たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

Sじゃないんだ、Mなんだ!「みつどもえ190卵性」

フェチの道。
それは長く険しい山道。
みつどもえにおける、我らが尊敬すべきフェチズムリーダー千葉氏。
一時期はエロ技をもう終了するとまで言っていましたが、彼の道のりはまだ終わっていませんでした。
終わるわけなんてありませんでした!
みよ、この。

そっと女の子にボールを当てるエロさ!
痛くしないのがポイント。
擬音がいいですね。
「ポン」「キャッ」
分かっている。千葉氏は男のロマンを分かっている!
痛い思いをさせたいわけじゃないんだよ、「キャッ」って嫌がるのが見たいんだよ。
加えて、当てたのが吉岡というチョイスも絶妙だと思います。
 
一度吉岡にボールを当ててから、千葉氏第二の秘技に。

この発想は天才というかそもそもヘッドスライディングする女子なんていないよ!
だがそこがいい。
しかも「揉みしだく」といいつつ、ソフトタッチ
千葉氏! 千葉氏まじ分かる男のゴールドブレンド
どうしてこんな発想が出来るんでしょうか。
ねえ、桜井のりお先生。
 
今回はみつどもえ独特の二段オチでした。
一旦中盤でオチを付けて、そのオチを利用してさらにラストでステップアップしたオチをつけるという技法。結構変化球ですが、二段ジャンプみたいに高く飛びます。
今回の飛びっぷりはすごかったですねえ……はるか高いところまでいってしまった。
 

●みっちゃんはエロ対象になりうるのか●

千葉氏の中では「丸井家はエロ対象にならない」という個人ルールのようなものがありました。
ふたばは、まあ、遊び仲間ですしエロはほとんど感じてないでしょうね(一番体成長してるんだけどね!)。むしろ「おっぱい大好き仲間」です。
ひとはは、エロ本師匠です。むしろエロについて学ぶべき師であり、エロい目で見るなんてとんでもない。
じゃあみつばは?

糖類らしいです。
人間扱いですら無い!
んですが。
明らかにエロ意識は千葉氏の中からとんでいますが、このあときちんとみつばにエロ技かけるんですよね。
おお? どういうことだ?
 
考えられるのは二つ。
・紳士なので女子内で格差をつけず全員にエロ技をかけている。
・条件反射
うーん、「どっちも」というのもありそうですね。
ふたばとひとはは、「仲間」なので手を出さない。
みっちゃんは「仲間ではない」ので「手を出す」

まあこれは、千葉氏ではない人によるテクニックですが……衝撃のエロ技すぎです!
いくら暴れん坊みつばとはいえ、思春期男子にこれは強烈なはず。だと思うよ?
少なくともぼくは……ふぅ。
ねえ。
千葉氏が「とりあえずエロ対象にする」というのは分かる、分かるよ。
 
今までを考えると、千葉氏そこそこにみつばに手を出しています。紳士的にかつエロティックに。
しかし「ぱんつ見える度合い」「おしり見える度合い」で言うと、みつばはガードがゆるゆるなのであんまりレアじゃないんですよね。アンコモンくらい。
クラスでたぶんみつばの尻見てない子のほうが少ないんじゃないでしょうかってくらい。ぱんつはまず全員見ているはず。
なので千葉氏の中でも「レア度の低いエロ」がみつばなのかもしれません。
とはいっても、同時にみつばは千葉氏の中の非常に貴重なエロスを目覚めさせています。
これは後述。
 

●スーパーママンパワー

でだ。

正直千葉氏のママと結婚したいくらいなんですが。
ほんと最高のママすぎだよ! 個人的にみつどもえに出てくるママキャラで一番好き。
女子高でセクハラしまくり、大人になってから小学生女児にセクハラする千葉氏ママ。いやあ素晴らしい。むしろそんな千葉ママがエロく見えるんですが。
まあ、これは間違いなくエロマンガ脳ですね。千葉氏ママがエロく見えてしまってしょうがないですほんとにもう。
しかもこれ、セクハラされてるの、佐藤君のママ、あかりちゃんですよね。
それでいて、今も千葉ママとあかりちゃん仲がいいんだから……うわあ、うわあ!
(何かが目覚めそうになった)
 
しかし息子としては実に微妙なわけで。
身内のエロってなんというか、ねえ。困るわな。

はたから見ている第三者としてはこの千葉ママのなんちゃって羞恥と「どうだい分かるかい」と息子に見せる仕草まで含めてもうエロくて仕方ないですよ大変ですよ。
 
そもそもなんで息子の学校に千葉ママが来て介護と称してセクハラしているのか、ってのが突っ込みどころではあるんですが。
ところが「ギャグマンガだから」という正当な解は当然として、それを乗り越えて非常にナチュラルに少女たちになじむ千葉ママが素敵。

