「ドラマCD P.S.すりーさん」がゲーム+声優マニアのツボをうまく握っている件について
ドラマCD P.S.すりーさん
posted with amazlet at 09.05.14
なんていっても、「どりきゃすさん」役が「椎名へきる」てあんた。配役神がかりすぎです。
あと、「はこまるさん」役が「下田麻美」ようするに亜美真美。反則なんじゃないかって思いましたが反則級でした。
んで、自分が一番面白かった、原作にないオリジナル部分の話を下記に書きます。ネタバレなので収納。
「もしもP.S.すりーさんが格闘ゲームになったら?」ですよ。
何すんのかと思ったら、格闘ゲーム黎明期のゲーマー涙の仕様ですよ!
かつて、「餓狼伝説」とか「ワールドヒーローズ」とか「竜虎の拳」とか「サムライスピリッツ」があちこちに置かれ、町中至る所でプレイできた頃。100メガがショックだった頃よりも前です。
そのサントラが1500円くらいで販売されておりました。
で、サントラって言ったら普通、BGM収録じゃないですか。もちろんそれはしっかり収録されていました。
しかしあの頃キャラが少なかった。
そこで、サントラにはファン垂涎の物が収録されていたのです。
キャラボイスです。
必殺技だけじゃないの。やられ声とか普通のかけ声とか、そういうのも全部入ってるんです。
「かちょうせん!」「りゅうえんぶ!」「やっ!」「うっ」「きゃっ」「いやっ!」「んふっ!」「んっ」「アぁーっ!」
こんな感じ。
各キャラ1トラックなので、CDかけていると延々とスピーカーからやられ声が流れてくるというシュールさ。
特にナコルルのやられ声がエロいと巷で(草の根BBSとか)噂でした。
ゲーメストがなくなって、キャラ数が増えて、そういうサントラは今はあるのかな?ボイスコレクション入りのCDはスト3やカプエスなんかでもあるようですが、廃盤のため確認不能。
まあそういう感じなのですが、昔は「それが入っていて当たり前」状態でした。
だから、こういうタイプのサントラがあったおかげで、今もニコニコなんかで「覇王翔吼拳を使わざるを得ない」が聞けるわけです。それに、昔は今と違ってROMから音源引きぬいてWAV調整して・・・というのも大変でしたし。
SNKの格闘ゲームは、音楽がいいものが多かったので自分もかなり買っていたんですが、かけっぱなしにすると男のあえぎ声が延々とかかる異常事態になるサントラでした。
で。
P.S.すりーさんで・・・やってくれましたよ!
すりーさん声優達による、完全再現を!
技名だけじゃないんだぜ。
すりーさん(水橋かおり)が。
あえぐんだぜ。
あ、殴られたりしてだよ。だいたいあってるよ。
ぴーちゃん(加藤英美里)も
うぃーさん(堀江由衣)も
でぃーえすちゃん(広橋涼)も
はこまるさん(下田麻美)も
あえぐんだぜ!
かつて、SNKのサントラを買ったときはそこだけ(ナコルルの「あんっ!」)抜き出して、カセットテープに録音してみんなで聞いたりしたものです。
それがまた出来るなんて・・・うれしい・・・。
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まあそれはともかく、P.S.すりーさんCD作成者のゲーム好きっぷりは尋常ではありませんでした。
声優さんの配役も絶妙すぎますが、それ以上に原作+αのゲームネタの詰め込みっぷりには、詳しく知っていればいるほどニヤニヤします。
そもそも「もしも〜」のトラック自体、元ネタ分からないとさっぱりすぎて、その投げだしっぷりがたまりません。
いやー、よくできたドラマCDでした、いろいろな意味で。大満足です。
ドラマCD P.S.すりーさん
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P.S.すりーさん (GAME SIDE BOOKS)
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