たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

お引っ越しテストです。

とうとう「はてなダイアリー」から「はてなブログ」に引っ越しました。

今までダイアリーにいたのは、「はてなカウンター」等々があったのと愛着だったんですが、ついに「はてなカウンター」消滅したので、いい機会かなと。

てかあのカウンター消えたのは、だいぶ悲しいのですが(3千万くらい?忘れた)、最近は更新してなかったので、心機一転いい機会かなーと。

 

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というわけでこちらでもよろしくお願いします。

旧記事はリダイレクトしたので、勝手にこっちに飛んでくるはずです。

 

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ライターのしごとがもそっと増えてから、ブログで書いていた労力全部まわしていたので、アウトプットしすぎて枯れていました……なんてことはなくて。時間はそうなんだけど。

色々見て読んで面白いもの、いっぱいあるのに書けていない。これが放置状態で腐っていくのが辛い。発酵ならいいんだけど。もっとどんどん出したい。「面白かった!」の一言でもいいはずなんだ。でも書けてなかった。もったいない。

無理せずやりたいです。

自画自賛だけど、過去の記事面白くてな……こんなにワクワクしてたんだなーって。そうでありたいよ、年をとっても。いや一生。

特にエロマンガ類は外で書けないので、こっちで書きたいな。

みんな木谷椎『ひめはじめ』読んで。絵もストーリーもエロも甘々も悲しみも、最高だよ。読もう『ひめはじめ』。

 

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にしてもヘッダ画像小さいな……。

 

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以下画像とかテスト

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賭ケグルイ双 5巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)

早乙女芽亜里のヒーロー感最高。

 


Poppin'Party 3rd 両A面SingleCD「ティアドロップス」(BanG Dream!(バンドリ!)2nd LIVE フルサイズVer.)

バンドリガルパ楽しい。ハロハピこころ教です。

山田エルフ先生がぼくの心に噛み付いて離れないいろいろな理由

全裸大好き中学二年生作家 「エロマンガ先生」のグレーターノベリスト少女・山田エルフ先生と結婚したい - ねとらぼ
エロマンガ先生(6) 山田エルフちゃんと結婚すべき十の理由<エロマンガ先生> (電撃文庫)
 
エロマンガ先生』の山田エルフ先生、めちゃくちゃ好きで毎日1時間は彼女のこと考えています。
ただこの子……というか『エロマンガ先生』の構造自体が歪なので、それを踏まえた上での「好き」。
ちょっとぼくの主観をまとめて、山田エルフ先生愛を整理したい。
 

 
同じ作者の『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』も大ヒット作品ですが、少し質が違うよなーと思っているところがあって。
『俺妹』は、オタクのリアルと壁というテーマがあるので、まずはそこを乗り越えないと誰が好きとかにならない。
人間関係自体ファンタジーなところは多いけど、血が数滴垂れたような生々しさがある。
 
中でも高坂桐乃は、最初のふるいになっていると思う。人によっては今でも、受け付けないみたい。
うん、わかる。後半になるまで兄貴へのあたり強いし、なんだかんだでリア充(当時そんな呼び方じゃなかったなあ)だし、オタク状態の彼女は完全に「おれら」状態なエロゲオタクだし。
そうだよなー、当時よりもう少し前は、エロゲがオタク文化の最先鋭みたいなとこあったよ。
 
ぼくはフィギュアごっそり買うくらいには、桐乃大好き派です。
あの子努力の子じゃないですか。んで反発感情も「素」じゃないですか。その生っぽいとこたまんなく好き。
 
多分あやせ派の人も、同じような好み(リアルさとフィクション感)のバランスなんじゃないかしら。
黒猫も好きですが、あの子はぼくの中では、もうちょいフィクション寄りなかわいさ。
でも家に変えると地味ジャージとか、そのへん!そのへんの生々しさ!好き。
 
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だから『エロマンガ先生』の一巻出た時、驚いたんですよね。
めっちゃフィクションだ!
あの世界ラノベ作家もイラストレーターも若い子ばっかりで、しかも中1!中2!高1!! 売れっ子なの!?
それは自慢しても全然いいよ。世界的にすごいよ。
 
紗霧のかわいさには、もうグゥの音も出ません。
あれは「引きこもり」じゃなくて、妖精ですよ。妖精は森に住まないといけないんですよ。
「エロマンガ先生」がどんなアニメか知りたければエンディングを見ろ! - ねとらぼ
 
彼女のかわいさがあまりにもパーフェクトすぎて。
これ以上なにか継ぎ足す必要ないもん。
しかも兄さんのマサムネ、めちゃくちゃいい人だしさあ。1巻時点で「あっ、メインヒロイン変わらないな」って信じて疑う余地がない。
 
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そこで山田エルフ先生
中2! アニメ化!!! オリコン!一位!!!
 
