たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

世界は変わり、時はながれ、純ちゃんは適当に過ごす。「けいおん!!」第22話 その2

その1からの続きです。
梓は幸せだよ、そうだろう?「けいおん!!」第22話 その1

ではネタバレ有りなので収納。

ペロペロ(^ω^)
 
 
 

●思ったより世界は狭くない●

梓の見ている世界は、「軽音部」という狭い狭い船の中でした。
でもそれは幸せかどうかと言われれば、文句なしに「幸せだ!」と言い切れます。
今梓が懸念をいだいているのは、この狭い船がこれから分離して、自分だけ取り残されること、です。
もうー、梓に感情移入している人にはこれは苦痛以外の何者でもないですよね。寂しい、悲しい、淋しい、辛い。
 
しかし、最初のシーン。これちょっと自分大好きなんですが。

梓・憂・純がおしゃべりしているシーン、クラス全体を撮っているんですよね。
3年生のクラスほどじゃないですが、それぞれのメンバーがちゃんとしゃべってます。口パクしてます。みんなにみんなの世界がある。
あれ、なんだろう。
思ったよりなんか、世界広いぞ?
梓の憂いはもっともだし、寂しさは考えるだけ身を裂かれるものがありますが、視野狭窄になりすぎないような配慮がされているんです。
1でも書きましたが、視聴者が見ている視点は「学校そのもの」が少女たちの様子を見ている視点と、「梓」の苦しんでいる視点の並行。
これは学校視点、の方ですね。こういうのが入ることで梓の閉じがちな苦悩をカウンター的に開きあげてくれます。

このシーンもいいですよね。
興奮しすぎて視野狭窄になっている梓を、クラスが茶化すシーン。
あーそうかそうなんだ。思ったより世界は広いよ、軽音部だけが世界じゃないよと。
 
まあ二年生のクラスは完全にモブなので、そこまで梓に干渉しません。
そこで重要になるのが、憂と純ちゃんの視点です。
特に純ちゃん。憂はどうしてもお姉ちゃんこと唯がいるので、冷静になれって方が無理です。受験前だしね。
今回は第三者的な位置にいて、梓を誘導するこの二人に、特に純ちゃんにスポットを当ててみます。
 

●梓の後頭●


純ちゃんはマジフリーダムです。
いや、だってそうなんだもん仕方ない。
この顔とかポーズとか最高よねー。純ちゃんマジ天使。
さて、ちょっとこの構図覚えておいてください。梓の後頭、そして純ちゃん。
 
場面を変えます。
 
その1でも書いた、どんよりした空が梓の心を描いたシーンですが、構図逆になっただけでまったくかわりません。
梓の後頭、そして純ちゃん。
 
今回は基本的に梓と純ちゃんの会話の時、梓視点が貫かれているので、純ちゃんの顔が映るときは梓は後頭部が映るシーンがとても多いです。
というかこんなに梓の後頭部映った回初めてなんじゃないでしょうか。
 
実はこれ、純ちゃんというキャラの存在を非常に大きく引き立てる効果もあります。
梓はもう、今回ちっちゃいんですよ。画面の中での描かれ方そのものが。
元から背が小さいキャラではありますが、さらに小さいもっと小さい。
梓自身の感覚が、「私は小さい」と感じている部分があるからです。
それに対してどうでしょう、この純の安定感!
まあ純ちゃんやってることめちゃくちゃなんです。ボケなのかテキトーなのかわからんことばっかり言ってます(ほんとはあとでわかるけどね!)。
なんか今はこのフリーダムな子に、頼りたくなるじゃないですか。こんな構図見せられたら。そのまま倒れこんでしまいたくなるよ。
 
同時にこれ、純ちゃんの顔を見せることで、梓の顔を見せないというテクニックにもなっています。
梓は自分の心情をいいません。だから表情で語ります。
しかしその表情も見せない方がいい時もあります。見せないためには、反対側で「あえて空気を読まないキャラを演じる」純ちゃんがいるのは大きなパワーになるのです。
 

