私立桜が丘高校軽音楽部日記 - たまごまごごはん

POLYSICSのライブ行ってきました。
たまごまごです。
感想を一言で言うと圧縮でした。
最初はいい具合の客の入りのバランスだったんですが、始まった瞬間ギュウギュウに。うおお流される。
頭の上を人を送るのは楽しいね！
一曲は２から３分。超短距離走のニューウェーブ音楽を高速で撃ち出すロケット砲ライブでした。
　
POLYSICSは、オタク的、文系のノリでニューウェーブしているのが大好きなんです。
体育会系ではないです。DEVOや筋少を聞いて、不良じゃなくてもロックできるんだ！とハヤシが動いたというエピソードのとおり、パフォーマンスは激しいけど、実際のプレイは文系の匂いがします。
もうなんだろ、躁鬱の「躁」を創りだす音楽をやってくれてる。
きちんと計算して、どうテンションを無理矢理にでもあげるかがかなりはっきりしています。
ゴーグルとつなぎのスタイルや、ボコーダー使った音作りなんかも、エンタテイメントとしてどう見せるかをすごく意識しています。間違いなくDEVOスピリッツがあるからなんですが。
それを日本人好みの音に作り替えて、ショー要素を強くしているのが爽快。

そもそも「ダバダバ」がなんなのか？とかじゃないんですよね。
「ダバダバだろ！」「ダバダバだね！」なんですよ。
歌詞すら、意味のないもの多いですし。初期なんて宇宙語でしたし。
恒例の挨拶「TOISU!（トイス）」も意味はなし！　だけどあるだけでテンションが上がる。これはものすごいキーだと思います。
　
キーボードのカヨちゃんが抜けて３人体制になったPOLYSICS。
ですがキーボードの音無しというのはありえないわけで、どうするのか？と思ったらフミちゃんとハヤシがキーボードや打ち込みパッドを演奏中に操作するというので補っていました。
やるう。
まあ正直、いないの寂しいのは本音ですが、新生POLYSICSとして応援していきたい次第。カヨちゃん声必要だった「I My Me Mine」みたいな過去曲ははどうなるんだろうなあ。
でも、音はまったくブレてません。いやむしろ加速したというか。

これはカヨちゃんいたころですがライブはこんな感じ。ペニーレーン２４だったのでもっと狭い箱でした。めっちゃ近かったですわあ。
ハヤシの尻触れる程度の距離。
強制的にステージとフロアが「躁」状態になるので、一瞬でテンションマックスになります。
　
POLYSICSをよく知ってる方向けに感想を言うと、ヤノのギターパフォーマンスがどんどんパワーアップしておかしなことになっていて面白いです。
今回はウインドミル奏法を披露。ハヤシも驚く始末。
あとWアンコールで「BUGGIE TECHINICA」をやってくれたのは嬉しいサプライズでした。場内ライトついたから終わりかと思いきや。
ライジングサンにも来るようですねい。
　
個人的にはPOLYSICSは、どうしても何かやらないといけない、けど動けないなあという時に、PC再起動のような、脳みそ再起動のために聞きます。
躁になるカンフル剤でございます。
にしても、若い人ばかりかと思ったら白髪のおじさんが意外なほど多くてびっくり。
あーそうか、結成１０年以上だもんなあー。
　