たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「積み本」依存症候群注意報!

●「積み」地獄●

「積み本」「積みゲー」「積みCD」なんて言葉があります。
ようするに「いまだに読んだりプレイしたりしていないのに、買ったままになっている作品」のことです。
まー、なんとも作家さんには失礼千万な話のようですが、実際のところ単純に忙しかったり、とりあえず時期を逃すと買えなくなるからとりあえずゲット!なんて理由だったりします。
んで一回積み本がはじまると、どこになにがあるかわからなくなるという宝の山というか夢の島状態に。
この状態に陥ってしまい「あれ?なんでこの巻が二冊あるんだ?」なんていう経験がある人は結構多いのではないでしょうか。
 
ゲームはさらに悲惨で、買ったはいいもの封を切らずに一年間、なんてこともよくあります。あれー、あの時すげーやりたくて買ったのにどうしてこんなことに!今見たら確かにやりたいゲームだけども、その後に別なゲームやってたような…。
さらに悪化すると、封の開いていないamazonの箱に出会うことすらあります。
そしてそれの正体が何か分からなくなったら末期です。君はamazon箱コレクターかい?って話です。
怖い怖い。
 

●「積み」天国●

しかし、心を入れ替えて消化力を上げたり、通勤通学などで読書量が増えたりすると、「積み本」の消費は顕著になります。
あとは以前も書いた風呂読書です。
これらをはじめると「今日はどれを持っていこう」「今日は君に決めた!」と積み本の山から選択する楽しみも生まれます。
そうなってくると、積みの山はめりめり減って、気づいたらなくなるなんてこともあります。マンガやラノベだと読み終えるまでそれほど時間もかからないですしね。
読了本に囲まれる幸せよ!あとは本棚にうまく並べて、好きなときに読むんだよ。幸せだね。
 
ところがここで、中毒患者の自分にはひとつのジレンマが発生します。
「今すぐ手が届く位置に、読み終わっていないマンガがない!」
今まで読んだ好きな本を読めばいいって?ええ、まったく持ってそのとおりです。
しかし積みになれてしまった自分は禁断症状にかられるのです。
読んでいない本に囲まれる快感が忘れられないことに気づくのです。
買い足しては読み、読んでは買い足し。
常に数冊は読んでいない本を手元に置いておかないと、不安にすらなります。だって急にヒマになったらどうする!みたいな。
 

●「積み」依存症●

これはもちろん全員がそうなるわけではなく、比較的買い物依存症に近い感覚だと思います。
たとえば。食材や文房具などの消耗品を「とりあえず一個、でもなくなったら困るからもう一個」と、すぐ買いに行けるのに余計にプラスして買ってしまう心理状態が、一部の人にはあるそうです。自分なんかはまったく持ってそれにドンピシャで、消しゴムとか必ず二個買ってしまいます。近くにコンビニあるのに。無くしたら困るし、とか言いつつですよ。
いわゆる滑り止め買いです。
以前放送されていた「ケロロ軍曹」が、ぞっとするほどに見事に表現しておりました。
関連・あなたは大丈夫?「ケロロ軍曹」に学ぶ買い物依存症の心理
買うことの快感は誰しもあるのですが、それがエスカレートすると非常に危険なのは…分かってるよそんなこと!と言いつつ「ここで買わねば…」とウヌヌとうなる日々。
これ洋服とかだったらどうなったんだろう…と考えるとぞっとします。洋服の方が「積み」は危険極まりないです。買って満足しちゃって一回も着ないこととかあるんだよ。(←経験者)
 
本に関しては、「積み」はちょっとした絶望でありながら、ちょっとした愉悦でもある場合があります。
「買ったらすぐ読む」という人の方が圧倒的に多いと思いますが、「とりあえず今後これ読みそうだから買っておく」という、未来の自分に向けての購買方法が自分には多いです。
トータルすると実際に読むわけで、その自分の審美眼を信じて「とりあえずゲット」も無駄にはならないんですが、にしても「常時読んでいない積みタワーがないと落ち着かない」のは異常だなあと思ってしまいます。
 
積まれた未知の本の山から選ぶ快楽。自分だけでしょうか。
 

●自分はきっと図書館にいたいんだと思う●

図書館や本屋さんで、何を買うわけでもなく1日過ごせる人って多いと思います。
もちろん最終的には一冊買ったり、座って読書に浸ったりするわけですが、あの「自分の知らない世界がこんなにあるんだ!」という感覚にぞくぞくするんですよ。
同時にそれは「こんなに知らないものがあるなんてもったいない!」という気持ちの裏返しでもあります。
そこで、「知識の制覇」に精を出すか、「未知への憧れ」にワクワクするかで大きくベクトルが異なってきます。
買い物依存症は後者と非常に相性がいいです。決してものを無駄にするのでも、読まないわけでもなんです。むしろ好きなんです。
好きだから手元に、ミニ図書館が常に欲しい感覚。
 
欠点は、スペースがめきめきなくなること、ですね。
あとお金。はあ。働こう。
 

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