多分意図的に、一人飛び抜けてファンタジーな子にしたんだとは思います。
金髪縦ロールで、文武両道に長けていて、ありとあらゆる芸事をこなす。
こつこつやるタイプじゃなくて、一発思いついたら一気に書ける天才型で、しかも面白い。
ラノベ執筆は仕事ではなく「遊び」と割り切っている。
完璧超人すぎる。頼りがいがありすぎる。
 
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彼女の魅力の一つが、この子がいないと人間関係が成立しないくらいにいい子というのがみんなにわかってるところ。
 
ぼくは色んな所でツンデレからツンを抜いた子」って表現してます。
彼女のキャラクター造形の基盤は、典型的なツンデレスタイル。
でもそこからツンを抜くと、素直でストレートにコミュニケーションを取り、好意をはっきり伝え、時に空気を読むのが絶妙にうまい(ツンデレって空気読め過ぎちゃうとこ、あるしねえ)。
本人自身も「……ラノベと違って、現実世界だとツンデレは甘えだと思うのよね」と言っているのが面白い。
 
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エロマンガ先生』が完全にフィクションかというと、どちらかというと「現実的なラノベ界隈を、デフォルメしてみた」が正しいのかな?と思ってみています。
だからその上に乗るキャラは、フィクション度合いが高め、味付け濃いめ。
エルフのみならず、ムラマサもわけわかんないですよ、あの売れ方。それでいてポカンと抜けているのがかわいい。
 
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紗霧が妖精であり姫であり、マサムネと共に歩むパートナーなのは、誰が見てもわかるわけで。
それに対して、山田エルフ先生が、自分の好意をちゃんと伝えつつ(真名をあかすほどに!)、二人きりをつなぐために空気を読んで背中を押し(花火大会でシドーくんとムラマサを連れて行くことで二人きりにさせる彼女の心中たるや!)、紗霧とマサムネの関係を飽和して自分が受け入れるくらいの懐のデカさを見せ(おそらくわかっている上で、一緒に住むように言うなんて!)、器のでかさをマジマジと見せつけてくれる。
 
マサムネに「姉」と称されるのももっともでしょうよ。中2だけど。
行き惑うマサムネと紗霧を導いているのは、間違いなく山田エルフ先生だからな!
っていうか、「家族がほしい」と願っているマサムネに「姉」って言われるってことは、これ以上無い賛辞なのでは。
っていうか、兄さん的だよねエルフ先生。

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彼女には中二病的属性があるけれども、そこはあまり深掘りされてない。少なくとも黒猫が大事にしているものとは大いに違う。
なんせエルフには、ラノベも、ゲームも、中二ごっこも、料理も、なにもかもが最高に「楽しい」「やる気マックスファイヤー」だから、何かに偏ってアイデンティティづくりをする必要がそもそもない。とてつもなく芯が強い。
彼女が売れっ子になるのは、そのくらい頑丈で楽しんでいるのが、作品からビリビリ伝わるからなんだろう。
 
もっとも、楽しいの意味が「自分のためだけに染み込む」というムラマサからしたら、みんながハッピーになれるスタイルのストロング娯楽小説は、「つまらない」と言われても仕方ないのかも。2人は生き方のスタイルがそもそも逆。
 
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表情が豊かなのは、山田エルフ先生の魅力だと思う。
 
結局、ぼくが好きなエルフは「ラノベ作家で人を楽しませる天才の山田エルフ先生」。
彼女の外側から見た全てひっくるめて、好き。
(人は時に、外見だよ)
だから、最初から正ヒロインになれない切なさも、子どもっぽく怒っている素直さも含めて、愛しくて仕方ない。
あの子わかってていつも笑顔なんだよ。好きにもなるだろ。
 
「じゃあ山田エルフ先生と結婚したいの?」と言われると、したいけど、なんていうか、そういう「好き」じゃないんだよなあ。
理想的すぎて。
好きなもの詰め込んだ、神様みたいで。
「裸でピアノを弾く」シーンはほんとバカだなと思うと同時に、そういう神様の彫像あったら、見入るじゃん。
 
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エルフは、努力をしているだけでなく、本当にみんなのことが好きなんだろうなって
どんな状態でもいつも「幸せ」だと信じているから、幸せが寄ってくるんだろうなって。
そんな山田エルフちゃん先生が大好きです。


少女に世の中の悪意をぶつけた地獄絵図『無垢の祈り』が、色々あったけどやっと見られるぞ


(公式サイトより)

映画『無垢の祈り』見ました。
『無垢の祈り』公式サイト
この映画、中身の問題で海外での映画祭は断られまくり、日本でも上映ができるかどうか、みたいな感じだった作品。
R18指定を付けた上で、国内でわずかしか上映館がなかった状態。もちろんソフト化もしてない。
2016年9月、日本初「カナザワ映画祭2016」でプレミア上映された時は、立ち見がでていたそうな。
 

