たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

台風だったし、パトレイバーの話でもしようか

台風でしたねえ。
台風と言えばパトレイバー映画版ですね。

1989年作品ですよ。
20年以上前ですよ。PC持っている人が少なかった時代。もしかしたらうちのサイト見ている方で生まれていない人もいるかもしれません。
その時点で「コンピューターウイルス」の脅威について描いたってのもすごいし、レイバーの暴走が台風によって作為的に引き起こされるという設定もイカしすぎです。
いやあ、すごい映画だった。いま見ても本当に面白い。
台風が来るたびに、これを思い出してなりません。
 

                                                                                                                                          • -

 
ちょっとつらつらと適当にパトレイバーの話でもしてみます。
本当にパトレイバーはドはまりした作品でした。マンガ・OVA・テレビアニメ・映画・小説・音楽とどれをとっても記憶に残りました。
実は幼い頃それほどロボットアニメってみてなくて、どっちかというと魔女っ子ものの方がよく見てたんです、ぴえろのとか。
ところがパトレイバー見たときは、キましたね。脳に。
 
何がキたかって、乗ったら酔うんですよあれ。
ヒロインの泉野明以外、最初乗ったらゲロンゲロンに酔うって聞いて、僕の中の科学好奇心がビビっときたわけです。
もちろんリアル系ロボットが今までなかったわけじゃないとは思いますが、すごい身近なんですよ。
車みたいな扱いじゃないですか。なんのために作られたかというと土木作業用ってのも、あーそうだよそこなんだよなーって。一番ロボット的なものが必要なのは工場と土木作業ですもんね。
で、メカフェチ達が集まって、人間型のイングラムを作る……浪漫ですねえ。
歩く時のバランスを上手く取るための仕組みや、マニピュレータの描写とか、もう脳髄にガンガンきました。
好きなレイバーはヘルダイバーです。あれは酔いそうですねものっすごく。でもデザインは最高峰にかっこいい。自衛隊として機能的になっているのもまた、魅力。
 
銃器もいいんだなあ。
ミニパト」(劇場版3のおまけの短編)でも延々と解説されてますが、ぼくを銃器好きにしたのはパトレイバーでした。ディティールを説明してくれるとがっつりはまるんですよねえ。
香貫花クランシーが持っていた銃は、なんというかこう、ウニャムニャですが。
 
おそらく、パトレイバー見て育って、今ロボット工学の第一線で活躍している人、結構いると思います。
ガンダムパトレイバーベクトルと、アトム・ドラえもんベクトル。
2000年にはもう実用化されている(作中では)レイバーですが、残念ながらまだまだ道は遠いですね。
二足歩行は本当にハードルが高うございます。しかも二足歩行である必要がそもそもまだないですもんね。
最終的には人間型にたどり着くのでしょうが……いや、たどり着くよ!
そんな夢が爆発的に脳内に広がったのがパトレイバーでした。
ガンダムとかも好きです。ただし前提としてファンタジーなんよ。そこがいいんだけど。
パトレイバーもファンタジーだけど、実現可能なファンタジーだってところがもう魅力的。
 

                                                                                                                                          • -

 
で。
ここまでロボットや銃器に凝っているのに、凝っているのに……レイバーの出ない回が多い。
初期OVAからしてそうですもんね。TV版でのはちゃめちゃっぷりもすごかったですが、後期OVAではグリフォン回半分、特車車両二課第二小隊のドタバタ半分という比率っぷり。
全くロボットの出てこないロボットアニメたぁ驚いた。映画版2もシリアスですが割とそんな感じですし。
人間がとにかく魅力的。
出てくるキャラクターに無駄がないというか、整備班のどうでもいい連中ですら「どうでもいい」という個性がある。
あーそうか。今思えばモブキャラに個性がある作品がすきになったのはこれがきっかけかもしれないなあ。
メインキャラは当然個性の塊。特にカミソリ後藤さんインパクトは絶大でした。
かっこ良くてひょうひょうとしていておっさん。このバランス見事に保ったキャラでした。
野明の天真爛漫さと苦悩、遊馬の吹っ切れない悶々さ、瞬間湯沸かし器ながらも役に立つ太田さん、進士さんのサラリーマンっぷり、最終的に頼りになるひろみちゃん。いやあ、良いバランスです。あるいは悪いバランスです。
途中から出てきた香貫花クランシーと熊耳武緒さんの美しさときたら!
当時は「香貫花派と熊耳派」で真剣に語り合ったものです。
ぼくは熊耳さん派でしたが、今は両方好きです。
あと南雲さんなー。南雲さんは最高ですよ。特に映画版。あとOVA版でラブホテルに入っちゃう話とか。
整備班だと榊さんのおやっさんぷり、いつもの押井守キャラシバシゲオ。エロ本のために闘う火の七日間はいま見ても笑えます。はぜのひもの。
 
パトレイバーが輩出した傑作キャラとして、今でも最高の悪役の一人だとおもう、内海課長またはリチャード・王。
「悪いことをしたい」「私利私欲のために奪う」というのではなくて、自らの欲求のために「手段のために目的を選ばない」というのが強烈なインパクトで、幼心に衝撃でした。最初なんだかさっぱりわからなかったですが、今ならちょっと分かる。
悪役……まあ悪役か、犯罪ですもんね。レイバーのような機械が出てきたら、いずれ出てくるであろう未来予測の犯罪のテストケースとしては最高の描写だと思います。
 

                                                                                                                                          • -

 

88年制作のOVA版。ゆうきまさみカラーが強め。
やっぱりゆうきまさみヒロインといえばショートカットだよなあー。原田知世的な。
さんごちゃーん。

個人的に一番好きなパトレイバーの曲。コンディショングリーン。
テンションいやがおうにもあがります。
このオープニングトークがいいんだ・・・。

OP一期はこちら。そのままの君でいて
 
ちなみにこんなのもあったのよ。

今としては貴重なOVAのCM。面白い映像です。
 
勢いで書いたので内容雑ですが、改めてちゃんとアニメ・マンガを見なおしてパトレイバー記事書きたいですねえ。
本当に大好きな、自分の構成要素になっている作品です。
 

BD-BOX買おうかなー。