どうみてもこれ、楽しんでますよね。ママも、女の子たちも。
 
ああそうか。
千葉ママのセクハラは、千葉氏の性教育でもありつつ、女子への性教育でもあるのか。
 
お母さんではあるけど、千葉氏以外の子にとっては先輩なんですよ。
明らかに異様なシチュエーションなんだけど、それを女子もママも楽しんでいる。これはすごいことだ。
千葉ママはその切符のよさで他のお母さん達とも仲良さそうですし、こうやってキャッキャと子どもたちとも遊べるおっとこまえな母親です。
たぶん相当後輩にしたわれていたんじゃないでしょうか。セクハラ先輩として。
そういやなんだかんだで千葉氏もいい男だし、クラスのまとめ役になってますもんね。
これが教育ってやつか……。
 
なんだかんだで「オープンにすることできちんと性を知る」という千葉氏ママの方針は、非常に健康的な気がします。
丸井家もそのへんフリーダムというか、守るべき所を守りつつ、フリーなところはフリーにしているさじ加減ですものね。
よく育ってるんじゃないかなあ、子どもたち。
 

●Sじゃないんだよ!●

さて、本題。
上記のシーン、一般的に男子としては「羞恥でキャッキャする女子」という桃源郷のような図ですが、千葉氏は「何かが……」がと引っかかっています。
見る側としては最高なシーンなはずですよ。でも充足しない。
なぜだ?
これを解明することが、千葉氏のエロ探究心の制御にもつながっています。
 
一番最初に引用したコマをもう一度見てください。

一見サディスティックに見えますが、別に痛めつけて嫌な思いをさせるのが目的ではないんです。
じゃあなんだろうか?

そう、本気で拒否されて嫌がられるところまでがセット。
つまり、非常にサディスティックに見える千葉氏のエロ秘技も、実は非常にマゾヒスティックな行為だったということです。
つまり、制御できないケダモノになるわけじゃなく、エロ秘技によって自らが実は制御されているという。
みつばのように本気で怒ってくれる対象がいることで、調節されているのです。
マゾヒスティックといっても、千葉氏がドMだというわけじゃないです。ママと通じ合ってますしね。
ようは、M的な感覚によって性的な興味がそこに収束する(安心する)という状態に近いのではないかと自分は考えます。
 
千葉ママはこれ分かってますね。
マンガでは、同レベルの友人ように言っていますが、エロへの興味をきちんと調節して自己制御する術を息子に伝授しているシーンになっています。
 
個人的にこういう、「エロをダメだということで押さえつける」のではなくて、「エロいものはエロい、それでいい、あとは相手に迷惑をかけすぎないように制御しなさい」という「認める」性教育は好感がもてます。まあ千葉氏はちょっとやりすぎだけど、この子健全じゃあないですか。健全って言葉の意味もよくわからないけど。
最近「まいっちんぐマチコ先生」のアニメ第一話を見たんですが、アレ単なるセクハラアニメじゃなくて、きちんと「認める性」としての方向がしっかりした作品でびっくりしました。人間には性への好奇心があって、それは開放されていいよと。あとはどのくらい制御できるかだと。意外と芯が通っている……。
みつどもえ」は変態マンガですが、千葉氏と千葉ママを見ていると「ああ、大丈夫だな」と安心できるからいいんだなー。
 

                                                                                                                                          • -

 
で。だ。
これを語らないわけにはいくまい。

宮下の!
二の腕!
胸じゃない、おしりじゃない。
二の腕!
よくわかっている。
よくわかっているよ千葉ママ!!!!!
バスケで鍛え上げた宮下の全身ですが、角度と姿勢によって一瞬弛緩する腕の筋肉。
その「緩んでいる状態の筋肉」に触れて、全身がこわばる様を見る。おっぱいなんていつだって柔らかいんだから、レアな瞬間の二の腕を捉えるというまさにハンターの判断!
すばらしい。
実に素晴らしい!
千葉ママには全力で拍手を送りたい。そして宮下の赤面を見られたことを心に焼き付けておこう。
つまり僕も宮下の二の腕触りたいってことだよ!
 
ああ、もう、あれかも。
千葉ママ大好きすぎて結婚したいけど、むしろ千葉ママになりたいのかもしれない。
 

みつどもえ 1 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 2 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 3 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 4 (少年チャンピオン・コミックス) 
みつどもえ 5 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 6 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 7 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 8 (少年チャンピオン・コミックス)

みつどもえ9巻、6月8日発売!
 

 
Made in USSR : みつどもえ190卵性 糖類じゃねーよ!!/本気の拒否感!!
あかりちゃん(佐藤くんママ)がどんなセクハラをされ続けてきたのか考えるだけでぼくは大変なことになりそうです。
いわゆる「ママ百合(お母さん同士がすごく仲良くて、友達以上の信頼感を寄せている状態。プリキュアとかに多い)」が大好きな自分としてはなかなかトリガー引かれまくりな回でした。
またあかりちゃんと千葉ママの出てくる回ないかしら。