たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

【ネタバレなし】『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は、とにかく下準備してからいこう。

ヱヴァQ見てきました。
絶対一回で分からないってのは予想済みだったので、2連続で。
ネタバレ感想はまだ書くには早いので、とりあえずは「ネタバレ無しで、面白いかどうか」だけ書いていきます。
 

●1、序・破・TV版・旧劇場版は見ておいたほうが、いい。●

『序』と『破』は、とにかくエンタテイメントとしての出来が素晴らしいので、なんもわからんくても見に行ったほうがいい、と言い切れるんですが、『Q』は序と破を見てるのは最低限の前提だと思ったほうがいいです。
これを見ないでいきなり見に行ったら大損をするというか、全く意味が分からない映画になります。
アクションシーンもそこまで多くないですし、そのアクションシーン自体が今までの流れを継いでいるので、見ておかないと本当にもったいない。
できればTV版と旧劇場版も見ておいたほうがいいです。というのも大幅にリスタートされている作品なので、どう異なっているか分かったほうが断然面白いから。
たださすがにTV版を全部見るのはしんどいので、旧劇場版だけでも……アレだけ見るのも相当しんどいですが。
 

●2・ネタバレは極力避けていけ!●

いきなり映画見るの不安だなーという人も多いと思いますが、『Q』はネタバレは完全回避推奨。
というか、どこの話をしてもネタバレになるので、とにかく今までのエヴァ・ヱヴァだけを見て、頭真っ白にしていったほうがいいです。wikiも見たらダメです。
というのも、ネタバレを知っているか否かで冒頭シーンの印象がだいぶ変わるから。
いずれネタバレ入の感想も書きたいです。
え、考察? 考察は確かに面白そうだけど、新劇場版は割りとはっきりとエンタメ路線+物語描写によっているので、考察するよりもどこが面白いか考えたほうが、個人的には楽しめる気はします。
ちりばめられた謎集めとか。心理的なもの、宗教的な感覚は薄めですし。
 

●3・シンジを見よう●

ぼくはアスカばっかり見てました。アスカがすっげーいい役でして、多分この映画の準主役。
でも主役はシンジです。
これは言うまでもないんですが、シンジの細かいところ、特に演技に注目してみてください。
シンジ役の緒方恵美さんが、シンジを演じながら感じたことを庵野監督に伝えながら、シンクロしつつ演じているキャラとして作り上げられているそうです。それでセリフの一部を変えるくらいに。
このへんは、見ればわかります。
 

●4・謎への布石●

『Q』の意味がクエスチョンなのかクイックなのか「Quickening」なのかわかりませんが、あらゆるところ、セリフ一つ一つに謎が隠されているのが今作。
逆に言えばヒントです。
「あれ?」と思ったセリフを書きだしてみると糸口が見つかる可能性が非常に高いので、書きだしてみると楽しいです。
実質「うん、わからん!」というシーン多いんですが、抽象的ではなくかなり具体的。
そのため、エヴァの謎解き大好きな人にはこれ以上ない楽しい作品になっています。
 

●5・パンフは絶対開けるな●

パンフレットは、通常版豪華版どちらも袋に入っていますが、「ネタバレ注意」と書かれている通り、ネタバレの嵐です。
映画前には絶対開けてはいけません。
通常版は、声優さんインタビュー切り出し版と設定画、画面ショットがちょっと載っているダイジェスト版+『巨神兵東京に現る』の紹介。
豪華版は、声優さんインタビュー完全版と、設定画多量、画面ショットいっぱいのフル版。巨神兵は載ってないですが、買うならこちらがオススメ。
結構クリティカルなネタバレもありますし、全然わからなかった部分のヒントも載っています。
加えて、スタッフインタビューは載っていません。
待ちましょう。

 

●6・『Q』見た後に『序』『破』を見よう。●

石田彰
実は今回の『Q』への前振りというか違和感は、すでに『序』『破』に仕込まれていたんです。「同じように見えるでしょう?でも違うんだよ」っていうことですね

『Q』は明らかに今までのエヴァとは別物なんですが、その前兆に当たるものは『序』『破』に含まれているそうです。
思いつきでたどり着いたわけじゃない『Q』。一旦戻って見なおしてみると、新しい発見があるようです。
もっかい見てみよう……。
 

●まとめ●

今までのTV版、旧劇場版、新劇場版を見ている人には、こんなに面白い映画無いと思います。
謎になっている部分も、類推が色々できる仕掛けになっていますから、そこも含めて面白い。
知っている人のための、ツボをおさえたエンタテイメントです。
 
しかし単品で見たら、アクションは少なめ、意味のわかりづらいシーンが多い、続き物なのでカタルシスにかける、など、「最高の映画」とは言いづらいと思います。
すごいおもしろいんですよ。でも、繰り返しになりますが、あくまでも今までを見てきた人のための映画。
最低限『序』『破』を。
できれば……ほんとできれば、比較対象として大きな意味がある14年前に公開された旧劇場版も……ああきりがない。
そこをクリアしていれば、誰かと話したくてウズウズすることまちがいなし。
しかもはっきりと「あのパーツは」「あのセリフは」と具体物があるので、楽しむポイントは明確なんですよ。
ここがわからないと、「?」で終わってしまうと思います。
まあそうじゃなくても、二回見て二回とも劇場内終わった後「???」があちこちから聞こえまくってましたが。だよねー。
 
『破』で「随分エヴァまるくなったなー」と思っている人にはさらにオススメできます。
一応、見る前にはきちんとご飯を食べて体力をつけておきましょう。奪われるから。
もひとつ。スタッフロールも注目。
声優さんの役柄が書かれていません。
これに意味があるのか無いのか……。
 

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音楽は本当に素晴らしいです。
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今回はフィギュアたくさん出るんじゃないかなーーーーー!?
とりあえずジャージアスカがほしいです。
あとサクラのフィギュアはよ。はよ。
 
【ネタバレ注意】『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』感想まとめ 次回作のタイトルも発表:萌えオタニュース速報
ネタバレあり注意。早速話が盛り上がっていてテンションあがります!
とにかく今回は、シンジが(ホニャララ)で、アスカが最高にかっこよかった。
あのアスカのセリフは、うんにゃらかんにゃらだと信じたい。
 
今回は、見終わってから吐きませんでした。
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自分で書いといてなんですが、この2つ『Q』で非常に重要な役割を担っていたので、要チェック。