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フルスロットル!ヒロインはスーパーヒロインへ。「プリキュア5GoGo!第1話」

ついに始まった「プリキュア5GoGo!」。
動きも曲もいきなりクライマックス状態のOPとEDといい、本編の予想以上のノリのよさといい、勢いのあるスタートダッシュにほくほく満足です。
しかし、一つだけ、一つだけ言わせてください。

りんちゃん埋もれすぎ。
 
そんな回でした。
いやあ、いい意味で予想以上のスタートでした。予告のときは「ちょっと地味?」と思いましたが、勢いあるわあ。
はて、今まで5人は1年という歳月をかけて、ようやくそれぞれの仲をつむいでいきました。そりゃあもうえげつないような言い争いもしましたともさ。りんちゃんとうららの「あんたほかに友達いないんじゃないの」はいまだにトラウマ級です。
しかし、彼女たちはもう前に進むよ、どんどん進むよ。
進みまくって、ヒロインからスーパーヒロインになるよ!
 

●これからは、みんなの応援が待ってる舞台へ●

OPはひたすらにカッコヨサの方向へ足を踏み出しているんですが、じっくり見てみると非常に興味深いシーンがたくさんあります。
まず、誰もが「おっ」となるこのシーン。

BGMはスパイダーマンバットマンが似合うと思います。
都会を駆け回る、新しいタイプのヒロインとしてのプリキュア5。夜の街+明かり+ヒーローヒロインの絵面のなんと美しいことよ。5人それぞれの個性もはっきりしており、顔からも戦う凛とした力強さ満載。血沸き肉踊るカットじゃないですか。彼女たちがビル街を全力でかけまわるシーンが見たい、見たい、見たいっっ!東京の街をすごいスピードで飛び回ってほしいじゃないですか。
今までなんとなく隠してたわけですが、ここにきて意外なことに、みなの目に触れるヒロインとして開花します。
とはいっても、プリキュア5人の住んでいる町は無国籍なヨーロッパ調の町でした。おや?

これとかもろに山手線ですよね。位置は池袋らしいです。が、駅の名前は「轟々」

使っているPCはWindowsVista。おそらく手は増子さんのものでしょう。愛用のカメラありますし。ばっちり撮られてますね。
サンクルミエールの生徒がケータイ使っているシーンが登場するのもなんだか新鮮。なんだか女子中学生してますね。なにげにそれぞれ形が違うこだわりよう。
こうしてみるとどうやら日本近辺もありうるような舞台設定ですが、しかしこちらを見るとやはりヨーロッパ風です。

ブンビーさんに目がどうしてもいきますが。
おそらく英文で「スーパーヒロイン」「ミステリアス」とか書いているようです。まさにこのノリ、スパイダーマンじゃないですか。
 
スパイダーマンは「みんなの隣人」として愛されているヒーローです。あの等身大の悩みや軽さや親しみやすさと、歯を食いしばってでもがんばる心が魅力です。
プリキュア5の向かうヒロイン像は、かなりそちら寄り。毎回それぞれ、世界規模のことじゃなくて自分たちの恋愛や進路や友人関係で悩む、そこが最大の楽しさです。見ている子供にしてみたら、パルミエ王国の復興より、ココとのぞみの恋愛のほうが気になるんです。
 
実際に、彼女たちが姿を見せてスーパーヒロイン化するかどうかは、わかりません。ただOPでこれを出すことにより、さらに一歩前に進み、みんなに応援されて戦うヒロインとして成長していこうという方向性が描き出されているわけです。「新聞に載るほどにがんばる」というイメージシーン的なものかもしれません。
子供たちから、大人まで。みんなが待ち望むヒロインへ。
しかし、空を指さして「あ!プリキュア!」って実際に言うシーンは見たいです。
 

●成長にともなって広がる視点。●

とはいえ、まわりがもてはやすだけのヒロインでは意味がありません。5人が成長を遂げていなければ。
しかしそこも、一話で進むべき道を出していたのがこの作品のいいところ。子供から見てもはっきり何かが変わったことを感じるつくりに好感が持てます。
今までは、サンクルミエール学園を中心にして描いていたため、ご近所レベルのお話で収まっていました。それがまたじわじわ育つ人間関係を見渡しやすくてとてもよかったのですが、人間成長すると視野が広がります。
家族→学校→町→社会→世界と。

