たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

地下闘技場の少女達の暴力とエロス!大好きです!『快感少女ナックルズ』

 
このマンガがすごい!とは言わないけど、好きなんだよこういうの」っていうマンガって多々あると思うの。
「俺好み」という枠。
『快感少女ナックルズ』はまさに、「俺好み」マンガです。ではどのくらいすごいの?と質問されると「いや、すごいとかっていうよりなんというか、ぼくが好きなので……」としか言いようが無い。
というわけで「ここが好き!」だけ書いていきます。
フィーリングが合う人には読んで欲しいし、合わない人にはとことん合わない、でも好きなの!
 
1・性転換ヒロインだから。
はい。性転換大好きたまごまごです。
好きなんだから仕方ないだろう!!
表紙の股間の間から見えている少女は、元は男です。
とある秘密を知ってしまったために、女性の身体にされてしまいました。割りと偶然なんですが。
かなり変わったタイプの女体化でして、一回殺すつもりでドロドロに溶解させられゴミ袋に入れられた所、気づいたら女性の身体になっていた、というサナギからの羽化タイプ。
精神は男のままで、身体が女性というパターンです。
彼女は(彼は?)自分の身体をもとに戻すため、地下闘技場の命懸けキャットファイトに挑むことになるのです。
ね、ここだけでワクワクするじゃん! 興奮するじゃん!
……ごめんなさいちょっと興奮しすぎた。しない人もいるよね。
 
2・金と陰謀渦巻く、地下格闘クラブ(女の子に限る)
舞台は、謎の組織、カジノと賭け格闘技が行われる秘密クラブです。
ここでの地下格闘は、女の子のみのキャットファイト
というのも、レディと呼ばれる仮面の女性支配人が大の男嫌いで、女性にしか興味がないため。
このレディがまた強烈に冷酷で、カジノですってしまった人間の借金のカタに、娘をあれこれしてしまうほど。
レディも恐ろしいですが、見に来ている観客も大金を賭けていますから、半端な試合は許されない。
出てくる女の子たちは流血沙汰当たり前状態のバイオレンスな試合を繰り広げます。
いいねいいね! 女の子同士の殴り合い蹴り合い殺し合い、好きだよ!
まあとはいっても、グロ描写はあんまりないです。フォークで串刺しにするシーンがありますが直接は描かれませんし。
 
3・エロスとバイオレンス
女体化した主人公のあきらは、格闘技はまあまあできるものの、百戦錬磨の女性たちに叶うほどの技術はさすがにもっていません。
しかし、彼(彼女?)には必殺技があります。
右手で超振動を起こす、その名も「共鳴拳」。
これをどう使うかというと、相手の女性選手に触れることで、激しい快感を与えて失神させてしまうという……。
馬鹿かー!
ああ、好きですこういうの。本当にアホだな!(褒め言葉
そんなわけで、あきらが技を使うと女の子が快感にあえぐというエロスたっぷり。
女好きのレディの、女同士のセックスシーンもありますし、エロ成分は満タンです。
格闘なので、バイオレンスなシーンも多めです。と言っても先に書いたように、うまいことぼかしているので、そこまでエグいシーンはないです。
ただ「エグい」の感覚は人によって違うかもしれないので一応書いておくと、ギロチンチョークで白目むいたり、賭けに負けたおっさんが選手の少女をスタンガンで気絶させるシーンはあります。
この被虐の顔の描き方が、相当にエロいです。
エロスとバイオレンスをぴったりくっつけた、という意味では、共鳴拳のトンデモ設定もある意味この作品らしい象徴的なものなのかもしれません。
 
4・ニャン田がかわいい
あきらのコーチ役であり、邪魔者であるお供キャラにニャン田こと南田がいます。
ニャン田がこれがまたいいキャラでねえ……噛ませ犬的な役割なんですが、えげつないお金への執着心と、こずるい適当な性格が魅力的なんですよ。
猫耳をつねにつけていて(付け耳です)、猫ファイターとしてブイブイいわせているそこそこ強いファイター。
最初はあっさり負けるので「ニャン田弱くね?」と思わされるんですが、後半あきらに寝技を教えるシーンでの彼女の身体の描写がすごくいい。
むっちむちながら、しっかり固め技・絞め技を決めてくる実力派ファイターなんです。
と同時に、いい性格をしているせいかすごい「やられ役」でもあります。図々しい分、痛い目にもしょっちゅうあいます。
あーいいわー、ほんとうざったいのョ。かわいいのョ。
あきらとニャン田の練習シーンはもっと見たかったです。レスリングで絡み合う肉体エロい。
 
5・問答無用展開
この話、女体化や共鳴拳、ニャン田の存在でわかるように、もう根底からはちゃめちゃです。
だけど、エロスとバイオレンスに特化し、ケレン味あふれるネタを盛り込むために設定を調整するくらいの勢いに満ちています。
一巻後半に出てくる敵なんて、もう理解の範疇外なんですよ。どうしてそれができるの?
でもなんか、いいんですそれで。異形じゃない「キン肉マン」だと思えばいいと思います。
とにかく勢い抜群なので、そこに乗れれば本当に楽しい娯楽作なんですよ。
 
個人的要望としてはもっとバイオレンスを増やして欲しいとはちょっと感じます。
というのも、スタンガン気絶ニャン田が猛烈にエロすぎて、ここまで描けるならもっと見たい!と感じたから。
でもモバMANだと、おっぱいはOKでも暴力には厳しいのかなー。
女の子いじめができる作者さんだと思うので、期待したいんです。
 
女体化+格闘技+うざかわなんて、なんてぼく好みな。
ニャン田ー! おれだー! もっといじめられろー!
 いい尻だわー。
……あっ、今日も戦闘少女だ!