たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「ほんとにあった!霊媒先生」のキュートさはハンパないと思うんだよね。

今更ですが、「ほんとにあった!霊媒先生」がめちゃくちゃ好きなんですよ。
作品が好き、という意味も当然ありますが、それだけではなく。
霊媒先生がかわいいということです。
 
私、裸足生足好きで(ポイント1)、前髪ぱっつん好きで(ポイント2)、三白眼フェチなんです(ポイント3)。
つまりだ。

霊媒先生が好みドンピシャなんですよ。
1巻が出たときに(ライバルは買ってなかったので)発見した時の感動をご想像いただけますでしょうか。
ここまで好みにハマるキャラなかなかいない、少なくとも三白眼キャラがごく少ないことを考えると、この出会い奇跡。OH、神よ。ありがとう。
 
もいっちょ付け加えると小学校時代に縄文時代を勉強していたとき、学研か何かに載っていた貫頭衣の子がかわいくてですね。そこでヰタ・セクスアリスしまして貫頭衣フェチだったりするわけですよ!
ほんと学研は凶器でしたねあの当時のぼくにとって。前髪ぱっつんフェチになったのも学研の他のキャラのせいです。
そもそも貫頭衣キャラなんて日本に何人もいないわけですから、ここで霊媒先生がいてくれて本当によかった!
ああ、霊媒先生。あなたと結婚したい。
厳密に言えば霊媒先生は貫頭衣ってほどでもないですがほぼ貫頭衣なのでOKさ。
 

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ちょっといきなり最初から告白して終わってしまいそうなので、「ほんとにあった!霊媒先生」の面白いところを書いていこうと思います。
といってもこの作品、コマを一個抜き出してゲラゲラ笑えるタイプの作品ではなくて、全体の流れと雰囲気が愉快な作品なので、じっくりマンガを読んではじめて面白さが伝わるんじゃないかとも思います。瞬発力で競うんではなくて、じわじわこみ上げてくるタイプなんですよね。
一応「ライバル」が少年向け雑誌ということもあって、ネタは分かりやすいです。が、この作者さん相当にオカルト・霊媒ネタを調べ上げていて、うんちくのようにぶつけてくるので、好きな人はそれだけでハマるはず。
1、2巻あたりは霊媒先生のオカルトネタメインですが、途中から他のキャラ達の個性も激しく強くなり、それはもうカオスな学校に早変わり。
で、この個性の強いキャラ達がまた、かわいいんだもう。

ハイパーバカの子、赤城チナツ。バカじゃないコマがない。
脳みそまで筋肉みたいな子ですが、このコマのように致命的にバカです。
バカの権化みたいなキャラなんですが、彼女の超絶ポジティブさが時折無性に可愛く見えるからたまらない。
この作品の重要人物であり、最大のトラブルメーカーです。

見た目はかわいいですが、織田信長が取り付いているので極めて男前な新田エリ。
かわいい顔してモノノフです。
彼女が出てくると話が信長モードになるのでテンションが狂いまくり。諸刃の剣なキャラですが、そもそもこの作品カオスじゃないことがないので全然気にならない。
信長だけど、かわいいです。いやほんと。

ゲーマー留学生のエマ。
作者さん相当なゲーマーのようで、ゲームネタの盛り込み方尋常じゃないです。彼女が最新ゲームからレトロゲームまでやっているのがミソ。パチもんサターンの話とか、PCエンジンGTノーマッドの話とか、少年が読むには濃すぎだろう(ニヤニヤ
つかこのカット反則じゃね!?
そうなんすよ、この「霊媒先生」という作品、すこぶるフェティッシュのツボを心得ている。
でも下品じゃないんです。エロじゃないんです。フェティッシュなんです。
このバランスを極めて見事に計算しつくしているからすごいんですよ。
エマは割と分かりやすくそのフェティッシュなかわいさを体現するキャラです。
○○○に興奮する女の子、○○○を激しく見つめる女の子、かわいいでしょう?
まあ、○に入るのは「ゲーム」なんですが。ゲームを媒介にすることで真剣になる女の子のかわいさ・エロさを表現しています。
こういう間接的なフェティッシュは随所に盛り込まれていて、特に霊媒先生の脚、ひょろっとした生脚のエロティシズムは、気づく人なら気づくばらまかれ方をしています。正直興奮する。
 
おほん。キャラの話に戻します。
他にも超絶貧乏少女もっさんや、唯物主義メガネ白衣女教師長良先生、死神・貧乏神・疫病神のギャルトリオなど、本当にこっちのツボを突きまくりの見事なキャラぞろい。見ているだけでもニヤニヤしてしまう逸材だらけなんです。
かわいいキャラだらけで油断していたら、くろ猫のどうでもいい話でゲラゲラ笑わせてくれる、まさに童心に帰らせてくれるような、極めて純粋に贅肉を削ぎ落したようなきれいな(オカルトまみれの)笑いを提供してくれる作品です。
基本4コママンガなんですが、半分くらいはストーリー漫画になっているのも変則的。最近はストーリー漫画の方が圧倒的に多いですね。
ちょっといい話も多いです。

特にこの、おとなしくて考え込みすぎてしまう若宮ひな子からみの回は、あったかい話が多め。この作品では比較的良心的でまともなキャラの部類に入ると思います。

……そうでもないかもしれません。
 
オカルトネタをきちんと調べて盛り込みながら、上品な笑いを惜しみなく提供してくれるこの作品。それでいて見る人が見ればフェティッシュなポイントもたくさんあって楽しめる。
とても少年漫画としてよく出来ている良作だと思います。大好きです。大好きなんです。
多分これをゲラゲラ笑いながら読んでいて、「あれ、俺ちょっと三白眼好きかも……」とか「金髪かわいい……」とか少年がヰタ・セクスアリスすればいいなーと思うのです。
下品なネタで攻めない、正統派なギャグマンガなので誰にでもおすすめできます。オカルトや伝奇系の知識がちょっとあると倍楽しめるはず。
あとは「ギャグマンガ面白いよね」って顔で、フェティッシュな少女達を思う存分楽しもうぜ!
 

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で、オチが一つ。
かわいい子ぞろいの「霊媒先生」ですが。

作者が一番かわいいってどういうことなの!?
巫女姿とか……反則だから……。
 
というわけで僕は「ほんとにあった!霊媒先生」が大好きです!!!!!
はい。
 
ほんとにあった!霊媒先生(1) (ライバルKC) ほんとにあった!霊媒先生(2) (ライバルKC) ほんとにあった!霊媒先生(3) (ライバルKC)
ほんとにあった!霊媒先生(4) (ライバルKC) ほんとにあった!霊媒先生(5) (ライバルコミックス) ほんとにあった!霊媒先生(6) (ライバルコミックス)
3巻や6巻表紙の霊媒先生の脚の描写から、そのフェティッシュ度を感じ取っていただきたい!
とはいえ、本当に下品さのないきれいな笑いを提供してくれるいい作品です(ブラックユーモアは多め)。
霊媒先生」と「エンマ」が個人的にライバルの二大巨頭。どっちも伝奇ものですが、両方少年漫画の域を飛び出して大人でも楽しめる作品だと思います。