たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「CUT」の『けいおん!!』特集の記事なんだけど付録が……っ!

まあふらふらとかってきてしまいましたともさ。
で、ふとやたら開きやすいページがあるので見てみたら。
見てみたら!
バックステージパスシール付いてるじゃん!!!
(Q、なにそれ?  A、「けいおん!」BD/DVDオリジナル回「ライブハウス!」で使われた、唯達最初のバックステージパスシール。実はよく見ると二期で唯達はバックステージパスずーっとケースに貼りっぱなしにしています)
こ、これは。……なんといわれようとかまわん。このためにでも買って良かったと思った!
布シールだよ!
 
肝心の内容ですが、小森音楽プロデューサとTom-H@CKさんのインタビューは読んで損ないです。
ヒロイン達が快活な女子高生であるがゆえに「『けいおん!』の仕事はまったく制約がない」と言いつつも、「GO!GO!MANIAC」のために27曲書いた彼の根性に拍手。でもそれすらも楽しんでいるTom-H@CKさんが大好きです。

Tom「裏方もスタッフも作家もキャストも全員が全員、すごく楽しんでる感がめちゃくちゃ出てると思うんですよね。それに尽きると思います。」
小森「逆に言えば、『けいおん!』はヒットするしかないだろうなっていうところもあって。アニメーションの質も高い、音楽の質も高い、それはヒットするでしょう?という。」

「楽しい」
けいおん!!」のテーマをかみしめられるのは、作り手が楽しんでいるから、という言葉を言ってくれるのはうれしいですね。
 
山田尚子監督のインタビューも面白いです。

山田「たしかに引きとして弱いかなというのはあるんですね。『けいおん!』って、紆余曲折があるわけじゃないので……だから悩んで何かに向かっていくっていう作品を読んだり観たりするたびに反省もするんですけど。でも、『けいおん!』はそれをしちゃいかんというか、むしろ起承転結が見えない方がいいと思っているところがあって」
「彼女たちからしてみたら、あくまでみんなとしゃべるための一個のツールとしての音楽なので。私としても、その感じで音楽を見てるんですよね」

けいおん!!』を観るカギが眠っている良インタビューでした。オススメ。
 
その他にも、「アニソンが今ホットなわけ」を解剖しており、非常に面白い特集でした。
あくまでもアニメありき。その中で音楽が冒険し、「ポップスにすり寄るアニメ」ではなく「とにかくひたすらに面白いアニソンは面白いじゃねえか」という「GO!GO!MANIAC」のような曲が売れている不思議な現象をCUTナリに解釈しているので、アニソン文化に興味がある方は是非。
そなんよね。オリコンチャートとかJ-POPと別次元の進化の過程で「アニソン」って存在している気がします。