たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「隠れオタクの覚悟」と、持ち物の羞恥と。ふしぎだね。

本棚にあると人格を疑われる漫画(2ch)
定期的にあがる話題ですなあ。それでいうとうちの本棚なんてどこをとってもアウトなんですが。エロ漫画もBLも普通に並んでます。あああー。
しかしなにげに、いっぱい漫画が並んでいるとそれほど「この本はだめだろう」ってのは目立たなかったりします。
むしろ数冊だけ漫画があるとやたら目立つのもポイントかと。
それ以前にうちは本棚に本がおさまってないのでアウトかもしれない…片付け方の問題かしら。
あとこういう話題だと氏賀先生や堀骨先生がまっさきにあがるんですが、逆にそういうのってサブカルっぽいので平気だったりするんですよね。
 

●オタクだ!と開き直る境界線。●

まあオタクであることを隠すかどうか、ってのは永遠のテーマ。
開き直ってどうどうと暮らせたらそれはもう幸せだったりします。あるいは「自宅はオタクの園にして、外に出たら隠れる」という人は圧倒的に多いですね。だから人は入れないよ、と。オタク友人のみ入室許可と。
 
そんな綱渡りをする、戦う隠れオタ達にとっての悩みゾーンを、実体験から挙げてみようと思います。
実体験なので、主観だらけです。あーこんな風に思う人もいたんだな程度でおさえていただけると。

 
1、スーパードルフィー
いきなりコアですが。
これ、意外と平気です。なんといっても人形があるというだけで、多くの人は「気持ち悪い」じゃなくて、ぎょっとするみたいです。「怖い」に近いかもですね。
んで、変にアニメカスタムしてないで、普通のドレス着せておけば、他のフランス人形系とかわらないので、「何おいてるの!」という人でも説明したら「ほうほう」と逆に興味を持ったり。
なんだかんだで人形です。「男が人形なんて」というオタク以前に偏見もってないかぎり、意外といけます。
ただし、着せ替えの山を見せるたらどんびきされました。だよね−。
 
2、フィギュア
これは隠してました。さすがに。どうしても女の子キャラばっかりですし。
ただ、チョコエッグやアメコミフィギュアは割と平気。
女の子キャラ系フィギュアを飾るか否か。ここが覚悟の分かれどき。
フィギュアコレクターには「飾らないからこそいい」という人もいるので、色々ですね。

このへんがOKな人なら、オタ文化方面でさらに仲良くなれる気がする。
あと付随して。プラモは案外平気ですね。「子供っぽいなあ」とかいわれたら「ばか、今のプラモはなあ!」とか言いたくなるをじっとがまん。
 
3、エロ漫画
基本アウト。つかオタク同士でもアウトなことあります。
だがしかし、町田ひらく先生や海野螢先生はOKな人が多い不思議。
BLだとヤマシタトモコ先生とよしながふみ先生とbasso先生もなぜかOKになる不思議。

サブカル度が高いかどうか、というのもあるのですが、実は装丁の問題だと思います。
 
4、いわゆる「萌え」漫画
もう自己判断するしかないです。第一萌えって何?なんなの?「よつばと!」は萌えなの?みたいな。
書店でプッシュされている漫画は割と平気。あとはどう開き直るか+どうオシャレに飾るか、かもしれません。
また、絶対面白くて、オタクと開き直ってない人でも読んだらみんなはまるであろう作品でも、ちょっと恥ずかしい表紙があることもありますが…このへんの心理が極めて不思議。
芸能人が「これいいっすよ」っていって「ネギま!」を絶賛して書棚に並べていたら、非オタクの人も普通にネギま並べるのでしょうか。…いややっぱないなあ。
あれだ。「LOはダイエットにきく」とかテレビでやったらLOがバカ売れ!…いややっぱないなあ…。
 
5、同人誌
隠れオタだったときはさすがに隠してました。
すんません(あらぬ方向に謝る
あとオタ文化知らない人は同人誌すらしりません。
「これなに?」とソフトラブラブるろ剣物(操とあおしさま)を見られた時「やべっ!」と思いましたが、すんなりその人はその後はまりました。よかばい。
 
6、ゲーム機
PS2、3やWii、360は平気。全然平気。
しかし全部そろっていて、かつドリキャスやX箱や、セガサターンに3DOまで全部マルチタップでつないであるとびびられる。
でも喜ばれる。
 
7、ポスター
自分はポスターあんまりすきじゃないのではってないのですが、これはしんどそうですね。入ったらすぐ見えるし。
個人的に、アニメ漫画からサブカル映画芸術ごっちゃまぜにして、ポストカードを壁いっぱいにずがーっとはってたことがありました。これはなんか評判よかったです。
 
8,エロゲ
多分最難関。箱はしまいます派。
この苦悩は「俺の妹がこんなにかわいいわけがない」なんかを良くとよーく分かると思います。

性的な要素をもったアイテムは、どんなに素晴らしくても理解されない場合が多くて当然なので、苦労するわよね。
 
9、パソコン
平気だよ?
あ、ああ、電源入れたらダメ、らめえええええ!!!!
 

●羞恥の心●

ずーっと不思議で今も悩むところですが、なぜオタク文化を「恥ずかしがるか」というのはほんと分からないんですよね。
分からないけどやっぱり「恥ずかしい」と思ってしまうことがあります。性的なものがあるわけじゃなくても、瞬間的に。家族団らん中にテレビで萌え絵アニメのCM流れたら「ごめんなさいごめんなさい」という気持ちに。パチンコの宣伝とかなー。
「ストライク・ウィッチーズ」くらいになると、陰でこそこそやってこそ楽しいのを分かって作られているのでわかるのですが、なんとも難しいところですね。
世間一般の偏見と、自分の中の不思議な羞恥心のバランスがどこに行くか。でしょうかね。
上でも書きましたが、いくらガンダムエヴァが割と一般的になってきて、テレビでも普通に話されるようになったとしても「ちょっと恥ずかしいな」と感じる人もやはりいるわけです。どちらかというと「子供か大人か」という部分の思い込みかもしれません。
 

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もちろん堂々と「自分はこれが好きです」と言いながら、人に迷惑をかけず、かつセンスよく生きていける人はかっこいい!そもそもセーフかアウトというのはありません。
理想はやはり、好きな物を大事にしながら、好きですと言えること、かな。
 
ただ、一番大事なこととして、「相手が受け入れるのを強要はできない」ことは忘れてはいけません。それは偏見ではなくて。
そのへんはオタク云々じゃなくて人間のマナーの範囲でちゃんと考えて、生きていきたいところです。
 
同時に、自分も相手の趣味に偏見を持ってしまわないよう気をつけたいなあ。これがあるからあの人はああだ、という風にだけはなりたくないものです。
臨機応変、相手次第の物なので、特に恋人持ちでオタであることを徐々に明かす人や、オタ仲間っぽいけどまだ分からない人と友人になりたい人がどう小出しにしていくかの参考にでもなるといいな。
あ、ちなみにネットは「見るか」「見ないか」選択できるのはそういう面ではいいですね。
 

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余談的ですが、いままさに「未満れんあい」でその展開にさしかかっています。
なんせエロゲ会社社員。あああ、ばれたらどうしよう。…胃が痛いけど目が離せません。

 
ちなみに、覚悟が決まって乗り越えられると、次なる課題が出ます。
置く場所。
助けてドラえもーん。