たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

さあ、オタクとして時間配分をどう使おうか。

最近パタパタっと作業が入って、充実しつつも時間が足りない毎日を送っております。
とはいえ自分なんかは全然マシな方で、家庭を持って子供を養っているにも関わらず、ブログは毎日更新、最新の情報を常に入手、過去の作品の知識も多くて、きちんと人生を楽しんでいるオタク生活をおくっている人もいるんだからもー尊敬します。たいしたもんだ!
 

●2時間あったらなにをする?●

さて、友人と「趣味に割り当てる時間」について話していました。
たとえば、たとえばです。
1時間……だとちょっと少ないかな、2時間余裕ができたとします。
その時間、趣味人だったら何に使うでしょうか?
 
自分の選択肢はこれでした。

・映画を見る
・アニメを見る
・漫画を読む
・小説を読む
・ゲームをする
・ブログを書く
・楽器の練習をする
・新刊を買いに行く
・絵を描く
・小説を書く

こんなところ。
「楽器の練習をする」は時間帯次第ではアウト。「新刊を買いに行く」も夜中だと無理ですね。
この中でどれを選択するか、という事態に迫られるわけです。さーてどうしたものか?
 
模範解答は「好きなことすればいいじゃん」なんですが、ちょっと違うんですよね。やりたいことが多すぎる、楽しいことが多すぎる、実は「全部やりたい」んですよ。
となると、どれかを選んでどれかを切らなければいけません。
趣味でリラックスするためのはずの2時間が、「何をするか」で悩むことで困惑するという不思議なループに陥ります。
 

●取捨選択を出来る大人●

最初にあげたような「仕事をしながら家庭を守って趣味も出来る人」というのは、ファンタジーではないです。本当にいるんです。
こういう人たち、じゃあ何をどうやって趣味にあてているのか? 睡眠を削っているのか? いいえ、体調崩したら元も子もない。そうじゃない。
要するに趣味の取捨選択をしているんですよね。
広く深く興味を持ちたくなるのがオタクのサガ、というか人間のサガ。
自分は「色んなものを知りたい」「知らないともったいない!」と思ってしまうタイプです。すげー焦るんですよね、知らない音楽聞いたら「うわ、これ聞いてないのもったいない!もっと聴かなきゃ!」と、面白いアニメ見たら「この監督のほかの作品見たい!見てないのもったいない!」と。で、パンクして結局見きれず聴ききれず遊びきれず、積んでしまう。ああ、悪循環。
友人で「ゲームは好きだけど、俺は漫画を読むのを第一にしたいからゲームはしないことにした」という人がいます。もうバツンと切ってしまうんですよ。似た様な理由で「小説に専念したいから漫画はほとんど買わない」とか「ゲームに打ち込みたいから本はあまり買わない」という人も。
趣味を「切る」、というとなんだか切り捨てるみたいでもったいない響きに聞こえますが、実際「切る」勇気は必要です。時間は有限。どれかを深く味わいたいなら、どれかを切らねばいけない。
逆にもう完全に開き直って、「浅く広く」をモットーに生きる人もいますね。深追いはしない。おいしいところは追えるだけ追って、それ以上は諦める。
優柔不断な自分には難しい結論の一つですが、これ、結構趣味人には重要な決断の一つだと思います。
 

●時間の有効活用●

もうひとつは、時間をいかに利用するかです。
先ほど「2時間自由な時間ができたら」という例を挙げましたが、逆に「時間がないなら作る」というのも重要です。
一番使いやすいのは電車の通勤・通学時間。この時間を読書に当てている人はかなーーーり多いでしょう。最近はPSPやDS持ってるサラリーマン増えましたねえ。ようは暇つぶしじゃなくて、この時間を趣味に当てている。電子書籍などが普及していけばさらにこの手を選択する人は増えると思います。そういう意味で電子書籍期待していますよ!
あとはトイレとお風呂。特にお風呂読書はものすごいよいです。 なんせ他にすることないですしね。
最近はお風呂用テレビやお風呂用スピーカーもあります。それは「優雅な遊び」というよりも、「時間を有効活用する趣味人のため」と言ってもいいかもしれません。

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いやあ、便利な時代になったもんだー。
お風呂読書、本がしめるんじゃないか?と思われる方も多いと思いますが、意外と平気です。ただしカバーははずさないこと、本のカバーの上にブックカバーはしないこと、挟んでいる紙はとりはずすことがポイントです。
あとは食事をしながら本を読む方もいるようですが、自分もやってみたところあんまりうまく読めないのでおすすめしづらい感じです。アニメなんかはご飯食べながら見るとちょうど1本見られる、なんて人多いですね。昔は「ながらご飯はだめ!」とか怒られたものですが、時間を作るためだし、ねー。
あとはアニメ・映画の場合は「アニメダイエット」も意外と有効。ようするにアニメ1本や2本(30〜50分程度)を、踏み台昇降運動などしながら見るというもの。単調な方がベスト。2本見ながら運動出来るようになったら結構体力付いていると思います。
 

●「なんでそんなにこだわるの?」●

俺の妹がこんなに可愛いわけがない』でも出ていましたが「そんなものどうするの?」「なんでそんなの好きなの?」は言われるとグサッ!と来ますね。この作品そういうところをちゃんと押さえているから好きだわ。
はい、全くもってその通りです。
いくら時間を有効活用するように絞り込んでも、オタク趣味は時間の無駄かもしれません。役に立たない物に見えるかもしれません。時には笑われるかもしれません。はい、そのとおりです。人生と趣味どっちが大事なの!と言われたら、そりゃ仕事とか勉強とか、人生ですよ。わかってるのですよ。
でも、でもさ。
好きなんだよ。「そんなもの」が。
理由を聞かれてもわかりません。好きで好きで好きで仕方ない! それがたとえ他の人から見て全く価値のないものに見えても。
だから、時間をひねり出して、足りない時間を補って、好きなものに没頭します。桐乃があやせに言っていた、頑張っている自分も「私」、アニメやエロゲーが好きな自分も「私」、どっちも「私」ってのはグッと来ますね。
好きなモノがあって、それに夢中な自分を否定したくない。
だからなんとか時間をひねり出していきたい。自分の趣味を整理していきたい。
「文武両道」じゃなくて「文武オタ両道」ができたらいいなー、なんて夢想する日々です。
 
まあ、まずは部屋の整理なんですけどね……。
自分が読んだ本がどうしても見つからなくて本の山をあさっていたら、トイレに置いてありましたよ。どういうことなの、なんでトイレで読んでいたこと忘れてるの……?
 

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余談。
最近は「なにもしない時間」がいかに大事かわかるようになってきました。
「なにもしない」って、立派な趣味、ですよね。
あと、自分最近小説読むとき喫茶店に行くようにしてます。
優雅っぽく見えるかもですが全然そんなんじゃなくて、単に家にいるとジャミング的にインターネットとかゲームとか仕事の残りとかに気がひかれてしまうので、「それしか出来ない環境」を作らないといけないからです。
作家さん漫画家さん、同人をやっている人なら「プロット作りはファミレスや喫茶店で」という人が多いの、よーくわかる気がします。「それしか出来ない環境作り」ってものっそい大事ですね。そのためのコーヒー代。