たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

みつばは「思考」する子になったのです。「みつどもえ第94卵生」

最近は「みつどもえ」のストーリーの核になるのが、長女みつば。
この子がどんな子かを知らない人のために簡単に説明します。

・サディスト。
・余計な計算で自滅が多い。
・プライドが高い。
・うざい(杉崎談
・ぱんつが幼い

こんな子です。
前髪パッツンでツインテールという容姿、照れ顔の多さでおそらく一番人気なのではないかと踏んでいます。
人間てさ・・・多分照れた顔の子に弱いように出来てるんだよ、本能の部分で。 
 
とはいえ、彼女余計なことばかり考えすぎる割に直情的に本能に忠実なので、いつも失敗を繰り返しています。
そんな彼女が、今回は驚くほど大きく成長しました。
発端はふくびきでみつばが遊園地チケット当てたところからはじまるんですが、そもそも「誰と行くか」は彼女としては大きなポイントなわけです。
とにかく本当にいつも余計なことばかり考えてつまづく彼女が学ぶのは、純粋なふたばの行動。

なあ、こんなに素直に笑えるか?
プライドに阻害されず素直に「うれしい!」「楽しい!」と言ったことがあるか?みつば?
君の「うれしい」は「私はすごい」というフィルターが常にかかっているんじゃないか?
 

みつばが、ふたばのその様子に氷解していく描写が本当にいいんだ。
彼女は「人がいやがること」「自分が目立つこと」が思考の前提に常にあるわけですが、彼女にとって「ふたば」と「杉崎」はそれを打ち崩す存在です。二人が何かするわけじゃない、素のままみつばの前にいるから、刺激を受けるんです。
だから、今回彼女は今回大きく成長しました。

一度足を止めよう。
自分のプライドより、人の気持ちを考えてあげよう。
 
以前みつばは、ふたばが作った筆入れを大切に使っていた事がありました。
66卵生では杉崎に言われて低学年を気遣うため、あえて嫌われ者の道をチョイスしました。
そして今回はさらに思考し、ウソをついてふたばとひとはにチケットを譲ります。自分を押し殺して。
 
みつどもえ」は、みつばの成長物語としてみる事ができると思うのです。
もちろんひとはなども成長しています*1。基本ギャグマンガです。でもみつばが人間関係を築き、成長する様は頭一つ目立っています。
みつばの出番が多いのは、単に人気があるからではなくて、彼女が成長する姿を通して他の子も描かれていくから。
すくすく育て、みつば。
ぱんつとおなかのお肉以外。
 

*1:ガチレンジャー好きを告白して心をひらくところとかもうね!