たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「シンデレラガールズ」というおもちゃ箱を見て、思ってきたこと


どうしても「みしろ」って覚えられない……。
やっぱ動くとテンションあがりますねえ。
電撃 - アニメ『シンデレラガールズ』最新PVでメインキャラなどがついに判明! 鳥羽Pがさらなる詳細を語る

 基本的に『シンデレラガールズ』はソーシャルゲームなので、キャラ設定以外のお話がほぼ無いんですよ。そもそもプロダクションも765プロみたいなものではなく、プレイヤー各々が作るものですし。各キャラクターカードの関係もすごく限定的なんですよね。ニュージェネレーションのような決まった括りや、“あるキャラ同士は仲がいい”などの設定はいくつかあるのですが、ほとんどのキャラクターが独立しています。まずはそれを一旦整理して『アイドルマスター』のフォーマットに落としこむ作業をしました。

ここを読んで安心したかなー。
ようは「これが本編」ではなく「アニメシンデレラガールズ」と「俺のシンデレラガールズ」は別として楽しんでねと。
 

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艦これにしてもシンデレラガールズにしても、アニメ化の時に気になるのって「それが基本になる」こと。
……いやこれはあれだな、アイマスがアニメになる前にも思ってたことなんだけども。
 

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なーんつかさ、ゲームって、一本筋じゃない限り、自由に想像するのが楽しいじゃん。
箱と枠を設けて。
キャラクターはこれですよ。
こんな設定作ってみましたよ。
イベントとかゲーム性はこのくらいですよ。
 
あとは全部君たちのものだ、自由に遊んでくれ。
世界をな。
 
……という作品が好きなのね。
まー、「ゲーム」よりも「想像」が好きなんだとおもう。
妄想?夢?幻覚? なんでもいいや。
 

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モバマス(そろそろ名前「デレマス」とか「シンデレラガールズ」とかにした方がいい?)は、この欲を最高級に満たしてくれた。
だから開始当初からガラケーでドはまりして、スマホになったらスマホに変えて。
お金は多分そんなにかけてない。(微課金くらい)
イベントを楽しむより、キャラ見て夢想するのがひたすら楽しくて。
 
自由だからね!
ものすごく限られたセリフ数。
ちょっとしかないキャライラスト。
変なとこに細かい設定。
これだけあれば、遊び道具としては完璧でしょう。
極端な話、この数値とかセリフとかが載ったカラー印刷のカード揃えるだけで、楽しみ続けられる自信あった。
 
っていうかモバマスやってる人は殆どの人がそうじゃないかな。
新カード来た時いくらでも話題出せるものね。
 

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そう、おもちゃだった。最初は。
でもねー、人間って不思議なもので、スイッチ入る瞬間あるんだよなあ。
恋みたいな恋じゃないやつ。
「萌え」って言われたらそうなんだけどもうちょっと違うなんだろううーん。
恋か。
 
モバマスキャラへの恋は、ちょっと尋常じゃない。
アニメやマンガのキャラへの恋って、ストーリーを把握した上で、キュンとなるわけじゃない。
BLや百合やノマカプなら、ある程度キャラの生い立ちや背景を知っての上で関係性を見るじゃない。
 
違うもんね。
ほんと少ない情報でこっちの想像力を刺激して、あとは自由に想像が広がるがままにする。
勝手に、自分の好みの(あるいは想像が故に面倒くさかったり嫌味だったり)キャラクターをイメージして、形作って、恋をする。
 
それって自己愛じゃん。
いいじゃん自己愛。自分好きになるなんて最高じゃん。
 
そうして自己愛の結果好きになったキャラクターが、大槻唯、本田未央、松尾千鶴でした。
 

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最初は大槻唯一筋でした。
でもこれは恋じゃないねー。
Pです。プロデューサーです。
 
(ここからめんどくさいオタクの話です。設定は全て俺です)
 
大槻唯ちゃんは、ガンガンPにアピールしてくるわりに、うまーく人間関係の距離を保っている。
ぼくはそこに、輝きを感じたわけですよ。
無理せず、自然体で、色んな人のことを好きで。
つかず、離れず、処世術がうまいというのではなくて、天性の距離感の取り方を知っている。
最初期にノマガチャでカード見た時に、キラキラしてたんだな。ノーマルカードが。
 
