たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

もっと私の本質を見てよ!「みつどもえ第103卵生」

相手の顔を覚える時って「パーツ」で覚える人と「全体像」で覚える人がいると思うんですが、自分は「パーツ」派です。
しかしその「パーツ」で覚えるというのは人によってはショックなことも…というお話が今回のみつどもえ
 
そうですよ、まずは謝っておきます。
ごめん吉岡さん!ぼくも眉毛が太い君のことが好きなんだ!
太い眉毛が心くすぐるんだ。
でも、だけど、そこがあかんのよね。ごめんね、まず属性で見ちゃうことを本当にごめんねって思うんだ。
けど好きなんだその眉毛。
 

●吉岡さん、大地に立つ●

吉岡さん相当自分の眉毛にコンプレックスがあるようです。
まあもっとも周囲の人間がみんな「吉岡=眉毛」みたいな認識をしていたらそりゃもっともだとは思うのですが。
マンガやアニメだから「パーツ」や「属性」で整理整頓することもありますし、「萌え」の入り口にもなるんですが、実際に言われたらそりゃあ嫌ですわな。
 
そんなわけで、夏☆イメチェン。

この時の吉岡さんの顔がすげーいいんですよ。
今までこんなに決意に満ちた吉岡さんは出てきませんでした。いつも誰かの後をフォローするような位置にいて、みんながワイワイ言っているのをフォローして目をまわしている役回りだった「脇役」な彼女。
ぶっちゃけ読者側の自分も吉岡さんはそういう「脇役」で「眉毛」という認識をしていました。
だけど彼女は一人で歩き始めるわけですよ。親にも友人にも縛られず「自分」であるために!
 
これって、言わば吉岡さんという女の子が「その位置」に甘んじていることからの脱却でもあります。今後も「みつどもえ」はニコニコドタバタと話を進めるでしょうが、みつばや杉崎はどんどん成長しています。ふたばもオバカな子から「みなに愛される子」に成長していますし、ひとはも自分を出すことを覚えました。佐藤くんや千葉氏は男女ともを見守る存在のようにすらなっています。松岡さんは…置いておいて。
その中で「フォロー係」だった彼女も一歩踏み出す時が来たのです。
 

●そしてみんなに受け入れられて●

さて、後半こんなコマがあります。

とあることでみんなに笑われるシーンなんですが、このシーンがまたいいんだー。
他のクラスメイトは知ってか知らずか吉岡とふたばを見間違うわけです。しかしいつも一緒にいるメンツは彼女を見分けます。そこのオチがいかにも「みつどもえ」なんですが。
でもねでもね、このみんなの大笑いっぷり。特に宮なんとかさん*1の笑いっぷりは今まででも最高なんじゃないでしょうか。
先ほども書いたように、ものすごい勇気を振り絞って一歩踏み出した吉岡さんです。それをみんなはこんな形だけど、両手を広げて受け入れたんです。だってこんなに吉岡さんを笑うことなかったですもの。
ゲラゲラ笑えるくらい距離が近くなったんだもの、無駄じゃなかったんだよ吉岡さん!
 

●しんちゃん×ふたば●

こっから余談。
ラブロマンス好きな吉岡さんならずとも、今回はときめかざるを得ませんでした。
だってね、だってしんちゃんが!

みんながふたばと吉岡を勘違いしている中一人気づく理由がそこかよ!
お前!お前!ふたばはなあ、ふたばはなあぁぁぁっ!
幸せにしてあげてください。
ふたばしか眼中にないしんちゃんラブ。
 
んで他の男子がすごいよね。

千葉氏の「無駄におめかししやがって!」は名言です。ふたばは男子に馴染みまくり。
にしてもこのシーンは興奮せざるを得ませんね…フフ。
 
みつどもえ 1 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 2 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 3 (少年チャンピオン・コミックス) みつどもえ 4 (少年チャンピオン・コミックス)

*1:わざとだよ!