子供の間では「つぼみ＞えりか」でグッズが売れております。なぜ？

そういえばちょっと感覚的な話ですがメモ。
ハートキャッチプリキュアのグッズがおもちゃ屋のみならず、コンビニでもあふれかえるようになりました。
で、コンビニで売っているプリキュアグッズを見ていると、圧倒的につぼみのほうが売れていることに気づきました。
・・・・・・あれ？
　
まあとはいえ、どっちも売れているんです。ものすごい人気です。近所のコンビニ見てみれば分かると思います。すごいです。
が。どうも見ているとつぼみの売れ行きのほうが早い。
自分だけかと思っていたので色々な人に聞いたのですが、割とどこでもそのようで。
　
およ、髪の毛が長くておしゃれで明るいキャラ、ということでえりかの方が人気になるんじゃないか・・・というか大きなお友達内でのえりか様人気が宗教レベルで圧倒的にすごすぎるので、これはちょっと意外。
　
で、「なんでだろう？」とお子さんのいる方に聞いてみました。
「実際のところ、子供ってつぼみとえりかどっちが好きなの？」
「つぼみですねー」
ストレートな解答でございました。
なぜだろう？　いや確かにつぼみかわいいです！　スゴクいい子です！　
ですがそんなに圧倒的にかわるものか？！
　
理由を聞いてみました。

「やっぱり、『ピンクだから！』だっていってたよ。」

やはり決め手はピンクだとのこと。
そうか！ピンクは子供にとって重要な色なんですよ！
なんとなーく分かってはいたものの、実際の子供や親の意見を聞くと確信できますね。
　
まあわかりやすいのは、プリキュア５のキュアドリーム、フレッシュプリキュアのキュアピーチ。明確にピンク前面押しです。
（ちなみにSSの咲とMHのなぎさもピンク要素はあるものの、咲はゴールド、なぎさは黒要素のほうが強い）
今食玩で出ているのも「ドリーム・キュアピーチ・キュアマリン・キュアブロッサム」とピンク３対青１。
アニメの回数を考えてもまだキャラクター性は見えない部分も多い「ハートキャッチプリキュア」なだけに、色でチョイスする子供の反応は非常に分かりやすい、かつ重要な感覚だと認識しました。
　
無論、今後それぞれの人気が分散してバランスが摂れていくとは思いますし、つぼみは魅力がまだまだ眠っているキャラだと思っています。
なんといっても「つぼみは心の花につけいられていない」です。そこが付け入られたとき、彼女の中の心の闇がどうなるのか！　ならないかも？　そのへんが見所ですね。
　
で、キュアマリンことえりか様ですが、パパママ視点からすると「やっぱり一話で『いじめっ子』だった印象がでかいのではないか？」というご意見。
ファーストインプレッションは大事ですものね、子供にはちとショックだったのかもしれません。
加えて、えりかの「うざかわいさ」は、いわば「子供を見守る大人の視線」としてのかわいらしさなんですよね。
一旦距離を置いた上で心の余裕が無いとなかなか受けとめきれない。子供視点では「うざい子！空気読めない子！」になってしまう。
実はこれは回を重ねるごとに「あれ、えりかって思ったよりかっこいいしかわいい！」というギャップパワーがあるので、今後子供の間で人気が上がるのではないかと踏んでいます。
　
加えて「思い込みが強く暴走しがちなつぼみを、茶化しつつも冷静にたしなめるえりか」という今の立ち位置はやはり現時点ではまだ分かりづらいです。
大人だからこそ納得行く描写ですが、子供だと「また喧嘩してるー」と見えてしまうかもしれません。茶化してオチつけたりしますしね。カッコよくポーズをきめるでなく、戦闘もおちゃらけている。真面目なヒーロー（ヒロイン？）ではない。
　
仮に子供の時に分からなくても、そのよさがじわじわ伝わって大人になった時。
「ああ、あのころハートキャッチプリキュア好きだったなあ。ピンクの子大好きだったなー。でも今思うと青の子、実は結構いい子だったよね。好きだなあ」
とじわじわ感じてもらえたら、最高じゃあないか。
逆もまた、さらなり。ね。
　
追記
大事なこと忘れてました。
子どもたちの一番人気はコッペ様なんじゃないかと推測。
どうかしら。
　

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余談。
「子供向けに作られたのがわかりやすくて一生懸命なつぼみ」「大人向けに作られたのが変化球の多いえりか」と考えたら、その算段は大正解というか、功をなしまくっていると思います。
もしかしたらそれが狙いなのかも。
あとは色の使い方。ピンクと水色じゃないんですよね。あの配色を考えた人は天才。最初「日焼けした本みたいだ」と思ってましたが、これがアニメになるとえらい見やすい！
　
どっちも好きですが、自分はえりか様派ですすいません！
　
あとは早く女子サッカー部の上島さやかさんをレギュラーにしてあげてください。まじで。貧乳ショートカット部員としては悲願なのです。