たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

【C94告知】夏コミ新刊「しょうがっこうせいふくずかん!!!」シンデレラガールズ全員私立小学生に!


夏コミ出ます! 三日目です!

今回もシンデレラガールズ本です。

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夏コミデレマス合同誌「しょうがっこうせいふくずかん!!!」

シンデレラガールズがみんな一律小学生になって、日本各地の小学校制服を解説します。

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(作・えらんと)

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(作・リコライス)

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(作・斬々舞)

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(作・山崎かずま

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(作・だんちょ)

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(作・直晴)


北から南まで、かわいい小学校制服をデレマスアイドルと楽しもう。

日曜日東地区ヤ-60b「たまご酔拳です。

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当日頒布価格は700円です。
(いつも100円玉不足気味なので、ご協力いただけるとめっちゃうれしいのです…!)

メロンブックス委託開始しました、よろしくお願いします!
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=396303
ZINさんにも委託しますよー!


参加者

伊咲ウタ(@uta_isaki)
GUNP(@gunp_m)
あきづき弥(@akidukiwataru)
えらんと(@_errant)
山葵るお(@RuOtwe)
あんび(@Ambitan)
彼方リョウ(@ryo_kanata)
高梨りんご(@rin5_ringo)
デェタ(@data966)
ざぶとんまくら(@zabuton_makura)
飴沢狛(@ponnzuame)
うなやよしみ(@unayayoshimi)
だんちょ(@ssssskull_03)
だんちょ(@danch07)
諸本めおと(@netosumi)
Utsui(@utsui_)
碇マナツ(@ikarimanatu)
山崎かずま(@kazmayamazaki)
大城ようこう(@youkou396)
斬々舞(@kirikirimai1224)
直晴(@nao_reb)
モモヤマハト(@polocku)
大作(@DaisakuKimutaku)
六波羅タンダイ
リコライス(@LicoLicorice)
よしひこ(@yshk04)
たまごまご(@tamagomago)

当日は他に、今まで頒布した本も持っていきます。
魔法少女クロニクル」

「女子制服カレンダー」
「HEALTHY CINDERELLA」
「生ビールっすか!?レボリューション」
各700円

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「駄菓子ラヂオ」
1000円

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「MAGICAL TRAVELER」北海道編・京都編
各300円

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よろしくおねがいしますー。

 

 

「殺彼」殺人鬼キャラって並ぶと、男の子心がうずうずするんです

知人が出したマンガが面白かったので書きます。
というかホントは何らかの媒体で書きたかったんだけど、グロくてアウトでした。

そういうことです 

殺彼-サツカレ-(1) (バンチコミックス)

殺彼-サツカレ-(1) (バンチコミックス)

 

大介+旭の『殺彼(サツカレ)』という作品。
タイトルでスイッチ入った人は、くらげバンチを読みに行ってくださいな。暴力満載だから。
http://www.kurage-bunch.com/manga/satsukare/

 

ざっくり言うなれば、殺人鬼キャラの乙女ゲーみたいな作品。いろんな殺人犯がいるよ、あなたの推しは誰? という感じ。
このあたりに関しては、下記のブログがすごい面白いので、是非目を通してみてほしいです。

"自分に愛を囁く推し"が地雷な夢女子と夢男子にこそ『殺彼』を読んでほしい(布教場所)

「推しが好き!でも自分なんかに愛を囁く推しは見たくない!と思った経験がある夢女子と夢男子の夢諸氏」

心からわかります。ぼくのことを見る推しなんて偽物なんですよ。

そんなひねくれ夢男子心が芽生えたのも確かなんですが、別の部分でぼくの男の子心がぐりぐり刺激されたので、書いてみようと思います。

 

殺人鬼これくしょん

 

能力ヒーロー物に見えたんです。
いや、全員悪党だし能力なんてもってないけど、それぞれ「殺人犯」としてのキャラ立ちがすごい明確。

シリアルキラーって、フィクションでは時に主役よりも魅力的な存在。ハンニバル・レクターとか。
それをずらっと並べると、もう選手名鑑なのよ。野球チームチップスのコレクションしているようなワクワクが高まる。

