たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

私立桜が丘高校軽音楽部日記

WEB拍手より。

個人的には日向八千代のPSG-1か鹿島園羅のVityaz-SN(?)が見てみたい。サバゲだけあって重火器(バレットM82とか)はでないのかな〜?

れんと、フランス製FA-MASを構える、ブルマで。(on Twitpic)
特例措置団体ステラ女学院C3部 | ファミ通コミッククリア
特例措置団体ステラ女学院中等科C3部 (stella_c3) on Twitter
くわしっ!!
たまごまです。
うおお、なんでそんなすいすい銃器の名前出てくるの?
H&K PSG-1 - Wikipedia
Vityaz-SNはロシア製かしら?むむむ、これは調べてみよう。面白いなー。
 
スナイパーライフルって個人的にすごい惹かれるものあるんですよね。
というのもゴルゴ13とFPSゲームのせいですが。
コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2 コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2
今はもっぱら360版のMW2をやっていますが、スナイプの楽しさが半端ない。決まった時の快感ときたら!
まあ、下手くそなのでたいてい狙ってる最中に後ろからナイフでさされるんですが。
サバゲーでもスナイパー役ってやっぱあるんですかね。うわ、面白そう・・・だけどそうとうずる賢い(ほめ言葉)頭の働かせ方しないと難しそうだ。
ふーむ、サバゲやるなら最初はやっぱりアサルトライフルがいいのかなー?(←ゲーム脳
話によると今はまだ「しーきゅーぶ」の序盤も序盤なのでまだサバゲ部分はそれほど出てこないようですが、随時織り込まれていくようなので自分も楽しみです。サバゲ分+オタク分もどんどん盛り込まれていくと思うので、今後期待してみてください。
 

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放棄された巨大廃重工業用機械が美しい画像:デジログ!
さてこれを見て何を思い浮かべるか!
やっぱラピュタとかつい思い浮かべますね。
個人的には王立宇宙軍の「ちょーきょだいなはーりぼて」を思い出しました。古いね。
それにしてもこれをどうやって何に使うのかわからないのがすごいです。でかいんだろうなー。その無駄なでかさが素晴らしい。無駄じゃなかったかもしれないけど今使ってないんだからやっぱり無駄なんだな。
 
廃墟+廃線趣味は以前からあるんですが、やはり「人間が生きていたんだな」という息吹があるのと、失われた時間の虚無感がたまらないから。まあそれだけじゃないんですが。おっかないところもありますしー。
 

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SつぼみによるMえりか放置プレイ(GRINP WebSite)
どっちも幸せなので成立しています。
オールナイトプリキュア映画上映イベントレポート
札幌でもやってくれないかなー。出来れば「応援あり」で。
りんちゃーん! 咲ゅうううう!(絶叫
・・・すいません、映画は静かに見るものですね。
自分お祭り好きなんです。

咲かわいいよう・・・まぶしい。

さっき友人とも話してたんですが、ぶっちゃけ「心の花を見とられた人達がいい人達で良かった、俺たちがデザトリアン化したら、やべえ」という結論に達しました。
思ったことが全部オープンになるとかなんという羞恥プレイ。多分デザトリアン化した自分が助けられたら、えりか様とつぼみに汚いゴミムシを見るような目で見られる事間違いなしです。
……あふん、ちょっといいかもしれない。
とはいえ、個人的に金朋デザトリアンが「心の中を全部言ってしまう」のは尺の関係上+子供向けとはいえ、ちょーっと勿体無い気もしたりします。もうちょっと「匂わせる」という隠喩になっても面白そう。
しかしうまくそこを匂わせながら、「さらになにかあるんじゃないか?」「本当の心は別のところにもあるんじゃないか」「彼女たちはまだ苦痛を背負ったまま生きている、何処で救われるんだろうか?」「戦いが終わってもその悩みは解決していないのではないか」という疑問を包含しているのが「ハートキャッチ」の真髄的な面白いところだと思います。
キャラ達が使い捨てされていないのが見て取れるので、極端な話救われなくてもいい、苦労をしながら頑張って、一歩進んでいる後日談や、えりか達との人間関係が広がるのが見たい!
ひょっとした「救われる」のがテーマではなくて、「カミングアウトした(させられた)人間が一歩どこに踏み出すのか」がテーマなのかもしれません。そういう意味で、ハートをキャッチ。
以上、どれみ厨の絶叫でした。ほんと体を乗っ取られたままですよどれみに。大好き。どれみもプリキュアも、ナージャも。
 

