「ねえねえ、これ面白いよ」なキモチ。
ブロガーはSかMか?(べにぢょのらぶこーる)(まなめはうすより)
ちょっと逆方向から攻めてみます。実際のSMの話から。
自分はさっぱりわからない世界だったんですが、とあるバイの友人から聞いた話です。
「SMって違和感あるかもしれないけど、Sが攻撃的だとかMが被虐的かというとそれは二の次で、信頼関係をお互いの反応を見合って確かめ合うことなんだよ。だから過剰に暴力は払わないし、それを意思疎通で確かめあえたとき本当に幸せなのね。」
ははー、なるほどね。痛めつけて痛めつけて快感!とか痛いのが気持ちいい、って人そうそういないだろうなあと思ってましたが、それを聞いたらなんだか「誰の心にもSとMはあるよなあ」と思いました。そこでこの意見。
「SMのSは、本当はサディストのSではなくサービスのSなのよ」
つまりSとは、Mが望むことを奉仕する、サービス精神が旺盛な人間のことを指すのだと。
人間関係でもそうですが、特にネット上では、誰かが「楽しませよう」という発端を切り出さないと、会話がはじまろうはずがありません。
ブログ界隈を見ていると、数種類にわかれるかなーと思ってます。私観ですヨ。
1、サービス精神旺盛なエンタティナー。人が楽しんでくれることが大好き。
2、とかく攻撃的。世の中をこきおろしたり過剰にあおったりする。
3、日々の苦しみ思いを赤裸々に吐露したりしながら書き込む人。感受性豊か。
4、自己研鑽する人。非常に自分に厳しい。
5、相手とのやりとりを一番楽しみにする人。自分語りもするし、ネタふりもする。
1の人はもうその人の文章にホレこむことが多いです。「サービスのS」という言葉を使うなら、まさにそのタイプ。同人やっている人なんかに多いですよネ。相手に楽しんでもらえれば、それでいいよ!という人。時々びっくりするようなトリックをエントリに仕込む人もいます。見習いたいところです。
2のタイプでわかりやすいのは2ちゃんねる。ドMで叩かれるの大好きな人もいますが、一個のネガティブなネタを徹底的に叩きます。ブログでもそういうのがあるのですが、文体がうまいとイヤミじゃないのがミソ。そのへんはテクニックですネ。ヒールになったら最後までヒールでいなければいけないので結構タフじゃないとやっていけないと思います。
3のタイプはこれでいて意外と詩的だったりするので、文体次第で非常に面白くなります。感受性とアンテナが高く、切々とやさしい文章を書ける人たち。自分はちゃらんぽらんなのでそういう文体を見るとあこがれます。
4は学者タイプ。ネタ選びや言葉選びに非常にきびしく、しっかりとした考えをつむぐ人たちです。見ている人に対しても自分に対しても書き記すような文体。これは絶対自分には出来ない、というか耐えられない気がするので、憧れはするけどやろうとは思えないかも。
5のタイプが一番多いんじゃないかなー?たとえば、まなめはうすさんのコメントより。
それでも私はMですよ。小学生が好きな子にちょっかい出すみたいな感じ。自分の知りたい情報を与えることによって関連する情報が集まってくるというか、受けたくて与えている感じ。
これこれ。自分もこれかもしれません。アクセスしていただいたりコメントいただいたり、色々経由して「こんな面白いことあったよ見て見て!」って書くのが非常に楽しい。
「これ面白いよ」のスタートラインは自分には欠かせないなあと思いました。
実際自分がホレこむブロガーやニュースサイトの人も、「この人は気になるなあ」から始まります。ネタの内容だけではなくウラにあるその人の個性や人となりが気にかかかって、気づいたら日課のようにそのサイトを開くわけです。
なんだかんだで、やっぱり人と人なんだなーと感じるようになった霜月の夜更け。モチモチの木に灯もともるってもんです。
白い戯言さんより
>まなめさんとか名前にMが多いけど、あれはミスリードだと思う。ホントはドSなんだよきっと・・・。
これは激しく同意。
whiteball22さんがMなのでまなめさんが相対的にSになるんだと思いましたがどうでしょう?w