●破壊する純●


これも梓後頭のシーンですね。
しかしこれ、見る人が見たらわかるとんでもなくめちゃくちゃなシーンです。
純ちゃんチョイスの「手作りチョコグッズ」見てみましょう。

砂糖の代わりに黒砂糖
これは素人でもわかるあり得ないチョイスです。明らかに味違うだろうが!
加えて、詳しい人なら分かると思いますが、手作りチョコを作る際製菓用じゃないチョコを使うのは諸刃の剣どころじゃありません。
もちろん普通のチョコとかして固めても食べられるんですが、あれはもうすでに「食べやすく加工されているチョコ」なので、レシピ通りに溶かして使って砂糖を入れるだけだと、甘くてカカオ風味のしない、ごてごてした味に。
これは詳しい人に教えてもらったんですが、製菓用チョコレートは「食べるチョコ」ではないので極めて「純粋なチョコ」に近いそうで。砂糖を買っている時点で、おそらく梓はレシピ通りにつくろうとしているはず。ならば製菓用じゃないチョコを使って砂糖(しかも黒砂糖)を入れるのは、奇妙な砂糖菓子になる寸前のところでした。危ない危ない。レシピ通りに、かつ美味しく、美しくつくるには製菓用のチョコ必須です。
この辺も参考に。
テンパリング
普通のチョコでつくるとこのテンパリングができないので(そのまま食べるための不純物がいっぱいまじりすぎている)、見た目が悪く、口当たりも悪いチョコになってしまいます。
 
まあ、黒砂糖はねぇよとは思いつつも、普通のチョコでいいかどうかは梓ですら困惑していました。ですよね。
調理に詳しい友人は「料理は化学」と言っていたのですが、なるほど納得。このあと憂がかごを見た時の顔が面白い。
 
これも梓後頭。
「これはないわー」という左側。でもあえて言わず「一緒につくろう」と誘う優しさ!
憂はいい子だなあ。
このあと一緒につくるシーンでも、憂がかなり精密に分量を計っていたあたり、まさに「料理は化学」なのをさりげなく表現していたと思います。
勢いだけじゃだめなんだよ純ちゃん……。

相変わらずのブレイカーっぷりを発揮している純ちゃんです。
だけど、愛はあるよね!
え? 誰にかって? ジャズ研の先輩? 澪先輩?
うん、それもある。
でも今回は梓にと言わせていただきたい。
 

●支える純、ともに歩く純●

チョコケーキ作りしている三人のシーンがいいんですよねえ。

こういう並びなんですが、足元。


梓と純ちゃん、スリッパ片方ずつです。
ちょうど前のシーンで「ひとつだけモコモコのヤツがあるんだけど、どっちがいい?」と憂が言うシーンがあります。
これで、純と梓が争った結果、片方ずつになった……という考え方も出来ますが、自分は最初から分け合った説と唱えたいです。
なぜか。

言われた瞬間、二人が息ぴったりに顔合わせているからです。
梓は基本的に「ゆずる」子なので、そもそもこういう時に自己主張しないんですが、最近は軽音部で先輩たちに対しても、例えばケーキとかを決して譲らない、私も食べたい!と間接的に言えるようになりました(指スマの回とか)。
となると。純とのこの無言のやりとりが「半分こしようか」なんじゃないかと。
純はフリーダムだから自分で全部とっちゃうだろうって?
いやいや、純ちゃんは他人のことに関してはめっちゃゆずる子です。
そもそも今まで自分のことに関してはルーズで適当でフリーダムな子でしたが、他人のことに関しては絶対否定をしない子でした。
また本当に困っている相手(主に梓)にはダイレクトに言葉をぶつけるのではなく、「いいよー」となんでも受け入れていました。あの独特な声で。
たまに茶化したり、皮肉ったりしつつも、必ず梓の背中を支えていたんですよね。
 