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WEB拍手より。

いつも楽しく記事を拝見させていただいております。
自分は現在高校生で、けいおん! が心の底から好きです。
2期が始まった今は嬉しさで胸がはちきれそうです。
 
たまごまごさんが仰るように、けいおん! はときめきや優しさやその他もろもろのたくさんの要素が詰め合わされてできているアニメだと思います。
自分は彼女たちの姿を見て、「こんな青春あるのかよ!? 目指してみてえ!」などといつも勇気をもらっています。
自分自身は男子校の生徒会に所属しており、そこそこ忙しい日々を送ってきましたが、任期は残りわずか。
そんな折に2期が始まると、いろいろと感慨深いものがあります。
 
「一年は短いわよ」とさわ子先生は仰いました。
あのシーンを見て、はっとしました。
 
そうだ、高校生という時間はとても短いんだ。
ならば、彼女たちまでとは言わずとも納得のいく学生生活にしたい。
まずは友達作りだ。新しいクラスになったんだから、話しかけてみよう。
そうして大切な人を見つけよう。もしかしたら一生の友人を得られるかもしれない!
これが、一高校生の感想です。彼女たちから勇気を受け取って、今の自分は積極的に変わろうとしています。
 
けいおん! というアニメは現在学校生活を送っている人々にとてつもない効果を与えているのではないでしょうか。
たとえば、けいおん! が放送されてから急に楽器が売れ出すようになりました。
あれは彼女たちの日常を覗いてみることで、自分自身もあんな風になりたい! というように考えるからこそ起きた現象であって、
彼女たちの日常を追体験することで、自分の可能性を広げよう――
そう考える人がいてもおかしくないと思います。
 
今こんなアニメに出会うことができて、とても幸せです。
これを観て得られる「なにか」を大事にしていきたいと思います。 by K

「高校生の方の意見が聞いてみたい」といったところに、さっそくありがとうございます!
しかも熱い! 文章うまい!
実は自分高校生の時はもうダークゾーンというか、黒歴史じゃなくてダークモード全開だったので、ああなんてもったいないことをしたんだろうと思うことがあります。無論、それがあったから今が楽しく過ごせています。
とはいえ、高校生の方が「高校生という時間はとても短いんだ。」と思っていることが、すごいですよ。自分は「はやくおわんねーかなー」って思ってましたもの。「羨ましい」ではなくて、尊敬します。そう思えることが。
 
どんなものでも、勇気をもらえるきっかけって大事だと思うんです。やって後悔するのも価値はあるけど、もし出来るならその時失敗してでもなんでもやるだけやってほしい、というのはおっさんの意見。
しかしそれが、自分とは世代の明らかに違う人が共通の作品を見て感じているというのは、……ああもう、こっちまで熱くなるじゃないですかもう!
負けないよ!なんかやってやるんだから!とメラメラ燃えてきますね。
 
けいおん!みたいな生活ができるかどうか」はあくまでも結果論なんですよね。出来る人もたまにいる。できない人もいる。
とはいえ「そうなりたいからがんばってみようかな」という気持ちを現役の人が持っているのは、年寄りくさい意見であれなんですが、こちらまで「がんばってみようかな」と感じちゃいます。その思いそのものが一番宝物になるのを知ってるからなおのこと。
 
生徒会は大変でしょうねえ。自分は委員長はやったことあるけど生徒会経験はないですが、なぜあんなにハードなことを自らやるんだろう?と不思議に思ってみていました。
今になってやっとわかりました。生徒会にしかないものって、ありますよね。
唯が軽音部じゃないと得られなかったものがあるように。
素敵なお話ありがとうございました!!

