たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

ロケットランチャーについてしらべてみた。

戦国BASARA2発売まであともう少し。たまごまごです。敵武将のお市が使えるかどうか気になって3キロもやせました。
 

お、お、おばあちゃん!!!一体この家で誰が何と戦っていたのだ。あるいはこのおばあちゃん、プロかしら?
未登録の銃器を提出すれば許すヨ、という法律作ったはいいけど、こんなん持ってこられたらちびっちゃいます。道路をロケットランチャーかかえたおばあちゃんが歩いてるってのも想像を絶しますね。
さて、ロケットランチャーというと、映画「コマンドー」とかゲーム「バイオハザード」のイメージしかわきませんが、実際はどんなものなんでしょうねえ。使用経験ある人なんてまずいないですしね。いたらちびっちゃいます。
そんなわけで早速しらべてみました。
 
まずは、これを見てください。
実物のロケットランチャーの動画です。音が遅いため合成かどうかと論議されていますが、この爆発っぷりは尋常ではないです。とりあえず、このような動きをする、と仮定してしらべてみようと思います。
まず、最初に打ち出す時は、ランチャーから普通に発射されます。これはロケット弾からの噴射(バックブラスト)を、発射した人がくらわないためです。その後、ロケット弾が自分の噴射でまっすぐ飛んでいきます。
 
ロケット砲wiki
「ロケット弾」というのは、先ほどの映像のように、自分の力で高速飛行するものをさすそうです。後ろのほうに羽があってパカっと開くもの、スピンしてぶれないようにするものなんかがあります。
メリットは、ものすごいスピードで飛んでいくことと、その破壊力。戦車を破壊!なんてのはちょーっと難しいんですが、装甲を突き破るくらいはできます。400mmは貫通するとか。・・・40cmの鉄板ってどんなだ^^;もちろん、家にでもあたったら、こっぱみじんこです。
デメリットは、「派手なので目立つ」ことと、「まっすぐ飛ばない」こと。まあなんだ、弓矢みたいなもんで、上に撃ち上げてから放物線上に落下させてぶつけるようです。もっとイメージしやすいのは、ロケット花火。あれを友達にぶっけるために角度調節するようなもんです。
って、まずあたらないヨ!というわけで、関数のグラフみたいに計算しなきゃーいけません。面倒くさいな!今ではコンピュータや赤外線をつかって命中率をあげているようですが、そこまでいくとロケットランチャーってより「ミサイル」だナア。
逆に、撃ち上げる形にしたり、適当に人ごみに撃って爆破したりするのには便利です。ロケット弾の雨を降らせる、なんてことも実際に行われているようで。つっても、適当に撃つにはあまりにもコストかかるんじゃないカナ?結局映画のように、正確にばかすか当てるためには、誘導させる機械がついてないといけないようです。
 
いろいろなロケットランチャー(筒のほう)の画像。
実際に湾岸戦争などで使われている画像が載っています。「プレデター」ってアメリカのロケットランチャーの名前だったのね。ナイトビジョン付のもあります。それにしても、これだけすごいアイテムですが、一回撃ったら終わりで基本的に使い捨て。うへー、めちゃめちゃお金かかる武器だなあ^^;
ロシアの「カチューシャ」
ずらーっとロケット弾並べて、撃ち出すロケットランチャー。適当に並べてぼんぼん撃つため、当てるというより上から降らせて爆破する機械みたいです。ぱしゅぱしゅリズムよく撃ち出すため、ドイツ人にはスターリンのオルガン」とも呼ばれていました。なんともイキなネーミングですが、そっからつむがれる音楽は恐怖そのものです。なんてかっこいいこと言ってみたりしても取り繕えないほど心理的には圧迫されますネ、これ。
こちら軍艦のロケットランチャー
これは大砲じゃないのか!?あ、でも大砲の弾は自分じゃあ飛ばないか。こんなでかいのも、ロケットランチャーです。
 

勘違いしていたのは、「グレネード」「ロケットランチャー」の違い。左がグレネード弾で右がロケット弾です。自分で飛ばないのはグレネード。ゲームなんかに出てくる「ロケットランチャー」は、実はグレネードが多かったりします。
アメリカのロケットランチャー 同じくグレネード弾
グレネードがめーちゃめちゃ種類あるので、英語読める人は違いを見るとおもしろいかも。
 