その1でも紹介したこのカット、もう一度見てみます。

梓の不安定な感情がくっきり描かれているため、梓にどうしても視線の行くシーンですが、実はこれ「『梓の感覚』を見ている手前にいる純の視線」なのが面白い多重的なカット。
純は常に、梓の側にいて梓の支えになり続けているんです。もちろんそれは気を使ってなんですが、梓が気に病まないような方法で。「本当にもう純は!」と突っ込まれるようなやり方で。
自分を道化にしながら、梓に「大丈夫」「もっと力抜いて」「ここは頑張って」と伝達できる彼女は、ほんとうに凄い。
 
このシーンも興味深いですね。

憂はとてもストレートに梓を気遣います。
特に喋る量が「梓=純>>>>憂」というくらいあまりしゃべらず、二人のおしゃべりを横から見つめているタイプの子です。これも梓にとってすごい心の支えなんですよね。憂は梓に不安な顔を見せないんです。いつも笑顔なんです。
だから、その「優しい人」役は憂で十分。
純にできるのは?

渡してこようかなー、澪先輩、憧れのベーシストだもん!

チョコを渡せずぐずっている梓に「行け!」と言うわけじゃなく、「じゃあ私先に渡しちゃうよー」と言う純ちゃん。もちろん文字通りの「澪先輩にあげたい」という気持ちはありますが、このシーンのやり取り、間違いなく梓の背中を押すための行動です。
このあと実際に梓がチョコを渡しにいくのですが、そこで梓が見たのは、進路の話をしている先輩たち。
やっぱり先輩たちはいなくなっちゃうんだ、という現実に押しつぶされそうになっている梓。
いろんな思いが吹き出しすぎて、渡せなくなってしまう梓。
そこに入るのがこのカット。

先程の構図とそっくりです。
「『梓の感情』を見ている手前の純の視線」のカットなんです。
 
もうほんとにね。
今回純ちゃんと憂、ずーっと梓のこと見ているってくらいだよ!
梓視点で、寂しさと、今ある幸せを噛み締める見方も最高に素晴らしい回なんですが、徹底して「純ちゃん視点」で見直すと、純と憂という友人のかけがえの無さをものっすごい感じる回でもあるんです。
またここでも、「フリーダム」を演じている純ちゃんが健気でねえ。

いや、演じているは言い過ぎか。彼女のキャラ(性格)だと「職員室前でチョコくらい渡せちゃう」んです。もちろん澪には渡したかったのだから、純は目的を達成したと言えます。
が。これ4割は自分の目的達成のためだけど、6割は梓のためだよね。
私はやったよ、さあ頑張って!と。
 
でも梓は出来ない。

出来ない梓の心理についてはその1で書いたとおり。そんな一言で言えるものじゃない、今は泣かないようにするので精一杯でパンク寸前なんです。
現実を目の前にしたとき、私のチョコは、私の「大好き」は行き場のないものに思えてしまって。
卒業しちゃうんだ。いなくなっちゃうんだ。
 
ここで「卒業しても会えるじゃん」とか「それはそれ、これはこれじゃん」とか「なーにまた楽しいことあるさ」と切り替えれるのが大人かもしれません。あるいは第三者の広い視野かもしれません。
正直、今の梓はものすごい視野が狭いです。部室で、軽音楽部で過ごしているあの瞬間が人生の総てになってしまっています。楽しいし、幸せだったし。「軽音楽部」という空間に恋をしていたと言ってもいい。あの瞬間を止めることができるならそのままでいたいとすら感じた……かどうかは定かではないですね。でもそのくらいの勢いだったでしょう。
 