けいおん!!」二期が始まってから、けいおん!!のことだけならず、色々な青春の思いや、けいおん!!スイッチ入った人達のコメント、WEB拍手たくさんいただいています。
あかんて。大好きな作品で話し合えるのってなんでこんなに楽しいの。泣きそうなんだけど。
ぜんぶは分量的にできませんが、随時紹介していきたいと思います。
 

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ろくおん!レポートイラスト入り日記(安全パンダマシーン4月7日分)
うあー!なんて楽しそうなんだ。「らじおん!」の公開録音の様子を漫画レポでまとめてくれています。
声優さんをそれぞれのキャラに置き換えているのでとても見やすいです。「ろくおん!」を聞いた人なら楽しめるはず。
個人的にはこのメンツの中ではしゅが(佐藤聡美さん)が好きなんですが、最近まとめ+盛り上げ役としてかっこよくなっているあいなまさん(豊崎愛生さん)を見るとちょっとどきどきします。あ、あかん、好みや。

生あいなまさんもかわいかったですが・・・正直寿美菜子さんが美人すぎてびっくりした。
 

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上の武田さんから教えていただいたCMがツボすぎたので紹介。
ときどき、ずっと。なかよし時間(なかよ市映画館:セイカ食品)

このCM、すっごい尺が長いのにひとっことも台詞が無いんです。そして女の子が可愛すぎない所がとても重要だと思うんです。可愛い女の子がキラキラしてるCMも眼の保養ですが、普通の女の子が演じてるからこそ実際の、近所の土手で起こった日常に見えるんじゃないかと思いました。けんけんぴょんしてる階段が、仲直りの後だとカラフルにチョークで落書きしてあるのが、台詞はないけど2人はなかよしに戻れたんだな、と絵で分かるのもいいなって思いました

このCMね、ほんと長いんですよ。
二人の少女を描いていて、台詞いっさいなし。ところがその二人の「何でもない日常」がものすごい輝いてる。本当に何にも無いの。
無言の中に、お互いが近づいたり離れたり、そしてまた照れ笑いしながら近づいたり。
大事なのは「一緒にいる」ということ。一緒の景色をみて、一緒にたたずんで、一緒に笑って。特に手をつないだりするでもなし、特別なことはしないんだけど……一緒にいるってこんなにいいのかとじわじわこみ上げてきます。
またね、手がふれあいそうなのにふれあわないのね!
この微妙な距離感、素晴らしい。
何のCMなのか最後の最後まで分からないのもミソですが、これだけ「一緒にいる」ことが描かれていることに拍手。
CMって時々こういうとんでもない作品作ってくるからすごいなあ……。じわじわ来ます。
 

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今日のtogetter
Togetter - まとめ「たまごまごさんの「好き」について、早朝にみんなで考えてました」
いずみのさんがまとめてくれました。
自分の「少女観」「萌え感」は非常に偏っています。これ前提です。
それをうまくきりりん先生、いずみのさん、みやもさん、YU-SHOWさん、佐々木バレットさんなどが自分の意見として述べてくれているので、非常に混沌とはしていますが面白いログになっています。
たまごまごお前のその考え方違うよ!」と言われるのはおおいに分かっているのですが(理論や事実ではなく感覚的な話なので)、そこも含めて「こんな考え方の人達もいるんだなー」という刺激になればと思うので是非。
にしてもきりりん先生すごいや。話していてもちろん似ている感性の部分もあるんですが、違う部分も当然あって、その自分の感性を作品として表現し、かつきちんと需要に答える出来るのがすごい。尊敬します。

あ、(+18)ですよ!注意!
あうんで始まった新連載もすごいよ・・・。
 

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上の話題でも出てますが、4月に一冊ちょろっと自分のかかわった本でます。

