うちのいもうとがばかでさー。「みつどもえ１８７卵性」
みつどもえアニメの主なメインキャラデザインが出てましたね。
こうやって身長順に並んでいるの見たのはじめてかも？
作中比較は読んでいてわかりますが、順番がこうなっているというのは初めて見る感じで新鮮！
特に、おがちんがひとはよりも小さくて、ひとはが杉崎とほぼ同じだということ、佐藤君が松岡・加藤さんよりも小さいというあたりなんだかうれしくなりますね。しんちゃん意外と小さいのな。
加藤さんは宮下級に背が大きい、と思うとなんだか胸が熱くなってきました。この大きい加藤さんがおがちんのスカートを守っていると思うと……！
みっちゃんの方が杉崎よりやっぱり大きいのかーえへへー。
どうでもいいけど宮下の名前が吉岡になっています。
そうか、宮下は吉岡の嫁かーえへへー。
さて、相当キャラごとの関係が深まってきた「みつどもえ」。定番のつながりとしてはチーム杉崎、佐藤が好きでしょうがない隊、しんちゃん・ふたば、みつばVS杉崎、宮下→ひとは、やべっち・ひとは・龍太、などなど。
色々な人間関係が描かれている群像劇として、そうとう脂が乗っている時期にさしかかってきました。
上記にあげた関係は、おそらくよっぽどのことがない限り簡単には崩れないと思われます。定番ネタですね。
しかし、脂が乗っている時期だからこそ、他の人間関係が生まれても来ます。
例えば最近だと、杉崎がひとはに対して好意を持つようになりました。今まで話もしなかったのに、今は逆にひとはを好いているようですらあります。ママ絡みで不安定だった彼女の心をひとはが支える、というプールでの事件があったからこそ生まれた新しい人間関係です。
定番の関係はもちろん定番のまま。
しかし普段はない組み合わせが生まれてこその群像劇。
今回は、ありそうでなかったみっちゃんとしんちゃんの絡みです。
●もちろん知ってるけどさ●
しんちゃんは、ふたばの幼馴染です。
もうしつこいほどに出ているので、みつどもえ読者ならみんな知っていることです。
しかし、ということは、みつばやひとはとも幼馴染というのはわかってはいても気づきませんでした。ソウダヨネー！ 全く絡まないから予想だにしませんでした。
まあ、ふたばがいる時はいいんですよ。ふたばが「しんちゃん！ しんちゃん！」と尾を振る犬のようにくっついてますから、別にみつばやひとはは気にする必要もありません。
しかしそうではないときに１対１で出会ってしまったら、というIFが実現してしまったのが今回です。
ぶっちゃけ「幼馴染」ではあるけれど、しんちゃんとみつば・ひとはは仲良くはないようですね。
子どもたちの仲の良さって、基本的に「趣味が合うかどうか」「一緒に遊べるかどうか」が重要なポイントになります。それがあるからひとはだってやべっちや龍太というかけがえの無い友人（？）ができたわけですし。無論それを越えて仲良くなるのも６年生という時期ではありますが（例・宮下と吉岡など）、やはり話が合うかどうかは大きなポイント。
しんちゃんの趣味はサッカー。本格的にやっています。ゲームも好きです。
ふたばの趣味はスポーツ全般（スケート以外）。ゲームも好きです。
おお、これはぴったりではないか。
みっちゃんの趣味は、おやつ、ごはん、かわいいもの、おしゃれ、ぱんつコレクション。
うん。
あわない。
話題が全く合わない二人の間に産まれる、バキエアー。
※バキエアーとは：「範馬刃牙」内で、闘志を持った格闘家同士が会話もなく険悪な気持ちをぶつけあい、一触即発の事態に陥ったとき、周囲の背景がグニャグニャと曲がって描かれること。カイジなどでも描かれることがある。
考えてみたら、初対面の相手よりもよっぽどこっちの方が厄介ですよね。
だって子供のときから知っているのに、全然会話した事ないんですもの。
改めてこう面と向かっちゃうとどうすればいいかわからなくなるってなもんです。
そもそもなんでこんな事態になったのかが面白いんですよね。
本当は無視して通り過ぎる予定だったのが、思わずツッコミを入れてしまってみつばと会話するハメになったしんちゃん。
ここでさらっと「俺も待とうかな」と言って女の子の向かい側に座れちゃうあたりにしんちゃんもモテの秘訣が眠っている気がします。
この年齢（小六）だと、なかなかできないよー？
まあ、待つ理由が、おそらくふたばが地下で買い物をしているから、であろうことが暗に示されているあたりニヤニヤします。
熟年夫婦のように、ふたばがいるなら待とう、なんですよねしんちゃん。
もっと厳密に言うと、サッカーチームの子達が別にいて、それを待っているのにあわせてどうせなら俺も（ふたばのことも）待とうかな、という感じ。いいですねいいですね。
ちょっとややこしいところですが、ほんとみつばもしんちゃんも時間つぶしにここにいるんですよ。
みつばはジュースとポテトだけです。
しんちゃんはジュースだけです。
ハンバーガー食べないんです。ご飯じゃないんですよ。
