たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

いやがるからこそ振り向かせたくない?「みつどもえ 第95卵生」

人間不思議なもので、嫌われたりそっぽ向かれると妙に気になるんですよネエ。
「押すな」と言われると押しちゃう、の発展系かもしれないですが、噛む犬ほどなつかせようと思ったり。んでまた噛まれてさらに頑張ったり。なんつーマゾヒスティックループ
そして思うんだ。
この子はツンデレだから、と。
そういうのって、だいたいの場合が思い込みなんだけども。
 
はて、みつどもえで本当に振り向かないキャラといえば、三女のひとはさんです。

この扉絵がかわいいのなんの。ただこれ事実じゃないですよね。宮なんとかさん*1ビジョンで見たひとはです。
ひとは自体かなーーーり丸くなったのですが、それでも他の人に興味は依然持っていません。優しいところや素直なところもでたけどさ、まだまだむりむり。興味関心一切なし。
だけどだ。宮下さんたらそこに足を踏み入れちゃってるからさあ大変。こうなっちゃったら意地でも振り向かせないと…どんどん気になって眠れないよ。
 
もう一度ひとはのことを考えて見ます。
以前は一人でエロ本読んでいるような突拍子もない子でしたが、さすがに最近家族やガチレン仲間には心をたまにひらくようになりました。でもまだまだではありますが、進歩したものです。
中でも特に心開いていると言えば、ほら、彼ですよ。
矢部っち。

矢部っちったら超ナチュラル!
彼女の居場所は、矢部っちの机の下ですが、こうも当たり前のようにかくまっているのを見ると、矢部っちちょっと見直しちゃうよ。
つまりそれはあれだね、ひとはは矢部っちが一番安心できるってことですね?と、言いたいところですが、そうでもない。

宮下さんでもとりあえず「ズボンを履いていれば問題がない」というひとは。単に狭いところが好きだったのか…。
 
いやいや、待ってほしい。
他のクラスメイトはひとはを「避ける」か「過剰に手をかける」かどちらかです。しかし矢部っちは「何もしません」。
この狭い空間が落ち着くのは確かなんでしょうけれども、先ほどのシーンのように何もかもを文句言わず受け止めてくれるんですよ、彼は。
だからこそひとはは、この狭い空間を愛しております。ただ空間がいいのではなく、それをよしとする人がいるのがいいんだよ!
…と、ひとは×矢部っち派の自分が主張してみます。
 
いやがるからこそ振り向かせたい…。だけど本当に心ひらくのは、ただ受け止めてくれるもの、だと思うんだな。
すっ、と足をよけて机の下にもぐらせる矢部っちに、男らしさを感じた、そんな5月の昼下がり。
 
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*1:わざとだよ!