お母さん聞いて聞いて!そんな家庭が見えてくる「みつどもえ第98卵生」
参観日の楽しさは「誰が誰のお母さんか当てる」ことだと思います。
しかしまあ、逆に言えば元気のよすぎるお母さんや着飾りすぎるお母さんは「くんな恥ずかしい!」とか言っちゃうのよね。とかいいつつ来るか来ないか一番気にしているのは自分なのにね。ププ。
今回のみつどもえはそんな参観日の話。
みつどもえの参観日といえば威圧感ありすぎる三つ子のパパさんが問題なんですが、今回は暴走母、杉崎みくママにスポットがあたっています。
この母、極めて変なマイペースさんで、あのみつばですら圧倒されます。これは強い。
そんなみくママを見ていると、杉崎家の語られない日常が見えてくるので、ちょっと覗いてみましょう。
「クラス1変と言われるオカルト好きの松岡さんだわ!」
ママ、詳しすぎます。
さらにママのクラス探検は続きます。
「彼女らは佐藤くんのおっかけ部隊!!」
ママ、詳しすぎます。
ここで思い出されるのが、4巻収録の第75卵生。
初対面のみつばのことをやけに知っているみくママ。
読んでいくと、それは杉崎みくがお母さんにみつばの話をいつもしているからというのが見えてきます。
杉崎の家はブルジョアで実際にお金持ちで、いわばスネ夫状態。こんなのも持ってないのーホホホです。
なのでへたすると嫌われてしまいそうなキャラなんですが、なぜか妙に愛されています。
そこなんですよっ!彼女が嫌われない、むしろクラスで信用されている理由は。
この嫉妬ぶり。これを抱きしめずにいられようかいやムリまずムリ。
杉崎は感情を表すのが不器用であると同時に、誰よりも寂しがりやです。
みつばも似たり寄ったりのレベルですが、今回のことを見ると家族に対してもそうなので彼女の方がさみしがりやウサギさんかもしれません。
家に帰っては変なもの好きなママに、クラスの子の話を面白おかしく一生懸命話すことで、ママの気をひこうとするみくさん。
そんな彼女の一面が見られ、かわいさ度50%増量です。
おそらくクラスの面々も彼女のさびしがりやな面を知っているのでしょうね。彼女がお金持ち自慢するのも「こいつ寂しいんだろうな」という純朴なところを読み取っているんだと思います。特に吉岡と宮なんとかさん。あとみつば。
にしても「みつどもえ」は、そんないい話の合間に頭の悪いカットがナチュラルに入るからたまりません。
どう見ても気づいていないみつばが男前すぎます。
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