共通項は「待つ」と言う行為だけ。
これがまさか、あんな惨劇を生むとは、思わなかった……。
●「問：会話に困ったときどんな話題をすればいいでしょうか？」●
案の定、話題に詰まる二人。
面白いもんですよね、ふたばと同じだけ時間的には一緒にいたはずなのに、小６になるまで本当に会話がなかった二人。
ポイントになるのは「単に話が合わない」だけじゃなくて、それぞれもう子供の頃と違って「性別」意識も存在しているというところ。
特にみっちゃん、自意識過剰なところがあるというのもわかりますが、しんちゃんのジュースのストローの話で「間接キス」という話題が出てくるあたりがもうーたまらんすね。
お互い好みのタイプでもなんでもないので照れは全く無いのですが、なんとなく男女間の距離を置こうとする感覚が芽生えている。
逆に考えると、しんちゃんがさらっとみつばの向かいの席に座ったのがまた味になってきます。
モテ男くんだからそういうのができてしまうというのもありますが、他の女の子だときっとここまでしないんですよ。
彼の中ではやはり丸井家のみつごは「幼馴染」であって、ふたばとみつば・ひとはに差があるわけではない、だから間接キスとかの発想までは及ばなかった、と。
だけど幼馴染にしては距離感があって、しかもいざ座ってみると「あれどうしよう」状態。
この絶妙な距離感！
さて。ここで問題です。
特に話題がなくて詰まってしまった場合、どうすればいいでしょうか。
解答。
共通の、マイナス面の愚痴になりそうなことや笑い話になりそうなことをとりあえず話す。
「うちの妹がばかでさー」というのを何度も繰り返していた「時をかける少女」を思い出しますね。
付け焼き刃な知識でしか無いのですが、実はこれ科学的に効果的なのが証明されているそうです。
もちろん、初対面で話題がない場合は天気の話題をするのが日本人とイギリス人なのですが（どっちも天気が変わりやすいから）、お互いの好きなものの話っていきなりは出来ないわけですよ。温度差が絶対ありますし、地雷も多い。片方が熱心に話しても空気は悪くなる一方。
しかし、悪く言えば「悪口」、よく言えば苦労話ネタは、緊張した脳をほぐす働きがあるそうです。
たとえば大人なら「どんな仕事されてるんですか？」「看護師なんです」「それすごい大変そうですね、帰りの時間とか大丈夫ですか？」「そうなんですよー、残業手当もつかないし」とスムーズにつながり、かつ話している内容はマイナスなのに二人の間の空気はプラスになるというテクニック。
話術のうまい人は「いい話」をつかむのもうまいですが、「悪い話」から引き金を引くのも上手なようです。それにしても「悪い話」の方が脳がリラックスして、思考が働きやすくなると言うのは面白い話。あ、付け焼き刃なので仕組みはようわかりません。本で読んだだけです。
特に二人の場合、「幼馴染」という前提があるので、ここにいないふたばとひとはを笑いのネタにしたのはある意味場を盛り上げるには最適。ふたりとも知っている共通項、そしてドジなのもしっているので、笑いのネタにも出来る。ベリーナイス。
話題を切り出したのがしんちゃんではなくてみつばだ、というのもいいですね。最終的にはオチがありますが。
とはいえ、陥れるためにそういう話をしたわけじゃなく、単純に彼女なりに気を使った結果が、ふたばのぱんつ失敗談だと思われます。
そういう意味では、みつばは話をつなぐのが非常に巧みな子かもしれません。不器用なことも多いけど、不器用なりに必死に話題を探し出せる子なんだなあ。
このみつばとしんちゃんの二人の絡み、非常に面白い。ものっすごく面白い。距離感がまさに「小六」していて、かつ「幼馴染」という間柄、絶妙すぎます。
今後もまた是非この絡みはやって欲しいところです。
この辺を伏線にして！
これ絶対明日、クラス中で話題になるよな……。
そしてふたばかわいすぎる。かわいすぎるふたば。
なんだろう、アニメ化でブーストかかりまくってますよふたばさん！
みつどもえ８巻発売中！
Made in USSR : みつどもえ187卵性 めんどくさい奴／感じ悪い奴だな･･･
この絵の展開は想像だにしなかった。ありうる！
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どうでもいいんですが今週一番面白かったギャグマンガは範馬刃牙ということでいいでしょうか。
何やってるんだあいつは。
以前のシミュレーションでも吹いたけど、今回は笑い死ぬかと思ったわ。
そして、なにげにじわじわくる漫画として大好きな「魚屋レジェンド スーパーバイトJ」。
病んでます。
この漫画のクローズド極まりない、鮮魚部から視点が出て行かない世界観はたまらんです。あるある、なんでしょうけども知らない世界なので、それも含めて面白い。
そしてこの柱。
チャンピオンは沼田先生に厳しすぎます。
ツンデレだなあ。
（参考・前回はこんなでした。予告がなさすぎる最終回：トンボー（まんいた））
