たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「俺の嫁」でありつつ「○○の嫁」であることを肯定してみようか。

TVアニメ 魔法少女まどか☆マギカ キーホルダー キュゥべえ[ブロッコリー]《予約商品06月発売》16%オフ あみあみ本店
キュゥべえキーホルダーがめちゃくちゃ可愛いんですよ。
まじで。これなら買うわー。本体は腹立つけど。
なんだかんだ言ってキュゥべえ好きですしね。
 
さて、それはさておき。
ツイッターで「これかわいい!」と話していたら、知人でキュゥべえと杏子と杏子とさやかを買う」と言う人がいました。
保存用ですかー。と思ったら意外な答えが。

「ひとつは私とのカップリングです」

な る ほ ど !!!
ああ、なんで気づかなかったんだろう。
今、猛烈に目から鱗が落ちまくりました。
 

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自分は極度のカップリング厨です。
アニメやマンガを見たらまずカップリングつくるみたいな。
まあ、「まどか☆マギカ」の鉄板でいえば、ほむら・まどか、杏子・さやか、まどか・マミさんなどですね。他にもありますが。
たとえば杏子とさやかって、物語においてもものすごい密接な関係を築いているため、そこに入れないんですよ、ぼくらが。
男女カップルでも、女同士・男同士でも全部同じ。
カップリングを楽しむと自分が不要になる。
百合姫」で連載された「百合男子」がまさにそれです。

男なんかいらない、女の子同士がいいんじゃないか!「百合男子」増加中!?(エキサイトレビュー) - エキサイトニュース
究極的に「自分っていらないんじゃないの?」「はたから見ていられればそれでいいんじゃないの?」となる。まさにこれ。
「百合男子」は的確な言葉ですね。肉食でも草食でもない。自分の存在を消すのです。これは男女問わずありますね。

 

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友人とも話していたんですが、たとえば「まどか☆マギカ」の杏子に対してものすごく性的な視線は寄せるわけですよ、男性として。
「好き」ってことです。
でも杏子にはさやかがいるから……といって引くのがいわゆる「百合男子」。
その友人とは「ぱにぽにだっしゅ!」の頃からこの悩みについて話していたことがありました。
ぱにぽにの芹沢はかわいい。しかし芹沢には来栖ちゃんがいる。
ならば俺はどうすればいい。
芹沢から生まれればいいんじゃないか!?
 
アホな発想だなあとお互い思っていましたが、でもある意味究極的な位置づけとして自分の入り込む余地がそこしかないんですよね。
親族になる、ということ。
兄とかお父さんでもいいんですが、できれば自分が下から見守る立場にいたいので、息子とか弟のほうがいい。
もう何言ってるんだの世界かもしれませんが、実はそれを叶えているキャラがひとりいます。
けいおん!」の田井中聡です。
律には澪という切っても切れない関係の友人がいて、その律澪カップリングに萌えるわけです。
じゃあぼくらはどこにいけばいいかっつーと、聡の立場になればいいんですよね。すごい近い距離で、かつカップリングを観ていられる。
原作にないキャラで、みんなに愛される男性キャラ登場させたアニメスタッフ偉大すぎです。
 

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もう一個、このジレンマを解消する方法が、先程も書いた「俺の嫁でもあり、○○の嫁でもある」という楽しみ方。
両方肯定してしまうのです。
すごい不思議というか、熟練の技だと思います。ようはパラレルなのです。
 
たとえば。
杏子が好きで好きで仕方ないとします。
ならば。
・杏子と自分のカップリング。
・杏子とさやかのカップリング。
この二つを両方許容してしまえば一番楽しいんじゃない?という考え方です。
 
意味が分からん!という人もいると思いましたが、ぼくにはほんと目ウロコでしたね。
たとえばぼくは熱狂的な「WORKING!!」の山田(仮)ファンですが、山田(仮)・相馬さんのカップリングも好きなんですよ。
でも山田(仮)と「俺」が結婚したいくらい好きなわけです。
両立できない!
 
いいえ。
両立してしまえばいい。
相馬さんの嫁である山田(仮)と、俺の嫁である山田(仮)がいればいい。
想像力の世界ですから、何を考えても問題ないわけです。自分の中であるならば。
このパラレルな世界両方を許容できたら、これは楽しいですよ。
 

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「いやそれはない」と捉えるなら、それはそれでいいと思います。
個人的にはこの「パラレル嫁」は楽しみ方としてありだなーと感じました。
 
逆の話も聞いて、ははーと納得しました。
たとえば僕は「けいおん!」なら田井中律が、「WORKING!!」なら山田(仮)が、「ストライクウィッチーズ」ならエーリカが、「みつどもえ」なら宮下が好きなわけですよ。
でそんな話を知人にしたところこんな答えが。

「それって浮気じゃないの?」

な る ほ ど。
オタクのキャラへの恋心って、理屈で語れない特殊で面白いものよね。