たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

怖がらせるつくりで作るのか、たまたまトラウマになっちゃったか。

思わずトラウマになってしまった映画・漫画を教えるスレ(2ch)
自分が幼少期に恐怖して眠れなかったのはクラゲとタコの話です。
ウソをついたら骨を抜かれるという昔話なんですが、閻魔大王が舌を抜くような器具で歯をぐっとつまんで、思いっきりひっぱるんですよ。そしたら骨がにゅるにゅるっと。
もう怖くて怖くて。口あけて寝られませんでした。
 
おそらく、この手の「怖い話」は、恐怖心をあおって教訓を教え込ませる系統だと思うので、そういう意味では大正解なわけですよ。自分的に。
雷がなったらへそ隠せ理論ですね。
 
怖がらせる話が、教訓のためにおっかながらせるものもあれば、怖がるのメインにするために作られたホラーもあり。
個人的にはグリム童話は、教訓にあわせて中世のスラップスティックな趣味を組んでトラウマチックになっていると思うのですが、どうでしょうね。日本も不景気になると妖怪物がなぜかはやったりしますし、そういう空気はあるんじゃないかなーと思ったりします。
 
はて、>>276とか見ていると「怖い描写なわけではないけれど怖く感じてしまう」シーンもありそうです。
子供でいうと、親関係の話は恐怖感じさせるんじゃないかな、と思います。たとえば親がいなくなるとか、食べられるとか、消滅するとか。個人差はあると思いますが、親が世界の中心のような2、3歳でそれはキツい。マンガや映画でそういうのを思わせるシーンあると感情移入しすぎて不安になるのはありますよね。
アニメでわくわくしていた瞬間だからこそ。お祭りで迷子になった子供の気分。
そして、そういうのは「怖い作品だから怖い」というものよりもはるかに心に傷跡を残したりします。
藤子F先生の作品の怖さはそのへんにありますよね。映画版ドラえもんの怖さもそうですが、「TPぼん」とか「SF短編集」の怖さはほんと、子供心ながらにおびえまくりました。
ドラえもん」もノーマルな回で異様な不気味さを誇る回が結構あるからたまりません。自分はそんなにドラ詳しくないですが、この回はすごいゼ!っていうのをピンと思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
 
赤塚先生の「バカボン」もまた時々不条理すぎてトラウマレベルのものがあります。
前友人に見せてもらったもので恐怖だったのが、目とか手をとかをどんどんもぎとられていく人の話。最後にダルマ状態になって、ラーメン屋かどっかに飾られるんですよ。
また、バカボンのパパが「ならお前死ね!」って言って、相手を死にそうな状態に生々しく追い詰めていく話とか。
大人になったから怖いのかもしれないけど、ダルマ状態とかほんと笑っていいのかわからない以前に、それが淡々とすすむ不条理感にぎょっとして心臓がばくばくいいます。
不条理マンガといえばあずまひでお先生とかも子供の頃に見るとトラウマになりますね。でもこちらは最初から不条理なのが分かっている分、まだ心構えができるかもしれません。
 
今となっては、あえて地雷を踏みにトラウマ級のマンガや小説を探しに行くようになりましたが、ほのぼの系やギャグだろうと思って見たものが恐怖だったときのショックはいまだ、耐えられなさそうです。
そういうマンガや映画ってありますよね…んで、やっぱりそういうのも嫌いじゃなかったりします。
面白くて「えー!」って言う怖さに出会える作品に出会いたいものです…が、たまにでいいです。