっ、聡」って言ってくれてるんですよね。
なにこれ。ちょい、聡お前。
うらやましい。
その後女子高生軍団に押されてトイレに戻っちゃう聡がかわいすぎてどうしようかと。
にしても、聡といい、お父さんのパンツといい、家庭の様子が見えるのは田井中家だけってのが興味深いですね。
ちなみに今月のきららで、ついに平沢家の両親が登場しました!まじで。
いたのか!
 
余談その7。

もいっちょ田井中家。
まさかの掘りごたつ。
ほりごたつって……普通の家にあるものなの?
 
余談その8。

唯がスカート折り込んでいるのは以前も書きましたが、こういう細かいシーンでちゃんと「丸めて折込んでいます」というのをしっかり描いているのが、いい。こういう細かいところが「けいおん!」シリーズらしさ。
 
余談その9。
澪が大学の進路張り紙を見ていた頃。

律は補習中でした。
うん、がんばってるよね。がんばれりっちゃん隊員。
ちなみにそのころムギは。

相変わらず力持ちでした。
何持ってるんだろ……。
 
余談その10。
 
 

それぞれの、先輩と後輩の図。
ラストの絵、小さくて見づらいですが、唯のクラスメイトの瀧エリちゃんです。運動部だったのねー。
「文化部少女だいすき!」的な意味で、美術部の雰囲気にときめきました。いいなあこの瞬間。
けいおん!!」は女子高校生の眩しい部分の結晶みたいな作品ですな。
 
余談その11。

最後梓のカバンのもち手部分が倒れかかったのが、唯のカバンだったというのはなんとも象徴的。
いまはそれで、いいよね。
 


 
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梓、どんどん主人公になってきてるすなあ。
で、純ちゃんのfigmaまだー?

 

※本感想は、本放送放送地域在住の友人が録画したものを送ってもらった上でキャプチャ・引用しております。