たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

エロゲーをやっていないのは損をしている気がする(ような気がする)。

誰がかと言うと、自分です。
 
昨日、白い戯言さんのネットラジオで、共演者さんが名言を言っていたのですよ。
Fateはエロゲというか、Fateなんだよ。」
かっちょええー。

氷川へきるまろまゆ」より。
関係ないけどコレ思い出しました。
 

●わたしのエロゲ遍歴●

わたくし、たまごまごは、「エロゲー」文化が大好きで、「エロゲー」そのものが大の苦手であります。
まあ、苦手って言っても「君オタだし結構やってるほうだよ」と言われたらそうかもしれません。そのへんの判断に迷うところなので、自分のエロゲ歴を書いてみます。
 
・ちゃんと自力でクリアしたもの。

SEX FRIEND
処女宮〜栗毛の潮吹き少女たち〜
パルフェ
FIFTH twin
人妻コスプレ喫茶2
せんせいがおしえてあげる
ボクのひみつたいけん
 
・買ったけどクリアしてないもの。
お願いお星さま
はじめてのおるすばん
 
リンク先はもちろん18禁ですよ。なんか他にもある気がするけど、このくらい。あと同人のソフト何本か。「その花びらにくちづけを」とか。うん、一般人よりはるかに多いですよねたぶん。ムダにロリ度たけー。しかも一本ショタ寄り。「人妻〜」も西園寺リサルートしかクリアしてなくて友人に「それはどうよ」と言われました。
 
はて、詳しい人なら気づくと思うのですが、いわゆる「泣きゲー」が雫とパルフェくらいしかやってないんですよ。…雫って泣きゲー?
ToHeart」も「Kanon」も「月姫」も「Fate」も「君が望む永遠」も、ことごとくやってないです。でもQueen of heartとかmelty bloodはやりこんでました。はい。すいません。
そしてさらに詳しい人が見れば分かるともいますが、「エロ」のためのエロゲーばっかりです。
 
いやね、エロゲ世界の広さには興味があるので、非常に親切な友人たちに聞いて、そしてすすめてくれるのですが、どうにも肌が合わないのでしょうか。そして、自分は「収集癖」タイプのコレクターオタクなので、絶対積んで満足するのもなんか目に見えています。
ようは、途中で耐え切れなくなっちゃうんですよ。読むのが。
コレを言ったら怒られるのはわかっているのですが、文章はスキップしまくりでエロシーンに早くたどり着けとマウス連打。そんなわけでストーリーよくわかってません。
まさに、これ。

木尾士目げんしけん」より。
ほんと、うまいこと言いますね。とあるスレで「これを言うのはエロゲ初心者」と書いてあったのですが、その区切りで言えば自分はかなり初心者だと思いました。
 

●初心者から見た「エロゲ」と「エロゲ文化」の感覚の違い●

「がんばれ、たまごまご!がんばった後のエロゲはエロいぞ!」
そう言われて「エロゲ」という、明らかに独自の空間にある世界に対して、黒人の少年がウインドウ越しにトランペットを眺めるがごとく見ているのは、90%くらい「エロ」です。
だって、普通のゲームじゃなくて、高いお金出してわざわざやるんだもん、エロいからエロゲーなんでしょう!?
…と言ったら「それは違う」と間違いなく言われるでしょうねえ。自分もそう思います。
 
自分が初心者かそうでないかは先ほどの話で理解していただくとして、自分から見て「エロゲー」と言われたら、エロいゲームなんですよ。開始5分でエロくあってほしいわけです。だって、「エロいのが見たい」から買うわけですし。
この思考、実は自分が「エロマンガ好き」だからなんですよね。エロマンガはそれこそ、好きなところを開けばエロシーンに出会えるわけです。じっくり読みたければいつでも読めるし、エロシーンだけ見たければそこを開けばよい。
エロマンガもストーリー重視のものも最近は多いですが、エロシーンが心の交流の一つで、それがメインとしてあるわけじゃないですか(801は全く違うけど)。だから当然エロゲーもそうあってほしいのですが、いやはやどうして、エロシーンに行くまで何時間も何日もかかるとなると「エロの名前はいらないのでは?」と思ったりすらします。それは自分の中の「エロゲー」観が「エロゲー文化」と乖離しているからなんでしょうね。
 
自分が興味を持っている「エロゲー文化」は、あくまでもエロはエッセンスの一つでストーリーこそ命、という「ストーリーゲータイプ」と、エロマンガやAVよりもはるかに斜め上にいっている「鬼畜ゲータイプ」、そして操作できるAVのようなエロゲータイプ」みたいな感覚です。実際には違うんでしょうけどね。
鬼畜ゲーはほんと、単純に自分にはあわないようです。不思議ですね、そういうエロマンガは比較的読めるのに。おそらく「客観的」なのか「主観的」なのかの違いかもしれません。以前「エロマンガ好きとエロゲ好きは客層が違う」と聞いたことがありますが、このへんが理由な気がします。あと絵柄もベクトルちょっと違うし。
いかにもエロな「エロゲータイプ」はスキ。というとみんなこぞって「アトリエかぐや」と「AVキング」を勧めてくれます。うん、すごい納得。
 
はて、どうにも自分がつかみ所がなかったり、またネットでもよく論議されている「ストーリーゲー」。その中でも特に「泣きゲー」はものすごい特別な文化観を感じます。
 

●ゲームじゃねえ、エロゲーじゃねえ、泣きゲーだ?●

とか書きましたが、いかんせんクリアしたことのあるそういうゲームないので、分かりません。
ただ、それだけ多くの人が夢中になり、感動している様子を見ていると自分のいる位置がもったいない気がしてしまうんですよ。知らないなんて!
ならやれよといわれるのですが…これがどうにも、ものすごい大きなカベを感じるんですよ。
オタク文化の中でも実は台風の目にあるんじゃないかと思う、この泣きゲー文化。エロの位置はいずこ?というのは自分には分かっていませんが、おそらくそれを抜いたらダメだろうし、かといってそれメインに見るわけでもないだろうし。この感覚、どこかで一回乗り越えないと見えない気がします。
SEX FRIEND」はそういう意味では、エロの積み重ねでストーリーが出来ていて本当に面白かったです。大好き。とはいえ全部が全部そうなるわけもないのも一応分かっている…つもり。
あくまでも生活や心理描写の一部にエロも盛り込まれる、という感覚なんでしょうが、どうも「もっとエロれ!」という気持ちが先走ってストーリーを味わうところまで行き着けません。
いっそ、エロの煩悩を捨ててやりはじめたら、素直に読めるのかもしれないですネ…。どうしてもその煩悩がさえぎるせいで、マウス連打イライラが噴出すというダメな事態に。
  
まとめ。
エロゲ初心者が泣きゲを楽しむには、煩悩を捨て去る修行(黙ってすべての文章を読む)が必要。

 
泣きゲーの山は、高い…。
 
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