たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

シリウスの「恋想彼女」特集が、「オンナノコすげえ」ですげえ。

月刊シリウスを読んだんですが、「恋想彼女」という美少女特集みたいなのをやっていました。
最初は「??」という感じだったのですが、その作家ラインナップと内容に愕然。
そうか、この特集は「彼女」とか「ラブ」とかそんなんじゃなくて、ほぼ神格化状態の少女達に対して、マンガを通して恋焦がれる特集なのですか。
究極の「理想と性欲を反映した少女像」でもある瓦敬助先生の「菜々子さん」の新作は、やはり決して今までと変わらずエロい姿をあっけらかんとさらしていました。
関連・変わっていく日常と、変わらないドキドキ。「菜々子さん的な日常」
うさくん先生も、やはりうさくん先生でした。なんであんなに母性のような少女を描き続けられるんだろう。やっぱり一緒に出てくる男の子に独自の芯があるからなのかしら。
 
そして、ものすごかったのが近藤るるる先生。
宮崎県に行ったときの思い出話的なマンガなんですが、すごい特殊なんですよ。
まず、お店にビキニ+Tシャツでナチュラルに売り子をしている少女。うん、100歩ゆずって、まだありそうです。ないけど。
そして、彼女はカキ氷を作って、崩れそうになると手で固めるんですよ。手で
その上、ベンチに水着Tシャツのまま一緒に座ってカキ氷食べながら談笑ですよ。最後までギャグなしですよ
 
これがるるる絵で描かれるものだから、ものすごく浮世離れした現実味のないふわふわした世界に。この「るるる的女の子がいるだけで世界の時間の流れが別になる」るるるワールド(るばっかりだ!)に付けられた題名が、「九夏休息」。なんというノスタルジィ。
るるる先生内での少女の位置がすごく特別で、それがあることで世界が変わるんだなあと改めて唸らされる作品でした。
 
全体的にどの作品も、恋愛がどうとかと別次元の、「オンナノコすげえ」を描いている、一風変わった特集になってました。
うん、「オンナノコ」すげえ。