たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

意外と役立つ性知識、色々役立つラッキースケベ。「ほけんのせんせい」

タイトルでワンクリック余裕でした。
男性の保健教諭と女子中学生のえっちコメディなんて!
昨日割と重めのロリコンネタだったのに今日はこんなにライトでいいのかって?
もちろん。人生はバランスです!
 

●Q・このマンガは性教育的に役に立ちますか?●

この作品、ジャンル的には「爽やか系性教育ブコメディ」となっています。
分かりづらいようで分かりやすい!
具体的に言うと、ないしょのつぼみ」より性教育の中身は科学的でガチンコ、エロ分は高め、という感じです。
内容のベクトルは大分違いますが、それは後述。
で、問題は「性教育」ってことですよ。
性教育ってからには役立つのか?
答えとしてはめちゃくちゃ役立ちます。
ただし。
女性の性教育に限る。
現時点では。このへんが「らしい」ですね。
まあそれはさておき、意外なほど本格的。
例えばおっぱいが何でできているのかは多くの大人でも知っていると思いますが、おっぱいには靭帯があるというのはなかなか普通知らない。しかもその靭帯の名前とか聞かれても直ぐに出てくる人はそうそういないのではないかと。
他にも女性器の洗い方とか、ひとりえっちの効用とか、陰毛とか。
……うん、女の子の性教育ばっかりだけど問題ないな!
 
この作品で一番の性教育はというと、性教育をする際は真面目に教える事が一番大事というのを描写しているところだと思います。読むのはおそらく中学生よりも大人が多いと思いますし。
教える側になった時どう対応するべきかがきちんと描かれている点はすごい。コメディではありますが、そこはブレていないのが見事です。
保健教諭の先生はネギ先生なんじゃないかってくらいのショタ顔美少年風大人なんですが、これが軸にあるので「小さいのに大きく見える」描写に長けています。
今後男性のほうの性教育も描かれるかもしれませんが、その時は……先生が!?
 

●Q・このマンガはエロいですか?●

エロいです。
ええ、はっきり言います。エロいです。ラッキースケベ連発どころか連射です。
日常生活→事件→ラッキースケベ→真面目な性教育→ラブコメエンド。
非常に安心してラッキースケベ期待していいです。
個人的にはヒロインの友人七海の陰毛の話で非常に興奮しました。
いいねー。実にいいです。
とは言っても、「To LOVEる」的ストレートなエロ表現は比較的少ないので、過度に期待しすぎないのがいいと思います。
逆に想像力を働かせるタイプのエロは多いので、そういうのが好きな人は期待オーライ。
 

●Q・このマンガってラブコメですか?●

ここが微妙なんですよね。
表紙の折り返しにはこんなことが書かれています。

「中学校にこんな保健の先生がいたら……」という乙女的妄想と、「女子中学生かわいい」という年寄り的妄想が谷村の中でフル回転なマンガです♪

あーなるほど。この不思議な違和感は「男性目線エロ」と「少女的憧れ」が入り乱れているからなのか!
ちょっとずれればエロコメだと思うんですが、そうじゃないんですよね。

なんてことないコマですが、この距離感が一番的確なカットだと思います。
先生とヒロイン神崎あさひ。色々ラッキースケベなトラブル連発しすぎてあさひの方が微妙に距離をとっている状態です。色々嫌っているような状態から始まります。
なんですが、先生すごく性教育に関してはしっかりしており、大人なんです。
そんな先生を見て、背は小さいし童顔なので極めて少年っぽい先生なのに、大きく頼れる理想の男性像として描かれているんですよ。
ここがさっき言った、この作品独特のベクトルです。エロコメディ成分多めでありながらも少女漫画している。
少女っぽさとエロ視点の狭間感にキュンキュンきます。後味が悪くないのも、この両面がバランスいいからだと思います。
随所で「あー、まったくけしからんな!(笑顔」となるシーンがあるので、ラブコメ要素があっても逆に安心だったり。

このコマとかいいですよねえ。
せっかく感心していたのに台無しにする天然先生。しかもなんだか会話がエロい。あっぱれであります!
 
この手の作品は本当に継続が一番難しいと思うので(性教育ネタがどこまであるのかが!)、今後に大いに期待です。
それを乗り越えてラブコメ分とエロ分を保ち続けていったら偉大!
あとはぜひ、あさひさんが陰毛生え始めたらそのネタは見たいです。
願望です。