ぶっちゃけ卒業したって会えるんですよ。そもそも修学旅行で迷子になった唯が梓に電話しちゃうくらいです、大学行った唯が「あずにゃんーーー単位落としそうだよーーー!」とか、超メールしまくってきそうじゃないですか。土日にスタジオ入って一緒に音楽だって出来るじゃないですか。軽音楽部に新入生を勧誘して、軽音部と放課後ティータイム兼任だってできるじゃないですか。
実は未来のビジョンはそんなにマイナスじゃあないんです。未来は未来で楽しいこといっぱいあるんです。さわ子あたりは分かってるでしょうね。
でも。だけど。
高校生のこのメンバーの軽音楽部の時間は、もうないんだ。
この悲しみに梓は耐え切れません。
純ちゃんは地味に、「それはそれ」と分かっている子だと思います。ジャズ研の先輩たちに対してもチョコ作ってはいるけどサバサバしてますしね。梓みたいに湿っぽくないんです。
けれど梓の気持ちを汲み取れる子。

梓が「そうじゃなくてさ、卒業しちゃうんだなって……みんないなくなっちゃうんだなって……」と言った時、頭を撫でながら抱きしめます。
純ちゃんもまた、唯と同様に「言葉ではないコミュニケーション」の出来る子です。
先輩たちに愛され。友人達にここまで大切にされている梓。
本当に、本当にしあわせな子です。
梓も純と憂の優しさを分かってるから、絶対泣きません。
正直、その「泣かないところ」がこっちの泣きのツボを押してきます。
 
しかし、そこで単に泣かせる演出で終わらないのがこの作品のすごいところ。
梓が抱きしめられるシーンはここ。

さて、覚えているでしょうか。
第二期、第一話のシーンで、唯が軽音部の子たちのみならず、いろいろな子と仲良くなった瞬間を。

「けいおん!!」第一話は、ムギの眉毛が人間関係を物語っています。
同じ場所だよ! ここでそれを持ってきますか。
唯は軽音部の子達との絆を、他のクラスメイト達との絆をこの場所で作りました。
梓もまた、大切な友人である憂と純ちゃんとの絆を、この場所で手に入れるのです。
誰にも言えない、3人の秘密。
特に純ちゃんは、ここで支える存在としてだえけでなく共に歩く存在になりました。
価値観の破壊神だった純ちゃんが、受け止め、支え、共に歩こうと。

一度ジャズ研に行きかけた純が、走って戻ってくるシーンの彼女の頼もしさといったらないよ!
もう悲しんでられないじゃん!
(もっとも、全部軽音部の先輩は受け止めてくれるんだけどね!)

ちっちゃな二年生三銃士。
さっきは「頑張れ」とは言えなかったけど、ここは「頑張れ!」ってお互いに言い合ってもいいよね。
それぞれ頑張るんだもの。みんなで分け合おうよ。一緒に歩こうよ。
 

●大切な友達●

梓にとって純ちゃんはかけがえのない友達になった回でした。今までもそうだったけど、さらに。
同時に、純にとっても梓がかけがえのない友達にであることを再認識した回でもありました。
このシーンは本当に秀逸でしたね。

一瞬何が起きているか分かりづらいシーンなんですが、これ、憂おそらく泣き崩れてるんですよ。唯からのメールで。
純ちゃんはこういう時のレーダーがめっちゃ高い。すぐに梓の方を向くんです。

先輩たちが受かったかどうかの心配もあるでしょうけれども、話の流れ的に、憂が泣いているのを考えると梓が心配だから、でしょう。
おどけてみせていた純が、本気で感情を顕にした瞬間でした。ある意味、今まで「真剣」を隠すことで楽しく生きてきた彼女がむき出しになった珍しい瞬間です。
その時の梓の顔。

もう、もう、何も言うまい!
つか授業中だから言えないんですが。
これ完全に純視点ですよね。純から見た梓なんです。
ここはもうアニメーションの持つ力。文字で表現出来ないのが歯がゆくてしかたない。
今までのモヤモヤたまったものが、一度に発散されるような梓のこの顔。爆発するような喜びの感情。すごく丁寧なアニメーションで描かれます。
それが梓の感情であると同時に、梓の喜びは純の喜びでもあるんです。
ここで純の顔を映さないのもにくいですね。
純ちゃん、絶対梓みたいにニヤニヤしてるぜ。白い歯見せてな!
 
