たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

トム・ヤム・クン!見てきました

トニー・ジャーの「トム・ヤム・クン!」見てきました。
公式はこちら
 
いやー、トニー・ジャーはすげえわ。
マッハ!!!!」のアクションは実戦的な部分もありましたが、今回は魅せ技3倍増し。それに加えて水やガラス、廃墟や楽器を利用してさらに躍動感あふれるアクションを見せてくれます。
一番すごかったのは数分を1カットで、あらゆる敵をあらゆる技で倒しながら螺旋状の建物を上っていくシーン。トニー・ジャーの1つのミスも、スタッフの1つのミスも許されないカット。下手すると大怪我です。いや、すでに怪我してそうです。まさに鬼神のごとく「なぎ倒す」の言葉が似合うシーン。本人も相当の疲労しているのがびしびし伝わってきます。カメラワークも違和感なく見事に完成されています。コレ見るだけで元は取れます。
ばきばきに数多くの敵を「折る」シーン、エアマスターの自転車ランカーのような妙な格闘家を倒しまくるシーン、肉体の限界に挑戦しているかのようです。人間ってすごいなあ。
 
トニー・ジャーだけではなく、ペットターイ・ウォンカムラオやジョニー・グエンのアクションもすばらしいです。ウォンカムラオはマッハの時にものすごいボンクラ役だったので今回もそういう役周りなのかと思ったら、激しいアクションとイカスキャラで登場。さすがタイのアクションスター。
ジョニー・グエンはてっきりカンフーハッスルの人かと思ったら違いました。スパイダーマンに出てたんだなー。スタントかなあ?太極拳合気道・フェンシング・カンフーを習得、ってすごすぎ・・・。なかなかステキでいやらしい悪役を演じており、強さもにじみでていたので、今後の活躍に大いに期待。
ネイサン・ジョーンズは「SPIRIT」に続いてやっぱりかませ犬。確かに巨大な筋肉ダルマがなぎ倒されるのは爽快ですしね。 
カポエイラ使いラティフ・クロウダーがまた格好いい。技のキレも目を見張るものがありますが、やたらと登場シーンがイカす。確かにあの動きは近寄れないなあー。メイキング見たらぽっきり足折っていたようで。激しいなあ^^;
 
車やボートのスタントが妙に生々しいのもすごい。やっぱりガチンコで動かしてるだけのことはあります。ボートとか古いので、スピードだすだけで壊れそうだもんなー。一回撮影失敗してセット全部壊しちゃったようです。なむさん。
あと、この映画の象徴「象」。彼らの演技やアクションもまた迫力のあるものになっています。そしてかわいい。ああ、タイの田舎で象と暮らしたい。
 
「SPIRIT」の前例もあって、スタッフロールの差し替えにおびえていたのですが、今回はメイキング画面にスカパラの軽快な新曲(公式サイトで聞けます)が乗せてあって、かなりいい差し替えになってます。「太陽にお願い」という曲で、6月のアルバムに入るようです。
監督プラッチャヤー・ピンゲーオが前作の収入をすべてつぎ込んだ、というだけあって、ものすごいアクション映画になってます。監督のアクションセンスがマッハよりかなり磨かれています。無駄がそがれて、結晶になった感じ。今後のタイ映画は楽しみだわー。
とにかく倒す!スカーッとしました。
 

わかってはいてもやっぱり高いと思います(´・ω・`)
ので、好きな作品は「応援する」つもりで買ってます。
特にマリ見てとか安倍作品。
 

現実的なとこで困ると思うんですが。
 

「ネイルガン(釘打ち機)で頭にバンバン、クギを打ちこんだという」
想像するだけで頭が痛い><
 

わかってはいても寂しいなあ。