 

1995年に、ディアゴスティーニから「マーダーケースブック」というシリーズが出ていました。
毎週世界の殺人犯を特集した一冊が届くという。

90年代悪趣味ブームの一環だったのかなあ。96巻も出てたんだよこれ。ぼくも何冊か買った。
ジョン・ウェイン・ゲイシーとかアンドレイ・チカチーロとかずらーっと並ぶと、もう昆虫採集の箱みたいなキラキラ感あります。
参考・http://www.geocities.co.jp/Berkeley/4767/murser_casebook.htm

 

書かれているのは現実なんだけど、読んでいるとすっかりキャラクター化されていっちゃう。それぞれにステータスを付けたくなる。知力とか精神力とか数値つけたくなっちゃう。

 

これですよ。『殺彼』にはたくさん殺人犯がでてきて、それぞれにステータス画面が掲載されている。
殺人犯アヴェンジャーズです。新キャラの殺し方が描かれる度に、テンションがあがる。

 

人殺しは「悪」。でもデフォルメフィクション化されると「かっこいい」。
「貴方が享受している様々なエンターテイメント、それらはしばし”暴力”と隣合わせである。何故人は笑顔で楽しめるのか。それは自分とは直接関係のないものだから」
マンガの序文が、人間の本質を突いていて、鋭い。

自分と違うやつはかっこよく見える

このマンガは、優太から見た「殺人犯たちのやべえ世界」を追うパートと、個々が女性を殺す(言うなれば「夢」)パートにわかれています。
殺人パートは、視点は女性側。顔が描かれず、もがいている手や足しか見えない。

ぐいぐい顔を近づけて、自分を殺してくる。多分そこに恐怖を覚える人8割、ワクワクする人2割くらいじゃないかなあ。

いや、怖いですよ。生きたままバラしてくるし。

と同時に、告白してくるロマンチックパートにも見える。

それも相手はこっちのことなんておかまいなしに、自分勝手に迫って来て蹂躙する。

 

そこが、ぼくにはヒーローの活躍の場、みたいに見えた。
普段の姿(殺人を隠蔽している状態)は、いうなればヒーローが自らの身分を隠して過ごしている状態。
殺人パートで、自分の理論なり信念に則って、殺害していく。
人間の感情のどこかが欠損しているのって、特殊能力っぽく見えるのよ。自分のためだけに窮地にやってきて命を救ってくれるヒーローと、自分のためだけに時間を費やして切り刻んでくれる殺人犯、ベクトルが真逆なだけで、「別にこっちが何者でもかまわない」という部分も含め、一方的にときめく度合いは似てると思う。

 

優太は「突然能力に目覚めちゃったけど、どうすればいいかわからず混乱している」みたいな状態。
彼は人を平然と殴り飛ばすのに、殺人の罪から逃げたがる優太はたいがいクズ野郎なので、その点堂々と責任まで背負って殺している殺人鬼たちの方が、はるかにマシにすら見えます。
優太単体だと放置できないヤバい奴なんだけれども、それより何十倍もあかんやつが出てきたことで彼がヒヨコに見えてしまうこの状況、超人の中に凡人が転がり込んだみたい。
優太ストーリーパートからの、殺人パート描写は、RPGのボス戦が続くみたいな気分になります。

暴力と娯楽

暴力が娯楽になるのは、防衛本能でドキドキするのが気持ちいいからだと思う。

このマンガ読んでいて思い出したのが、キン肉マン」でラーメンマンがブロッケンマンをキャメルクラッチで殺すシーンでした。
初めて読んだ時、めちゃくちゃショックだった。怖くて怖くて。「自分がこうなったらどうしよう」という恐怖心から逃げられない。なるわけないんだけど。

ところが、見てはいけないものを見た感から生まれたドキドキが、すごい心地よくなってきた。
残虐シーンという娯楽の楽しみ方を知ったのはこのへんから。
まさに序文にある「それは自分とは直接関係のないもの」だと分ける心理が生まれたからだと思う。

