たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

というわけで女の子たちは、死んでゆきます

どうも。
女の子が殺しあうマンガ大好きなたまごまごです。
 

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つか、最近女の子をメインに据えたゴアマンガ増えた気がする。
昔からあった、っちゃあったんだけど。エルフェンリートとか東京赤ずきんとか。
間違いなく数は増えた。
好きな人のところに、まんべんなく行き渡る程度には増えた感じ。
 

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trash. 7 (ヤングチャンピオン烈コミックス)
今一番好きなゴア少女バトルマンガは、「trash.」。
だって、原作ヤマケンですよ。そりゃいっぱい死ぬよ。
エロ・グロのオンパレード。
ストーリー的に切なさも含蓄もある、ハードな話ではあります。
 
けど「カオシックルーン」から見ていた人なら、わかるはず。
人が死んで、レイプされるために、物語がある。
めちゃくちゃにぶっ壊されるために女の子たちがいる。
表紙で騙され……ないか。わかるか。
斧で戦うのもいいけど、当たったら内側から破壊する炸裂弾が大変気持ちいい。
 

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少女決戦オルギア(1)
表紙の見た目に反してハードなのが「少女決戦オルギア」。
「日常パート」と「アクションパート」が完璧に分かれています。
マンガのテンションもそうだけど、何より戦う日と休日がわかれた魔法少女ってちょっと面白い。
何かしら一つの能力を手に入れた少女(水を操る、炎を噴射する、自分の体力を増強する、など)が、自分のいる結社のために、戦い、殺しあう。
これがからっとしたもんで、あんまり自分たちの境遇をなげかない。
ガンガン殺して、次々殺される。
特にヒロインは、「友達を助けたい」というそれだけのために、バリバリ殺します。
彼女の能力が、加速とリボン操作という地味なもので、いかに戦うかを考え組み立てるのが楽しい。
ハイスピードバトルアクション、っていっていいのかな。
ゴア度は低いです。
 

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……これ、あげはじめたらきりがないなあ。
女の子殺し合いものには、いくつかジャンルがあります。
 
・デスゲームもの(殺し合って生き残ることでなんらかの利権を得られる)
・裏社会もの(マフィア、やくざ、悪魔崇拝などなど)
・戦争もの
・歴史もの
・サバイバルもの
 
ここまでは男も同じ。
「女の子」であることを強調されるのは以下。
 
魔法少女もの(あるいは特異能力を手に入れてしまった少女)
・改造少女(ガンスリンガーガールのようなの。セクサロイドなども)
・奴隷・陵辱(18禁に多いけど、アクションマンガでは割りとキャラとして多い)
・不条理もの(よくわかんないけどとりあえず殺されるやつ)
 
さらに大きく分けるとこう。
 
・抗う力を持っている(魔法や銃器や特殊能力等)
・抗う力を持っていない(弱き者として描かれる)
 
・抗う気力がある(運命に逆らう意志がある)
・抗うことを諦めている(残酷な世界に絶望している)
・全て受け入れている(デスゲームなどで自分の運命を受け入れて淡々と戦う)
 

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ちなみに残虐表現に性的興奮を覚えるわけではないです。
なんだろうね? 男の子が死ぬより女の子が死ぬマンガのほうが好き。
とはいえ絶対にリアルでは見たくないし、女の子をいじめたいわけでもない。
架空の中で、死んでいく少女たちに思いを馳せるのが好き。
 

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多分、スケープゴートなんだと思う。
女の子ってのは、自分の心を反映しやすい。男性でも。
理由は、「弱い者」の象徴だから。
 
「それは差別だ!」って言われたら、まあそうです。
趣味のいいものじゃないし、非難されてしかるべき。
 
ただ、神話時代から「少女」は「神聖不可侵」にして「弱き者」であり「儚き者」。
多分、少女の時代は一瞬で過ぎて、少女から大人になる=生から死そして復活、みたいな意味合いがあるからだって誰か偉い人がいってた。
(逆に大人になるために開けていくエネルギーだ、って説もあった)
けどこのへんはよくわかんない。
 
「儚き者」が死ぬときに、ぼくの中のモヤモヤも、死ぬ。
 

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安心するのよ。
 

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少女崇拝でもある。
  

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女の子が死ぬのは、女の子が愛しあうのと同じだと思ってる。
表現が違うだけ。
 

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うーん、例がないといまいち。
後でもうちょっとじっくり考えてみよう。
多分、女の子が死ぬマンガがバリバリ増えてるのには、(ぼくみたいな)需要と、作家側の欲求があるから、なんだし。
デスゲームが増えているのとは、ちょっと違う、なにか。
 

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女の子が幸せになる作品が、とても好きです。
同じくらい不幸になる作品も好きです。
逆じゃない。裏表。同じようなものだと思ってる。
エロ漫画もその一部。
 
その両方の向こう側に、はじめて「生」が見えるような。
どうかな。悪趣味なだけかもしれない。
「こんなマンガ読んでるオレかっこいい」の時代はとっくに通り過ぎたのに。
人死バッドエンドフィクションは、どうしても見たくなる。
 

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女の子殺し合いマンガで「男」の立ち位置は、問題があるのよね。
男が女の子を殺すのか、女の子が男を殺すのか、男は出てきてはいけないのか。
大抵は少女に光が当たるので、男は邪魔者で雑魚。男の子主人公だと、守ろうとして死ぬとか。
デストロ246 6 (サンデーGXコミックス)
「デストロ246」くらい、女の子がめっちゃ強くて、男は出てくるだけで死ぬ、みたいなのだと、わっかりやすいんだけどなー。
 
 
 
おわり。