たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

DS版「プリキュア全員しゅ〜GO!ドリームフェスティバル」の、ささやかな思いやり。

いやね、今日家帰ったら自分宛に小包が来ていたわけですよ。
なんだろなーと思ったら友人からこれが。

おおお!プレゼントってことで全員集合じゃないか!!!これほしかったんだよ!
ありがとう、ありがとう!ぼくは素晴らしい友人に恵まれて幸せです。
まあいい年の大人が「これほしかったんだよ!」って喜んでいるのはさておき。
 

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ゲームですが、ぶっちゃけ「プリキュアが大好きな人」なら無条件で、声が出て技が再現されるだけでうれしいので点数つけられないです。
ゲーム自体はアクションなんですが、子供向けなので、難易度は低くて歯ごたえがあるわけではないですが、それでもおれのりんちゃんが動かせる+しゃべってくれるのはうれしいものです。
ゲーム性以外の面であえて不満を言うとしたら、全員集合ではないこと。薫と満は!?いっそダーク5人が出ていたら神ゲーだったのに!
 

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まあそんな大きなお友達の戯言はさておき。
このゲームの対象年齢はおそらく小学校に入る前後の女の子です。
なのでアクションだけではなく、ミニゲームもいっぱい入っているんですが、このミニゲームにちょっと驚きました。
つーてもありえんようなミニゲームがあったわけではないです。
「うららが 元気に パイタッチする!」とかそういうミニゲームがあったわけじゃないですやりたいけど。
なぎさの汗をタッチペンで拭いてあげたら「ちょっと臭いかも、えへへ」とか言うわけでは決してないですやりたいけど。
 
ミニゲーム自体は至ってわかりやすい、直感型のもの。大人がやるより子供がやった方が多分高得点とれそうなほどです。
しかし、パーフェクトとれないわけですよ、妙に難しい場面が出てきたりして。
そうすると普通なら「ぶー」とか「残念!」とか言う訳じゃないですか。失敗だし。
ところがこのゲーム違うんです。
ミスすると「大丈夫だよ」ってキャラが言うんです
 
これにはさすがに、逆に動揺しました。
だってさー、ゲームで育った世代にしてみたら、失敗したら「はい残念でした」的な悔しさが残るような演出が通常入る訳じゃないですか。むきー!ってなるような。音楽とか、動きとか。そしてコンティニューしまくる。
しかし、これはやさしく包んでくれるんですよ。「大丈夫だよ」「大丈夫よ」「大丈夫!」って。え、なに、それって罠?とか一瞬おののくってなもんです。
 

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大人なので色々余計なことを考えました。
たとえば、さすがにゲームでまでそこまで甘やかさなくてもいいんじゃないか、むしろもっと厳しい挫折したほうがゲーム的にはプラスじゃないか。とか。
マリオが死んだときに「てれっててててててててー」を聞いて「あー!」ってなったあの感覚を味あわないのはもったいないんじゃないか、とか。
 
しかし、よくよく考えるとこのゲーム、別にゲームにのめり込ませるためのものではないです。
大人が自由にのめりこむのはありなのですが、子供達はむしろ「区切りのいいところでやめられる」方がプラスなのです。

以前、これも友人にいただいたのですが。プリキュア5の変身ケータイ。
ミニゲームが入っていて色々遊べるんですが、時間設定をすることで夜中はこのおもちゃも睡眠モードにはいるんですよ。夜の9時くらいから。
つまり、ある程度の「はまり度」を持たせながら、実はちゃんと子供用に「ここまでで切り上げる」ような教育を親がしやすいように設計されているわけです。
このゲームの方も、ストーリー一話がめちゃくちゃ短いものをたくさん集めているので、15分から20分くらい遊んだら切り上げられるようになっています。
お母さんが「今日は一つだけお話すすめようねー」って言う光景が見えますね。
 
先ほどの「大丈夫!」もそれに関わると考えていいかと思います。
ようは「悔しい!もっとやらないと!」っていう気持ちをあえてあおらないようになっているんです。
そう、ゲームなんだから大丈夫だよ、焦らないで私たちと一緒にニコニコ楽しむ事の方が大事だよ、と。
「残念!」と「大丈夫!」は、たった一言のセリフの違いでしかないのですが、それによってゲームの雰囲気はここまで変わるのかと驚いたですよ。
 
子供用の玩具はどれみ・ナージャプリキュアのおかげで大人になってからもじわじわ入手したりしますが、やっぱり大人向けにはない繊細な気遣いが魅力的でなりません。面白いねー。こういうの作る仕事している人は、親の目線と子供の目線にたって開発しているんでしょうな。
 

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それはともかく、大人の全員しゅーGO!も出してください。
18禁とかそんなわがままいわないよ!
ただこう、「タッチしろ!」とか表示が出たらりんちゃんのスパッツを擦れるとかそういう…。
あるいはブンビーさんの裸体を拭いてへブンとかそういう…。