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広橋涼さんの素晴らしい演技ベスト3

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うおおお面白い企画やりやがってー!
というわけで、これらのナイス記事にインスパイザ・ネクスト日立されたので、ぼくは大好きな広橋涼さんの素晴らしい演技ベスト3をざっくりあげてみようと思います。
 

●第三位・灰羽連盟 第二話●

「レキ、私は心配ないから寝て」
「ラッカが寝たら寝るよ」
「もう、寝たよ」


三位は悩みに悩んで灰羽連盟のラッカ。
ほぼ同率でケロロ小雪ARIAのアリス・コヨーテラグタイムショーのフランカ・ぱにぽにだっしゅ!の白鳥鈴音・戦国コレクション北条早雲恋愛ラボドラマCDのエノなんですが、ここは自分に素直になって好きな作品の好きなシーンということでラッカ。
ラッカは広橋涼さんの演じるキャラの中でもかなり極度におとなしいタイプの珍しい子ですね。
ラッカ自体がかなーり、全くの異質な世界に飛び込んできて不安で、ここにいていいんだろうか、でもみんなこんなにも私に優しくしてくれる、と思いが交錯している状態なのが前半。
自分のことで精一杯のはずなのに、気を使ってくれたレキにその思いを返したいと一歩踏み出すのがこのシーンです。
灰羽連盟は特になんでもないセリフが、そのキャラクターの思いを的確に表現していてとても好き。
その最初の最初が、この台詞のやり取りだと思います。
広橋さんはこういう「思いやり」のセリフをさり気なく演じるのが極めて上手い。

 

●第二位・WORKING!! 10話●

「未来の山田は……出来ます」


画像は8話のものです。
なぜかって? かわいいからさ!
「山田葵=広橋涼」なんじゃないかってくらい見事なキャスティングの「WORKING!!」。どのキャラもはまり役+演技がうますぎて、何度も見返した後改めて音声だけ聞いても満足できるくらい完璧でした。二期はまた演出が随分と変わりましたが、これはこれで間の使い方が独特で面白いんすよなー。
にしても「どの発言がいいか」と言われると無数あがるくらい、山田(仮)の発言は全てGOOD!
大体の場合、特に膠着状態に陥りやすいワグナリアにおいて、山田(仮)がしゃべると大抵は動き始めるといっても過言ではないくらい(というか事実そう)、山田(仮)の発言は素晴らしく切りこんでくる。
悪く言うと空気読んでない。
良く言うと……良く言わない方がいいのでパス。
 
ああ、君にはわかるだろうか。
マンガで読んでいて最愛だったあの山田葵が。
マンガ時代一部の人に「ぽぷらかわいい! 伊波さんprpr! 八千代さんラブコメ! 山田?山田はないね(笑)」と言われていたあの山田が(まあ仕方ないけど)ですよ!
アニメでこんなにも優遇された上に、一気に山田ファン(通称・山田スト(今考えた))が増え、プライズやねんどろいどではなくスケールフィギュア一番乗りを果たしたのが山田だという快挙!
山田はかわいいのです!
山田はうざかわいさがいかに素晴らしいかを切り開いたフロンティアなのです!
いや正直本当にウザいシーン多いです。これをかわいく見せたのは、アニメスタッフの山田愛と、広橋さんの演技の見事さに他ならないと言ってもいい。
あの華奢な体から出る適当なセリフがいかに素晴らしいか!
 
ああ、山田葵、愛してる!
一緒に暮らして耳元でささやいてくれなんでもいいから!