梓・純・憂の関係は本当に、最高だよ。
上級生4人と同じくらい、いや比較するものじゃないね、それとはまた別の大切な宝石だよ。
もう一度、何度でも言おう。
梓は本当に幸せな子だよ。
そして、それを見ていられるぼくらは本当に幸せだよ。
 

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余談コーナー。
 
余談その1。

りっちゃんの6面鉛筆。
9つの選択肢だと聞いて「じゃあつかえないや」となる律ですが、二回転がすと使えるらしいよ。
詳しくはこれの455。
今日もやられやく 『出没!アド街ック天国』でアンダーリム眼鏡の代表キャラで真鍋和ちゃんが紹介される  他小ネタ集
あー、えー、そのすいません、ぼく文系なので確率統計とかはちょっと……。うん。
 
余談その2。

受験勉強中に梓のギター聞いてノリノリになっちゃう唯と律(と澪)がいいんですよねー。なんだかんだでセッションはじめちゃうし。
あと、いいなあと思ったのは律のノートに「HTT」のロゴがあること。
落書きでHTTですよ。どんだけ好きなだねこの部長さんはよ!
大好き!
 
余談その3。
 
どうしても梓視点が多い回だったので先輩たちが「でかい存在」に見えてしまうのですが、こうやって「ダメなところ」をちゃんと描いてくれることで安心感の増す回でもありました。成長したけど成長してない。大人から見たら「大きくなったわねー、でもまだまだね!」と。
しかしりっちゃん隊員、あそこでムギが突っ込まなかったらほんきでやばかったんですが。

それにしても、冬の早朝の寒さをよくぞまあここまでえがいてくれたものです。
それだけであっぱれ。
 
余談その4。
 
完全に一致。
いやほんとまじで。
 
余談その5。

ところどころで出てくる椿は、非常に受験生や病人には縁起のわるい花。
なぜかというと、花びらが散るのではなくて、ボトッとクビから折れるから。
これが随所に差し込まれて、梓の不安を表現しているのは面白いところ。
それに対して。

最後の最後で、カタルシスー!!
サクラサク。言葉じゃないのを伝える唯らしいいいセンスです!
同時に、一話の渡り廊下のシーンで桜を拾っていたシーンともリンクしますね。
 
余談その6。

こんな時でもどんな時でも、常に今を楽しむムギは素晴らしい。
ムギみたいな人間になりたいなあ……ほんとにね。
 
余談その7。

みんなが雪を見に窓に集まっているとき、一人服が挟まって動けず「まって、おいてかないでー」という唯。
このセリフ、一期13話のセリフを思い出しますね。

私を置いて大人にならないでよ?

さりげないセリフですが、今このシーン見ながら聴くとじわっときますね。
加えて、窓はたくさんあるのに全員が梓のところに集まっている、というのは欠かせないポイントです。
「雪が見たい」んじゃない。「梓と雪が見たい」んだ。
 
余談その8。

合格発表を見るシーン。一斉にドン!なんですがここで見せないとかうますぎだよ!
今回はほんと、梓の表情といい、純の行動といい、隠すことで魅せる回でした。
 
余談その9。
ホントは特集にしたいくらい大切なもう一人の主役さわちゃん。

職員室前のチョコレート攻防を温かく見守ります。ここでしかるとか野暮なことはしない。
ひょっとしたら同じ経験あったのかもですね。梓の悩みも、純のフォローも、ぜーんぶお見通しです。
 
そして、部室で抱き合っている5人に声も何もかけず、ただ遠くから見守るさわ子。
特に外からのアングル、いいですね。これで唯の「あったかあったかだよ」が生きてきます。
大人だから、とか、部活の経験があるから、とかそういうのでくくれないパワーがこの作品はあると思います。仮想の追体験です。
しかしさわ子視点は本当に、「同じような経験をした大人」からしたら、もう直球のストレートでがっつりくるんですよ。さわ子視点でこの作品をずーっと見ている人は結構いるんじゃないかと思います。
ベタですが、唯が先生になったら、いいなあ。ね。
 

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