現在もっとも使いやすく、中東などで使われているロケットランチャーは何ですか。
ニュースとかによく出てきますね。RPG−7というロシア製のものです。Rocket Propelled Grenadeの略だそうで。この武器、戦車を壊すというより、てっとりばやく建物や陣地を破壊するものです。そういえば、映画ブラックホークダウン」で米軍のヘリを落としたのも、RPGロケットランチャーでした。
RPG-7の仕組み
1967年のころから作られているというのだから、もうなじみの商品といったところです。最新鋭の赤外線うんたら付きに比べれば、クーラーと扇風機くらいなじみの製品かもしれません。射程も短く、風に負けます。しかし、ぼかすか撃ちこんで、敵を「お掃除」するには便利なようです。
 
さて、こんなロケットランチャー、戦争でメインに使うわけですが、他にはたとえばどこで使ってるかというと・・・
海賊とか。
RPGなんかはいろいろな国の過激派に流出しまくり。客船とかくらいの装甲なら、穴開けれちゃうわけだ。どうもこのRPG、手に入りやすいのか、アフリカ沖・アジア沖なんかではロケットランチャーをメイン武装にした略奪団がやけに出没しています。
他にも身近?なとことしては北の工作船とか。
漁船とかなら、まず一撃です。武装してない相手には、持ってるだけでもかーなり脅し効果あるかもしれません。正直怖いわナ。
こうしてみてみると、かなり印象悪いですね。いや、印象のいい武器なんて存在しないんだけどさ。ちょっと乱暴ろうぜきを働く人のための武器、っていう感じかもしれません。しかも、銃とかと違って一発使い捨て無差別攻撃な「最後の武器」的役割ですもんね。銃持ってる!っていうのと、ロケットランチャー持ってる!ってのじゃ、あまりにも規模違いすぎだべ。
 
とは言いつつも、ゲームや映画にやたら出てくるのは、その猛烈な破壊力が一人から生み出される「かっこよさ」だったりします。しませんか?自分はしますよ、バーチャルの中でですけど。だって、一人でものすごい数の敵を相手にできるって絵柄がすごすごいじゃん!映画やアニメ的に絵になりやすいです、その構図。あとガンダムモビルスーツとかさ。
やっぱり、憧れの武器であり、ロマン武器なんですよ、ロケットランチャー。
そんなことをぽやぽやんと思い浮かべてしらべてたら、こんなの見つけました。

イラクで調子に乗って米軍の対戦車ロケットランチャーを持ってきてしまった。
(´・ω・`)
まあ、捨ててあったのを盗んできたんですが、この笑顔見てるととても微妙な気分にさせられます。かっこいい!って喜んでるみたいですが、「人間の盾」と一緒にいた人が喜んでロケットランチャー持ってる光景、イラクの人の目から見たらどう映るんでしょうか。この武器で殺されたイラク人もいるんだろうなあと思うとなんとも複雑です。日本人の武器への危機感ってこのくらいなのかもネ。

「戦争=悪いこと、けどかっこいい」は、戦争を知らない子供たちの子供たち世代には、事実だと思うのです。実際、戦争モノゲームでニコニコしながらロケットランチャー撃ちますもん。それが悪いことと頭ごなしにいうよりは、戦国時代の刀見るように受け止めるのも、ありじゃないかなあ?と思います。しかし、このロケットランチャーがたくさんの人を今も殺していることは、事実としてちゃんと理解する必要はあるんじゃないかな。あこがれた人はサバゲとかやるくらいにしておくべきだよなあ、と思うのです。
身近なとこから戦争反対。
 
オマケ
プノンペンではロケットランチャーを撃てますよ。
撃ちたい!と思った人(自分とか)は最後まで読んでみましょう。
米艦隊にRPG−7で挑んだ海賊船。
つっても、海賊船の大きさは漁船レベル。勝てるわけないないw
ロケットランチャー背負ったロボット「Talon」開発中。アメリカ。
あー、やーっぱり開発してるのね、こういうの。ロボット同士がランチャー撃ちあうのは、もうSF世界だけの話ではなさそうです。とはいえ、この技術、ガレキの撤去などにも使われているようです。どっちかってーと、武器持たせるより人命救助に使えるような気がしますが、そっちの方も開発してるのかなーとか思いつつも人間って破壊の方が熱心に科学研究するよね。まあそんなもんです。
日本人とかアメリカ人のオタクのロケットランチャーのイメージってこんなんだよね。(萌えよ!アキバ人ブログ)
萌えたもん勝ち。とりあえずこんな状態でロケットランチャー撃ったらえらいことになるってのは、言ったら負けです。