たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

みつご、それぞれの優しさ。「みつどもえ151卵生」

今回。
しょーーーーじきに言うとそりゃあもうエロさに興奮したよ!

この水着とかさ!エロいよ!
雌豚とか言ってごめんマジ天使。
へそなめさせて。
 
いや、そうじゃなくて。
今回一番言いたいのはこのコマなんです。いきなりオチなんですけども。

ここです。
ひとはと杉崎というかなり珍しいツーショットなんですが、ひとはの手を見てください。
杉崎の手を握っているんですよ。
ちなみにこのシチュエーションの時、彼女たち二人きりです。他のキャラは離れたところにいる(実質二人は気づいていない)状態です。
なぜあのひとはが、杉崎の手を握ったんでしょう。
 

さびしんぼう

今回は「迷子」がメインテーマです。
杉崎の迷子は他の話でも描かれたことがあります(初詣とか)。

で、この絵を見て分かるように、彼女泣いているんですよね。迷子で。
 
杉崎は非常に、とてつもなく脆い子です。
ええ、言いきりますとも。
普段はみんなへの気配りが出来、意外と優しい、そんなお姉さんな子ですが、こと一人きりになってしまったりママとはぐれたときの彼女の弱さ、半端ではありません。
 
「寂しがり屋」とか「依存」というよりも、「幼い」んですよね。「甘えん坊」が近いかもしれません。
そんな彼女の純粋さこそがみつばの心を開いてきたのは言うまでもありません。と同時に、彼女はみつごにはない「母親と子供の関係」の表現でもあります。
 
丸井家には母親が存在しません。理由はわかりませんし描かれてすらいませんが、ひとはの言葉を追うとなにかワケありなのだけは分かります。
そんなみつごにとって最も近い母子の関係が、この杉崎母娘です。
それを見て「うらやましい」とは決して言わないんですよね。ちゃんとみつごは幸せな家庭にいるのを理解しているから、言いません。ひとはについていえば「言わないようにしている」だけかもしれませんが。
しかし杉崎ママは相当に丸井家のことを気にかけています。色々な部分で(天然さがメインではありますが)気を遣って接しています。みつばなんかはかなりそれで満たされている部分あるんですよね。遊びに行ったり、振り回されたりを繰り返して、母といるの楽しさをちゃんと享受しています。
じゃあ、ひとはは?
 

●寂しいと言わないひとは●



今まで特に接触なかった二人ですが、お互い変なところで意地っ張りなので、「迷子になって不安」というのを言いません。
だからこそ二人でウロウロすることになります。お互いにシンパシー的な物は感じているわけですよ。
 
ひとはがさりげない部分で、所々で「さみしい」と言うのは今まで何度も出てきています。
絶対に、ぜーったいに彼女は「さみしい」とは言いません。
ですが心を開いた相手…たとえば龍太だったり矢部っちの前で、あるいは一人きりの時に、その片鱗は垣間見えます。
クラスで残されてしまって一人きりになった時、他の子よりも遙かに強く一人でも平気ではありますが、それでも不安さはにじみます。ましてや一人本を読んでいた頃と違って、色々な人との絆が生まれた今です。ちらっとみんなの方を見ちゃったりする程度の感覚は芽生えてきています。
まあそれでも年相応よりも安定感のあるひとはさんです。やっぱり「さみしい」なんて言いません。
彼女がどうしてそうなったのかは、ギャグマンガなので一概に「理由がある」とは言えません。
言えませんが、やっぱりこれだけ細かな心理描写が増えてくると、読んでいて考えてしまいます。
お母さんのことかな?と。
 
ママとはぐれて泣いている杉崎の手を、そっと握っていたひとは。
今までにない彼女の行動です。
彼女はそれだけ、杉崎に対して心を許し、気を遣っています。会話すらなかった今までを考えると、この1コマは大きな転機です。
 

●みつばの思いやり●

杉崎が優しく弱い子であるのを二番目に知っているのはみつばです(一番はママ)。
それがまたさりげないシーンで出すんだもの、ぐっときますわ。

迷子になったひとはと杉崎の話をしているシーンですが。
まあひとはは一緒に過ごしているし、自分よりしっかりしているからよいとして。キャラを「ぶっていない」状態で、ぽろっとでたこの一言。

みつば「ひとはは心配いらないだろうけど……。」

けど。
みつばは「杉崎はお母さんと離れたら不安になるであろう」と言うのがちゃんと分かってるんです。
このあと「そっ…そうじゃないけど、あいつ、お子様だからね!!さびしんぼなのよ!!」と照れながら追加して言います。隠しているようで、実はどんぴしゃっていうね。
心配してるんじゃん。フヒヒ。
みつばの視線の本気さが、彼女なりの心配の度合いを表しているようです。
 

●ふたばの思いやり。●

ふたばは普段から思いやりあふれる子なので、この場でなにか急に変わることはありませんが、それでも彼女なりの成長を見せます。
彼女のやさしさの特徴といえば、ひとはに対する自然なお姉さんっぷりが思い出されます。
今年の夏はね、まぁまぁ楽しかったと思います。まぁまぁ。「みつどもえ第105卵生」
今年の夏は、ちょっとだけ周りが明るく見えた。「みつどもえ149卵生」

今回、そのお姉さんっぷりを、杉崎家に対して表していました。

龍太のことかまってあげているんですよ。
いやあ、本当に細かいところで!すっげえお姉ちゃんしてるじゃん!この自然さ、ふたばに惚れそう。
「杉ちゃんも来てるの?」というセリフもかなり珍しいですね。ふたばと杉崎もあまり接触がない関係でしたが、ちゃんとふたばは杉崎のことを気づかえるまでに成長しています。
もうこの子に関しては「順調に育ってます」としか言いようがないです。
 

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人間関係が膨らむにつれて、ちゃんと成長しているのが、すごくいいなあ。
毒っけは桜井のりお先生の魅力ですが、ほっとする安心感が「みつどもえ」ならではの魅力だと思います。
にしても杉ママは本当にみつばが好きですね。

みっちゃんマジ淫売。
子供に淫売とか言っちゃうのか!と思ったけどみつばだから仕方ないです。
 
問題はこっちですよこっち。

大変だ!小さいおっぱいが!
よし、オレが、オレがす、吸い、吸い出して、吸い出して…むふぅ。
 

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しかし「淫売」て、みつどもえの言語センスはいつもかっとんでいてすごいなあ。
んで宮下と吉岡は二人でプールとか、何をしにきていたのかね。アバチュールかね?アバンチュールかね?