現代視覚文化研究 4
現代視覚文化研究 4
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もう上がってた!! 「現代視覚文化研究」4で、2ページのコラムと、16ページの企画記事をやっています。
そちらもよろしくです。……い、いつでるのかな? ど、どこまで紹介していいのかな・・・?
編集さんに聞いて、OK出たら詳細発表シマス。ぶっちゃけ2・3月は「文化部少女だいすき!」とこれで死にかけてましたが、こんなに充実した1月もなかなかなかった・・・しあわせ・・・。
 

アリスとエプロンドレスのあまーい関係

今日のアリス。

アリスネタが無くなったのはネタ切れですか?
んじゃちょいと投下してみます。こんなんはどうでしょ?
http://sourceforge.jp/magazine/08/01/04/0153255

…記事を読んでも良く判らないかもしれませんが、プログラミングの考え方を教えるための教育用ソフト「Alice」です。
実際にソフトを作ったりするためのものじゃなくて、CGのキャラクターをプログラム(っぽいもの)で動かして遊ぶことを通して、概念を教えるって感じですかね。
い、いやほら、対象にしてる相手には女子小中学生も含まれるって話ですし!(記事にはないけど)実際にいろいろな学校で採用されてるらしいし!

動かせるキャラクターにはアリス・リデル嬢もいるし!
http://www.alice.org/index.php?page=gallery/People/index
…身長162cmか…

背景オブジェクトには「Japan」もあるし!
http://www.alice.org/index.php?page=gallery/Japan/index
…Japan…

まぁ、Aliceネタというにはあまりにも微妙ですが、いつかたまごまごさんがプログラムなぞ学んでみようと思われましたら、こんなのはいかがでしょうか、と。(既にバリバリ組めるなら御免なさい)

Alice:3Dアニメーションを作成しながらOOPを学ぶ - SourceForge.JP Magazine : オープンソースの話題満載

Alice.org
情報に感謝!
プログラミングはプの字すら組めないたまごまごです。文系にはキツイっす……。「理系の人々」を読んでいると時々感覚の正反対っぷりにニヤニヤします(メールの文面が無駄に長いとか)。
にしてもこれ面白いですねー。なぜ名前が「Alice」なのかという所も含めて面白い。つまり「アリスの世界=なんでも出来る世界」という認識なんでしょうかね。
しかし162cmか……ばりばり大人ですね。
ティム版アリスが大人なので、ある意味あっているの・・・かと思いきや宇宙飛行士129cmとか小さすぎだろ!
うーん、シュール。面白いです。
 

新訳、OKAMA先生イラストのアリス買いました。
うん。
これは素晴らしい。
いや、OKAMA先生を知っている人だったら「えっ!?」ってびっくりするかもしれないですが、この本しっかり児童書としての体裁非常にきっちり作られています。
字も読みやすいですし、遊びも多いです。イラストの差し込み方も子どもが興味を持てるように配置されている(1Pイラストだけではない)ので、どこをめくっても面白いという、まさに児童向けうってつけの本です。お子さんのいる方は迷わず買って読ませてあげてOKだと思います!(小学校3、4年生くらい向けかな?)
逆に大人オタクから見ての楽しみ方ですが、やはり「アリスと言うのは小さく幼いもの」というのを如実に描いたOKAMA先生の少女美学を堪能出来るのは至福。
そもそも「アリス」というキャラクターは多彩な視点で見ることの出来るキャラで、時には残酷だったり、時には気まぐれだったり、時には洟垂らしのガキンチョだったり、時にはお姉さんだったりしますが、OKAMA先生のとらえたアリスは、砂糖菓子のような小さくふわふわしたかわいらしさの権化でした。
クリーチャー達で面白かったのは青虫。このデザインはOKAMA先生にしかできないですね。いやはや、説明する言葉が見つからないデザイン。「キモかわいい」と言う言葉だと微妙に違う……。
 
それにしてもあとがき見ていて驚いたんですが、今の児童書ってこれに限らず、ラノベと並べても分からないレベルの作品山ほどあるのね。またチョイスがいいな!!
セーラー服と機関銃」にいたっては野上武志先生の漫画かとすら思いました。似てる気がする。(気だけ
 
「萌え絵」というのに反応するのは意外と大人だけで、子供の間では境界線はないのかなーとか、今の教科書や参考書、児童文学書を見ていて思いました。
 

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はっ、アリスから離れた。
ここまでが前置きです。長いな!
 