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山田葵に出会えて、生きていてよかったと心から感じた。
 
あ、でも一位ではないのです。僕の中で。
一位は、特別なんです。
 

●第一位 カレイドスター第一話 ●

ぼくの人生を変えたアニメの一つです。
希望、挫折、挑戦。これを毎話繰り返し、才能だけでは越えられない壁、勝ちと負けのあるシビアな世界、「夢を貫き通す」なんて甘っちょろい言葉だけどこれを信じないで何を信じるんだとつきつけてくるすごい作品。
見たことのない人は今すぐ見てください。
もう公式の第一話をまるまる見ていただいたほうがイイ!
一話の動きと演技だけでどれだけすごいか、わかるはず。

「聞こえないの?」
「いやです。やらせてください、私ちゃんとやってみせます!」

「私……どうしても…カレイドステージに入りたくて…」
「そのために観客はあんなみっともないショーを見せれたっていうの? もうわかったわね、自分がどれだけ甘いか」
「…はい…」
「あなたの居場所はここにはないわ」
「………はい…」

「ポリスさん!私合格しました!合格できました!」
「そうかよかったな、オレは信じてたよ。今日からオレはそらのファン1号だ!」

どのシーンをとっても、広橋涼さん演じる苗木野そらのセリフはまったくもって素晴らしい。
この他、全編を通して「レイラさん!」と先輩のレイラさんに語りかけるシーンは全て素晴らしい。
同じセリフでも、ほんの小さな抑揚でレイラさんとの関係を見事に演じきっています。
 
ぼくが広橋涼という声優に魅了されたのは、まさにカレイドスターがあったこそです。
もちろんこの前に灰羽があるので、意識はしてはいたものの。
元気で、明るくて、前向きで、でも挫折して、苦しんで、血を吐いて、心が折れて、泣いて。
だけど立ち上がって、誰かと共にいようとうでを伸ばして、振り絞るように叫んで。
一話の「…はい…」は見てもらえばわかりますが、本当に小さな演技で彼女の「諦めきれない心」「自分を押さえつける心」の両方が入り混じる演技です。
こういうのが全編にあります。基本そらは超ポジティブ少女なので、「やるといったらやる!」と元気いっぱいなのですが、世間の波がそれを許さない、というリアルさが魅力。
「根性があればなんでもできる」、いや、できない。脱落していく人も描かれます。そんな甘くない。
彼女も何度も心折れます。
広橋さんの演技は、ポジティブキャラを演じるのにはもってこいの元気ボイス。「やるぞー!おー!」と言わせたら(僕の中で)日本一なんですが、それだけじゃ深みってないんですよね。
彼女の演技がすごいのは、挫折すること、痛みを感じること、相手に慈しみを心から持てることにほかなりません。
 
どれだけ、彼女が泣いているシーンに救われたか。
泣いているシーンに救われるって変ですが、他の子よりも恵まれた体躯を持っていて、はるか先を行くようなすごい彼女でも、苦しむことがある、ツライことがあるというのを見られると、「ああ、ぼくだけがツライわけじゃない、人間はみんなつらいんだ」と理解できて、心から安心したんです。
挫折してから立ち上がるのは、3倍は苦労が必要です。その3倍の苦労をも演じきりました。
挫折から立ち上がって全てを解放する様子にはカタルシスもありますが、それでも思い通りにいかない結末を迎えるからこの作品はすさまじい。
「信じればかなう」。そうかなう。でも「信じていてもかなわないこともある」。
それでも、言葉にできず、声にすらちゃんと出せず嗚咽をもらす苗木野そらは、僕の永遠のヒロインです。
 
ギャグやコメディのテンポもよく、あと脚フェティッシュへのこだわりが尋常じゃないアニメなので、是非そこからでもいいので見ていただきたいアニメです。
そら、レイラさん、ロゼッタ、ミア、アンナ、メイといったキャラクター達のいずれかに惹かれてくれたら、ぼくとしては最高に嬉しいです。

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BD-BOX化はまだなんですかねえ……(震え声
もしできれば、もし音源が入手できるのなら、「インターネットラジオ カレイドスター そらとレイラの すごい ○○」も聞いていただきたいです。
キミキスラジオもそうですが、ラジオでの広橋さんは最高よね……。