なにがまずかったかって、十中八九10歳の子が虐待されまくること。
とはいえトレーラーの映像がすごすぎて、この映画が幻になってしまうにはあまりにもったいない。
 
どうしても見たいと思っていた所。最近ついに、vimeoのペイビューで見られるようになってるじゃないですか!
インターネット社会ありがとう!
『無垢の祈り』vimeoオンデマンド
 
「少女」という言葉に揺れる人、虐待について考えのある人は、お金払って見る価値、あります。ぜひ。
あ、原作読んでいたのもあって、ぼくはそれほど残虐ではないと思いました。どっちかというと寂寥感と少女力のパワーがすごい。
ただ、バイオレンスとか虐待が苦手な人は、見てもいいことないので、見なくていいです。
 

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10歳の少女フミ(演:福田美姫)。学校でいじめられ、義父に殴られる日々。
母親も義父に激しいDVを受けていて、逃避のために新興宗教にのめりこんで、フミを助けてくれない。
工場が立ち並ぶ中、自転車で廃工場・廃ビルに入り込むフミ。
そのころ、町では連続猟奇殺人事件が起きていた。
殺害現場をチェックして回って、殺人犯に「アイタイ」とチョークで文字を残す。
 

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福田美姫の演じるフミが、死ぬほどかわいいのですよ。
 
スカートからのぞく膝小僧は、成長過程で出っ張っており、スネとふくらはぎは細くて、子どもっぽい。
長い髪の毛からのぞく目は、絶望の塊でまったく光がない。妙になまめかしい。
本人はそう見られるのがいやなのに、ガンガンに「少女」の匂いが漏れている。
ところどころで余計な動きをしてフラフラするのが、やたら幼い。
か細さと奇妙な色気を丁寧に映しているので、彼女の姿がめちゃくちゃ脳に焼き付きます。
 

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それが、地獄でしかない。
父親は彼女に性的な視線をギラギラ向けます。あげくレイプにまで至ります。
通学の最中にはペドフィリアの中年に絡まれ、性的いたずらを受けます。
歩いているだけで、見られる苦痛。
 
この映画、「女に生まれたらその時点で不幸」「男は基本クソ」という表現がとても多い。いい人がでてこない。
フミだけじゃなく、母親も体中あざだらけ。義父の愛人も振り回されっぱなし。もう一人出て来る女性も。
助けてくれる人がいなさすぎる。逃げることもできない。
ブルースじゃなくてノイズです。
 

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画面がずーっと灰色。
曇天模様の空、廃工場、廃ビル、薄汚い自宅。
世界に色がついていないかのような撮影の仕方が多いです。
83分、ずっと息苦しい。
 

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リアル町田ひらく作品、というのをネットでみましたが、まさにそのとおりだなあと。
少女は美しく、世界ははきだめのように汚い。あらゆるものが少女を搾取して食い尽くす。希望の光なんてものはない。
「絶望」する少女の演技は、見事すぎました。
 

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「あるんだろうな」なフミまわりの虐待設定に対して、「なさそう」な殺人鬼のファンタジーめいた描写。
ここは賛否わかれるところでしょう。
殺人鬼の犯行がわりと雑なんですよ。動機もよくわからない。
 
けれど、これは虐待された少女の物語なので、殺人鬼に関してはあんまり掘り下げる必要は無い。
それよりも「殺人鬼は殺してくれる」というファンタジーが、彼女の心の唯一の逃げ場なのがやりきれない。
神様に頼るでもなく、警察に助けを求めるでもない。逃げる手段は、殺すことのできる人間しかいない。
 
ラストどうなったのかは、よく見るとわかるし、わかると嫌な気持ちになれます。
 

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(公式サイトより)
スポンサーが見つからず、全予算を亀井享監督が出して作ったという作品。配給会社も見つからなかった。自主制作映画としてやらざるをえなくなった。
こう聞くと「みんなが避けるって、どんだけ残酷なのかな!」とワクワクしてしまうのですが、別にグロテスクや悪趣味を楽しむ映画ではないです。
とはいえフミがボコボコに殴られ、股間をまさぐられる様子を見ていると。うーんまあ、大ヒットする作品とはとても思えない。
だからこそ、今見ておく価値はある。こういう作品を強く求めている人は、一定数いるってことがわかるはず。
 
児童虐待問題の解決できなさを描いた作品、という見方はもちろんアリ(淡々と描いているので、説教臭さは皆無です)。
フミの逃げ込む場所のなさは、現実的すぎてウウムとうなってしまう。
 
同時に、絶望を見せられることで、不思議とグッと自分を立て直せるようになる効果が強い作品。
悲しいんだけど、ホッとする。
多分見ていたぼくの中の、絶望のような何かを、フミが引き受けてくれるからだと思う。
 
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)
原作はあこちらに収録。
中身はちょっと違うけど、大体おなじ。