微妙にアリス話とずれつつ、いずれ別にまとめたいところですがメモ代わりに。
 
「アリス」と言うと先程のOKAMA先生版もテニエル版もディズニー版も、エプロンドレスが定番です。
切っても切れない……とつい思いがちですが、実はアリス絵自体色々眺めてみるとエプロンドレスじゃないアリスもいます。
とはいえやはり、逆に「エプロンドレス=アリス」というくらい服装は重要。
なぜそこまでエプロンドレスの印象が強いんだろう?
はて、ルイス・キャロルのいたヴィクトリア朝時代以前のことを考えると、アリスのようなエプロンドレスの少女像はあまり浮かんできません。おしゃれな特別なお洋服を着た女の子の絵の方が圧倒的に多いです。
ということは、キャロルの頃にエプロンドレスが発生した、という可能性も出てきます。
服飾学的には詳しく知りませんが、広まったのは間違いなくそこでしょう。
 
今だとエプロンドレスを着るとなると、ゴス系ファッションかコスプレかメイドさんウェイトレスさんくらいですが、この当時なぜエプロンドレスが広まったのか。
それは子供服の概念が広まったからというのを友人に教えてもらい目ウロコ。あーなるほど!
ようするに「エプロンドレス=子供服」、汚れてもいい服。
今となってはむしろ逆にオシャレでかわいいイメージですが、子供のための服が出来た=子供が子供として認知されはじめ、そのためのもので着飾れるようになった、というヴィクトリア朝時代の光の部分が見えてきます。
 
光と書いたのは闇の部分もあるから。ストリートチルドレンだった少年少女が多く、少女売春も盛んだったと聞きます。
しかしキャロルのいたのは光の部分でした。もちろん彼の中の闇の部分も0ではないとしても(これはまた別の機会に)、少なくとも目の前にいたアリス・リデルという少女を慈しみ、愛し、求婚しているわけです。
彼女を「女性の小さい版」としてみていたのではなく、一人の人間として認めていた。
これがうまい具合にテニエルの描くエプロンドレスの少女像とマッチして、「少女」の形を形成していくことになったのかな?と思いました。アリス・リデル自体は別にエプロンドレス着た写真残ってないですし。
 
気がつけば、「エプロンドレス」は普段着ではなくなり、記号化され、幻想少女のパーツとして変化していきます。

当時の人にしても「子供服を来た子供が主人公」と言うのは大きな意味があったと思いますが、後世の現在の方が「エプロンドレス=アリス=少女」という渇望が大きい気がします。
エプロンドレス自体が存在しないため、それそのものがファンタジーの引き金なんですよね。まさに「幻捜少女」なのを分かって、自分が、キャラクターが、人形が、少女を演じることになります。
 
服装はキャラクターの性格描写においてとても大きな役割を果たす一要因。
エプロンドレスが表す性格は、過去は「元気で活発な子供」であり、現在は「ファンタジーの住人」なのが興味深いところです。
この「幻想少女像」についても考えだすときりがないので一旦ストップしますが、「アリス」という語そのものが少女性を表す単語に変化したように、「エプロンドレス」という衣装そのものがイメージの連鎖を起こさせる引き金になっているのも間違いないんだろうなーと感じました。
 
キャロル時代の子供服の資料は、幸いなことにキャロルの趣味が写真だったので大量にあります。
そして不幸なことに、キャロルの真面目な性格によって「相手に迷惑をかけるかもしれない」と思われる写真が全部焼き払われました。
キャロルは特に、裸は子供の一番美しい「衣装」であると考えて写真を撮っていたようですが、そのへんは全部焼却されたようです。この「裸=衣装」という感覚が、少女愛ゆえなのか、子供の純粋さへの憧れなのかがまた、気になるところ。
もうちょっと文献を読んでみよう。
 
関連・たくさんのアリス達〜「アリス」という語が広げた、いくつかの視点〜