一度、前作でのぞみさんが気球に乗ったことを彷彿とさせるシーンです。
関連・今がんばることは、ムダじゃない!「プリキュア5第11話」
町にある恐ろしいほどの高さの時計塔から見下ろす町並。どこまでも果てしなく見える、まっすぐな道。
のぞみさん達はいつも身の回りの出来事でモンモンとしていましたが、ちょっとだけ成長したよ、今見える世界は前作で見ていた世界よりちょっとだけ高い所だよ、とこの光景は訴えてきます。

そういう意味でも、新キャラシロップの存在は大きいですよね。無論キャラとしてもしっかり立っていましたが、彼が登場する必然性が、彼女たちの成長と絡んできます。

彼のフットワークの軽さもまた魅力的。次の世界へ向かう足がかりは万全です。
 
なんせ今までココといいナッツといい、戦闘能力的にはまったく役に立たない(存在は大事だけど!)キャラでしたが、シロップは彼女たちが見る世界をさらに広げるのに拍車をかける、移動手段です。
あれですよ。FFで飛空挺手に入れたときの興奮のようなものです。
 
視野が広がるためには、やはり移動手段は必須。自転車なり、自動車なり、電車なり。彼女たちが「五人のつながり」から人間関係の幅をさらに広げていくには、シロップは非常に有用になるでしょうネ。

いろいろ三角関係的な意味でもね!
 

●EDから見る人間関係の広がり●

さて、動きまくりのED。とにかく楽しくて何度も見てしまうのですが、ここに新キャラミルキーローズを含めた新しい人間関係がこめられているのが興味深いところ。

左上が「のぞみ・シロップ」右上が「ココ・ナツ」真ん中が「こまち・うらら」左下が「ローズ・のぞみ」右下が「かれん・りん」
注目すべきは「こま・うら」と「かれ・りん」。これって普段の生活ではあまり組まなかったコンビですが、前作でちょっとずつ進展して絆をつくった組み合わせです。そういうのをさりげなく発展させてくれるのが本当にうれしいじゃあないですか。
 
そして注目なのがこちら。


ラッブラブなかれんとローズ。かれんさんどうしたの!?ロザリオ渡しちゃった?
各地で「ミルキーローズはミルク説」があがるのも、このシーンのせい。確かに前作の発展でそうなってくれた願ったりかなったりです。が、今の時点では情報皆無。しばらくはなぞのままですね。
色だけでいえば、かれんとりんちゃんの子供なんだけどなあ。
 

●ロランvsギンガナム●

しかし新キャラでいきなり子安さんが出てくるとは思いませんでした。
今週のみどころ。
 
その1

前回の最初の敵がギリンマだったことを考えると、スコルプさんのデザインのごついこと。この人が子安イズム全開で迫ってくるからたまりません。
そしてシロップはパクロミさん。この組み合わせって…なんというターンA。
 
その2
 
かなりの人が言っていますが、妙にエロいココのマント姿。ナッツはいいんですよ。ココの股間が妙になまっちろくてエロいんですよ。なんという淫獣でしょう。
 
その3

エメロード姫。うそだけど。
5gogoのスタッフって、絶対眉毛好きですよね。眉毛率高すぎです。もっと太くしてください大好き。
 
その4

もう完全に息がぴったりな5人。みんなでワイワイ攻め立てるシーンは新鮮でした。
ああそうか、もうお互い気を使いあう仲じゃなくなったんだなあ。素を出せるんだなあ。
 
その5

友人の姪っ子さんいわく「でっかいちゅんちゅん」。子供の言語感覚には参った。言いえて妙。
 
その6

全員の変身バンクが3分半にわたって流れました。しかし、新番組の変身シーンはひたすらに燃えます。
その中でも異常に気合の入っていた、うららとりんちゃんの変身バンク。ものすごい勢いで動きまくります。
特にうららははじけるように、りんちゃんは燃え盛るように、という点を強調しているのがハートわしづかみ。かっこいいよー。
 
その7

EDのかわいすぎる面々。りんちゃんの指をちゅっちゅしたいです。
が、問題はそこではなかった。すごい破壊力を秘めた子がいました。

やられた!
こいつきっとナッツのこと妄想してたら急にカメラ向けられてどぎまぎしているんだぜ!
女の子の驚いて照れた顔って、なんてかわいいんだろう…それを一瞬だけ盛り込むスタッフに拍手。
 
その8

次回予告より。
明るく元気なのぞみさんですが、恋愛になると急にしおらしくなるのがいいですよね。ココも引っ込み思案で、見ていて「ああもう!はやくそこでチューだろ!」と言いたくなるけど、絶対できなさそうなところがまた安心感満載。

んで新キャラ。スコルプさんがサソリなら、この人は・・・へびかな?
 
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