 

『殺彼』も、やっぱり「自分とは直接関係のないもの」として楽しんでいる部分ありました。
今度は逆。「殺されるシーン」によってリアルシミュレートされることで、「自分がこうだったらどういう気分になるか」が表現される。

新しい殺人犯が次々出てくるの、超人がどんどん出てくるみたいな感覚になる。ブロッケンマンが殺されたのを見てショックだった幼いときの感覚を、もう一度味わっている気分になる。

自ら死の感覚に近寄ってスリルでハラハラするのを求める快感なんじゃないかなあ。ジェットコースターとかバンジージャンプみたいな。マンガという媒体だから、しっかり命綱つき。安心ですね。

殺人理論

後半出てくる料理屋のおっちゃんの竜崎豪が、すごい好み。
ネタバレは避けますが、しっかりした理屈があるので、ぶっ壊れてはいるけど納得はできるんですよ。生命に優劣がなぜつくのか、という。
個々の殺人犯に明確な価値観があって、誰一人として同じじゃない。

壊れた人たちが立て続けに出てくることで、一周して「やっぱり人を殺すって「何か」理由がないとできないよね」と認識できるのも面白い。

ヒーローはそれぞれ正義があるからヒーロー。その逆もしかり。

 

どちらかというと女性向けかな、という気はしますが、グロ好きなら男子にオススメ。

だって公式サイト見てよ。

後ろにいるやつら!

誰が最強の(読者自身の中で)殺人鬼か、推せるか。考えるだけでワクワクする。フィギュア化して並べたい。きっとマクファーレントイズみたいにイカしたやつになる。

数値データ化は作中でやっているので、さらに勝手に「何人殺したか」「殺人にかけた時間」みたいに数値つけると楽しいと思う。

 

その一方で気になっているのは、彼らの生い立ちの部分。
「なにかあった」から殺人犯になったのか、「最初から欠けている」から殺すようになったのか。

もし前者だとしたら、全員にハードなお話があるはず。
理論じゃなく本能で殺す記知は、自分が傷つけられるのを嫌がるらしいので、何かありそうだけれども、他のキャラはちょっとわからない。

「殺人の思想と能力」が今は前面に出ているので、まだ個別ルートは見えない。

見たいなあ。はやく続いて。

 

こういうのの女の子版も見たいなあ、と思ったけど、えぐい女の子大集合ものは結構ありますね。「trash.」とか。でも「殺されるシミュレーション」はないかなあ。

みんな『賭ケグルイ』の早乙女芽亜里に惚れればいいと思うよ

賭ケグルイ双(5) (ガンガンコミックスJOKER)

賭ケグルイ』の金髪ツンツンツインテール、早乙女芽亜里は本当にいいキャラ。

原作連載初期から、もう芽亜里一択でしょうみたいなところあったけど、声付いて動くとやばいですね。

nlab.itmedia.co.jp

こういうのも書きました。

 

金髪でツインテールって時点で、もう勝ちじゃん。

(この子、友達作るためにかわいくしようと意図的にしてるからね!)

さらに貧乳属性備えてますからね。作中で言われてますからね。 爆乳の蛇喰夢子と色んな所正反対です。

正反対といえば、蛇喰夢子は「勝ち負けどうでもいいからギャンブルでリスク背負って楽しみましょう滾ってしまいますわ」タイプ、生志摩妄が「勝負に負けて痛い目にあいたい」というドM体質、生徒会長が「面白いことをしたいわね」な享楽タイプ。

みんなと逆さまな芽亜里が「何が何でも勝ちたい」という、一周回って普通。頭がいいのは間違いないけど、夢子や会長がすごすぎて、全然目立たない。

 

そんな彼女が『賭ケグルイ双』で主人公になり、至極真っ当で面白い、勝つためのギャンブルマンガになった。

これ本編が『アカギ』で、『双』が『天』のようななもん。あっほら、天貴史も、人情味があって意思が頑強で、最初の頃人を騙して勝ってたし。

 