この子と一緒に行こうって。
「アイドル」って言葉はぼくにはよくわからない。
けれど君は、多分、きっと、いや僕から見て間違いなく、アイドルだ。
 
ただ、こんなぼくなので、「いいカードゲットして走るぜ!」とはならず。
相場が落ちてきたらトレードするくらい。
それよりも大槻唯ちゃんのこと想像する時間のほうが貴重だったから。
 
今は、ぷちデレラでまさかの大抜擢。
大槻唯ちゃんはゲーム内でも、かなり恵まれているキャラクターなので。
ぼくは今なんの不満も抱いていないです。
声つかなくても、全く不満ないです。
今が満足。出会えたんだからねえ。十分だよ。
これ以上何かあったら(声がつく・アニメに出るなど)、逆に一緒に歩んでいた道を彼女がひょいっと離れていきそうで怖いくらい。
(多分このへん心理学的に研究したらなんか出るよ多分)
 

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完全に「恋だ」と思ったのは、本田未央でした。
なんでだろう?初期キャラなのに。
 
ある日スイッチ入ったんだよ。
 
ぼくの想像の中の本田未央
 
ぼくが高校生で、彼女はクラスメイト。
ぼくは友だちがいなくて(高校のトラウマ引きずってます)、一人ぼっちで机でつっぷしているような生徒。
みんな死なねえかなあとか思いながらも、自分で何もできないで、はやく時間が過ぎて欲しいとだけ願うようなヤツ。
 
そんなぼくに、声をかけてくれた女の子がいた。
「ね、たまごまごくん、ノートうつさせてもらっていい?」
キョドるぼく。
でも彼女は笑顔で「お願いっ!」とかいう。いいよ、って貸す。
こういう距離感で、何となく日々が続いて、ぼくはものすごく本田未央が好きになってしまう。
 
でも自分から声はかけられない。
あんなに明るくて美人だもんな、クラスみんなの人気者だもんな。彼氏くらいいるかもしれないな。
でもいいんだ。ぼくは君に会えた。遠くから見ていられたらそれでいい。
ぼくの高校3年間は、君に会えただけでもう十分だ。
好きです。
好きだった。
 
そういう恋みたいなの。
バリエーションはもっといっぱいあるよ。ポエム。
大槻唯のプロデューサーとしてのぼくと、ちゃんみおに恋するぼくが並列するようになりました。
 
こういうめちゃくちゃできるのがいいんだよ。
 

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松尾千鶴はもう、ひたすらに出てきた瞬間から「好み」でしたね。
この子はすっごい自分の中でも明確に「あー好きだわ−」って感触あります。
 
不器用な性格。
太い眉毛。
日本女子的な側面。
最初はつっけんどんだったけど、徐々に周囲と仲良くなることで新しい道に踏み出していく、居場所を見つけていく。
 
本当に愛しい。
彼女は前者二人と違って、遠くから見ていて「好きだなー」というキャラです。
対自分ではなくて、箱庭「モバマス」の中の女の子。
彼女を色んなキャラと仲良くさせる想像するだけで、いくらでも楽しくなれます。
 

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というわけで、「俺プロダクション」があるわけじゃないのよ。
恋だったり、ともに歩みたいだったり、眺めていたいだったり。
色んな思いがモバマスから生まれた。
 
どれもかけがえがないくらい好き。
多分自分の一部だと思うから好き。
だから、どのキャラも好き。
 

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キャラについてはいくらでも書いちゃうのでこのへんで。
 
アニメモバマスは、「制作スタッフの考える最強のモバマス」。
だから、どういう形になろうと……仮にぼくのイメージと全くちがったとしてもいい。
いや、むしろ全然違うほうが楽しい。
「俺のシンデレラガールズ」ではなく「アニメシンデレラガールズ」が見たいのです。
楽しみです。
 

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不安?
ある。
「これでゴール!」ってならないでほしい。
キャラ200人弱。
今はキャラを深める方向になっています。
でも新キャラもっと増えてもいいよ!
たくさん想像して楽しむから!
 
 
おわり。
 
魔法にかけられた5時間――『アイドルマスター シンデレラガールズ』2ndライブリポート - ファミ通.com
ライブレポ、はっええなあ……!
 

THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Passion jewelries! 002
歌・トーク:十時愛梨(CV:原田ひとみ)、日野茜(CV:赤粼千夏)、高森藍子(CV:金子有希)、星輝子(CV:松田颯水)、堀裕子(CV:鈴木絵理)
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