たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

百合姫シリーズは割とがんばっていると思う

とらのあなの百合姫Svol.2のメッセージペーパーが欲しすぎる。たまごまごです。吉富先生が!これは買います。
コミック百合姫 2007年 09月号 [雑誌] コミック百合姫S (エス) 2007年 08月号 [雑誌] 百合姫Wildrose (IDコミックス 百合姫コミックス)
百合姫というのは、ガールズラブオンリーのマンガ雑誌。最初に「百合姉妹」という雑誌だったのですが、一旦終了して百合姫が再開。今ではガールズラブトップランナーとして、(知っている人にとっては)すごい作家さん達が集結した類まれなる雑誌です。
 
百合姫は「S」と「Wildrose」と分化していき、面白いことになっています。「百合姫」本体も、百合姉妹時代はかなり男性視点のズレが気になったのですが、最近は割りと男女とも楽しめる、しっかりした百合を幅広くやっているなあ、という感想。「S」は萌えとかの割とわかりやすい方向になっているのが好感持てます。「Wildrose」はどっち方面なんだろう、響きだけだとちょっと濃い感じがします。
 
百合って、その「攻め」の少なさや、「ひっそりやりたい」というファンの思惑もあって、BLほど広まるジャンルじゃないだろうなあとは思っています。
しかし、理想と意思を持ってがんばっている感じが、百合の微妙なバランスにうまく重なりはじめているなーと思うのです。「こういう方向のいい作品を排出したい!」というのはじわじわ感じます。乙ひより先生を推しているのはその辺でしょうネ。
 
まだまだ発展途上な上に、ぼんやりしたビジョンが強い百合。それが魅力でもあるため、なかなか追求が難しいジャンルでもありますが、ほかにまだ「発展させよう」という意思を持っている雑誌はないので、もっとがんばって行って欲しいところ。その思いは確実によい物を産んでいます。
とりあえずコミックス化されている百合姫作品にはほとんど外れはない印象があります(好みの差異はあるかもですが)。
がんばれ「百合姫」。
 
はて。ところで「百合姫」って、男女読者比率どうなんだろう?