アニメだと原作の生徒会編までしかやってないので、まだ芽亜里の活躍は芽生えたばっかりのところ。こっから先の選挙編になると、途端に芽亜里が主人公になる。まあ夢子は生徒会長とかどうでもいいだろうし、下手したら悪役だし。生態系狂わせるキャラだからどうしようもない。てか彼女を負かせるには、ブラックバスを池の水抜いて駆除するみたいに、学校解体してギャンブル禁止にするしかないんじゃないか。

なので、今の生徒会にの狂気に対しての、平常な思考の芽亜里が、うまく拮抗するというのはわかりやすい。

 

芽亜里の「普通」のいいところは、こっちの希望する方向に行ってくれること。

彼女は「自分が勝者になれればいい」みたいな言い方をするけれども、そこまで冷酷になれていなくて、「双」だと幼いころから慕ってきていたつづらや、賭場の持ち主・雪見なんかを仲間として信じて救っている。対戦相手だった子が他のキャラに貶められた時も、正義感が吹き出してたんかを切っている。

「本人は正義のためにやってないけど実際は正直者」というのが、ただの王子様キャラじゃない。ひねくれてるんだけど、勝って正しいことを貫いてくれるのは、ほんと見ていて精神衛生上よい。

んで一部の人間に強烈に信頼されやすい、その他大勢には受けはよくない、というのもよくできてるなーと。生徒会長、副会長、聚楽、壬生臣、仲間の二人、夢子、鈴井、結、等々。なぜか彼女めちゃくちゃに主要キャラにモテる。夢子より断然ハーレムしてる。

主人公体質だからというだけでなく、夢子がまともに動かないので、芽亜里がガンガン動かないといけないから、というのは大きい。

そこのバランスもちゃんと描かれていて。たとえば人生を賭けたギャンブルが行われた時、生徒会長のジャッジだと芽亜里は現在の資産も将来の価値もないのでお金にならない、とバッサリ。そうそう、ヒーローでも金持ちでもなく、かといって負け犬でもない、ものすごい平民の位置。

 

もうひとつ、芽亜里はデレない

金髪ツインテールツンデレだと思ったら大間違いだぞ、彼女はツンしかないぞ。

時折優しく見えるのも、彼女が自分に正直に動いているだけで、デレ要素はない。そこ。そこがいいんですよ。

ツンデレ」って、いわば最終的に人に流されている。素直になれずに隠している、ってとこもある。芽亜里は一切、本編も双も人に流されない。自分の道を真っ正直に歩いているだけです。だから負けても起き上がる。てか結構負ける。天才じゃないから。

 

このデレないし、元々親切でもないところが、むちゃくちゃかっこいい。なんかよくわかんない勢いで正論を言っても、つい信じてしまう迫力がある。

アニメ始まってから、やっぱりネットでの芽亜里人気がすごかった。いや原作連載時からそっか。どのキャラもよくできてるけど、芽亜里の造形はほんと凝ってる。

読者が一番共感しやすくできてるのが芽亜里で、読者が一番仲間にしたい気持ちにさせられるのも芽亜里。頼りがいがあるのも、やっぱり芽亜里。たまにひどい目にあってほしい気持ちもわいてくる。

ぼくは一発で芽亜里にやられたクチです。本編一巻で「うっかり惚れたなあ」と思ったら、最新刊でますます惚れました。

なので、是非芽亜里目当てで読んで下さい、って言いたい部分すらある。夢子の魅力は強烈なんですが、強烈すぎて苦手な人もいると思うので、そういう人は、芽亜里!

 

賭ケグルイ 8巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)

表紙を見る限り、会長、夢子、芽亜里は対らしいんだけど、ちょっとまだわからない。

にしても、「双」の芽亜里がヒーローすぎるので、本編1巻につながるときどうひねくれるのか、つづらはどこに行ったのか、だいぶ気になります。パラレルではない、はず。