たまごまごごはん

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「アイドルマスターシンデレラガールズ」が好きすぎて書けない件

すっごいぶっちゃけの話です。
 
他の媒体で、商業記事として、「アイドルマスターシンデレラガールズ」のアニメの記事を書きたい。
書きたいのに、好きすぎて、書けない。
どうすればいいんだ。
一応一本書いてるけど。
あのキャラに花束を:もうこいつがヒロインでいいよ! 話題沸騰「アイドルマスターシンデレラガールズ」武内Pが人気な理由 - ねとらぼ
 
書かなきゃいいっていわれたらそうなんだけど。
書きたいんだよ。
でもあまりにも視点が内側すぎる。それじゃだめなんだよ。
 

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何かを人に伝える時に、距離を置かないといけないというのは常々思っていて。
たとえば「おすすめの音楽ある?」って聞かれた時に。
筋肉少女帯いいよ! たとえば「月光蟲」はアルバムとしての完成度が一貫してよく出来ているのでオススメだよ!」とか熱弁しても、それは自分が好きなものにのめりこんで押し付けているだけで、興味を持ってもらうプレゼンではない。
 
プレゼンするには、一旦距離を置かなければいけない。
 

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書くとき、対象を意識するのはものすごく大事。マンガも小説も文章も絵も音楽も。
自分の自慰なら、それでいい。
このブログは自慰でできています。
なので「このエントリでこう言われていたが」と論戦に巻き込まれると時々びびる。
いや、オナニーですから。マジレスされても、チラ裏ですから。あなたの言う方が正しいですから。
 
ただ、人にものを見せる、と決めた場合は、どの相手に見せるのかは絶対意識しないといけない。
ファンやマニアなのか。
不特定多数のアニメやマンガ見ない層なのか。
年寄りなのか。若者なのか。
男性なのか、女性なのか。
ニュースとして見る層なのか、じっくり読む層なのか。
 

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ぼくはシンデレラガールズが好きすぎる。
1・2話だけでものすごく語ることが多すぎる。
それはこのブログで自慰すればいい。
 
けどいざ誰かにプレゼンするとなると、そうはいかない。
切り口がいる。
 

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長文で解説するのは、実はよくない。
ファン層なら長文のほうがいい。
普段見ない人に興味持ってもらうには、600字から2000字が限度。
ようするに、スマホで読める文字数。
 
長い言葉は不要。
短い言葉の方がいい。
そのほうが印象に残る。
 
これは本当に難しい。
でもみんな、やってるんだよなー。すごいよなー。
 

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熱量を伝えるのは大事だと思う。でも自慰をぶつけるのは熱量じゃない。
まあ宮崎駿庵野秀明みたいに、自慰をショーにしてしまう天才はいるけど。
 
好きすぎるならそれでいい。
その好きすぎる思いを、どう一言でまとめるか。
 
一つでいい。
一つ切り口があればいい。
 

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すべてを語るのは実は得策ではない。
相手に突っ込ませる余裕をもたせるのが重要だと思っている。
……ってのをシンデレラガールズから学んだ。
 
シンデレラガールズのゲームって、すごい隙だらけ。
この隙はあえて作っている隙。
匂わせておいて、全ては語らない。だからモヤモヤする。
そのモヤモヤは本当に印象に残る。すごく妄想が膨らむ。
このさじ加減がめちゃくちゃうまい。
 
マンガにしろ文章にしろ、この余地は大事だと思ってる。
全部を書いたら、そこで満足して忘れちゃう。
隙と余地があることで、記憶に残るものになる。
 

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そのためには一旦距離をおいて、離れないといけない。
好きなものほど、理解して長く楽しむには遠くはなれないといけない。
のめり込むと、熱くテンションあがるけど、花火のようにちってしまう。
(個人差はあるよ)
 
さて、ぼくはどうシンデレラガールズの、この面白さ、すごさを伝えればいいのか。
 
一旦距離を置こう。冷静になろう。
キャラ萌えや細かい描写の感動は、ブログでやろう。
概観として、興味を持ってもらいたいんだよボクは。
向ける層は、アニメ・マンガに興味のない層。
「こんなのあるんだー」って思ってもらいたい。ちょっとでも心にひっかかってもらいたい。
 
切り口が見つからない。
 
好きなモノを適切に、踏み込みすぎず、押し付けず伝えるのはこんなにも難しいのか……。
 

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だけど、一次創作をする作家は、みんなこの道を何度も乗り越えているんだよなあ。
すごいことです。
 
咀嚼、って言葉が一番適切なのかな。
ゆっくりかんで、じっくり消化しよう。
 
読む側としては、やけどしそうなほど激しいのも大好きなんだけどね。
それはぼくがアニメファンだからなんだろうな。
 

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実は、考えすぎず「いいからまず書いてみろや」ってのが真実だったりするのです。
 
 
 
おわり。