たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

あなたの好きなキャラは「あなた」が好き?「誰か」が好き?

ちょっと友人と話していたら面白かったのでメモ。
 

●キャラ萌え●

アニメ・マンガ好きだと、「●●が好き!」というキャラ萌えがあります。無論ない人もいますが、ある場合の方が多いです。
こういう時に「好き」とか「ラブ」じゃなくて「萌える」って便利な言葉だあね。キャラに「萌える」ことは、それだけ魅力的に作中でそのキャラが機能していること。とーってもよいことです。
 
具体的に言うと自分はエヴァのアスカが好きです。これは萌えているといえます。もう何年越しだよ、10年越しだよ。バカじゃないの!
でも好きなんです・・・うっうっ。アスカー。
 
しかし、じゃあどんなアスカがすきなの?アスカと付き合いたいの?といわれると、あれれ?となります。
自分が好きなのは「シンジにツンデレで気の強い不器用なアスカ」です。
つまり「シンジが好きなアスカ」なわけです。
あれ?「アスカが好き!」ならアスカと自分がデートしたいんじゃないの?
うん、それはなくはないけど、なんか違う。ぼくは傍からシンジとアスカのラブラブを見てたいのですよ。
 
もうかなり前からある観念ではありますが、改めて再確認。
「キャラが好き」イコール「そのキャラと自分がラブラブになりたい」ではないわけです。


・そのキャラクターが好きで、自分がそのキャラに好かれる夢を見たい。
・そのキャラクターが誰か別のキャラと好きあっているのを見たい。
・そのキャラクター単体で好き。関わりは持たず孤高であってほしい。

などなど。
 

●キャラを見る角度●

そのほか友人と話していた中で出た例としてわかりやすいのはハルヒ
自分はハルヒキョンにくっついて回って、拗ねたり喜んだりするのが好き」というハルヒ好きなんですが、「おれがハルヒとちゅっちゅしたい」という人もいればハルヒの造形が好き」という人もいるはずです。
同じキャラ萌えでもそこで大きく方向が変わってきます。作品に対する見方が、です。
 
男性オタの視点だと「自分と●●」という萌え方はかなり多いです。「●●は俺の嫁」なんかはそれですね。作品とそのキャラを真っ向から愛する姿勢です。
しかしキャラカップリングを作って楽しむ視点も非常に多いです。特に最近は女の子の比率が多い作品で、女の子同士の百合カップリングを見てニコニコする男性もたくさんいます。昔からあった傾向ですが、近年は顕著です。
 
女性オタでも同じことが言えます。いわゆる「ドリーム」と呼ばれる「自分と●●」を楽しむタイプの人もいれば、やおいカップリングで楽しむ人もたくさんいます。そしてノーマルカップリングでほえほえする人ももちろんたくさんいます。
 
さてはて、自分の好きなキャラを一人あげてみましょう。
今どのキャラが好きですか?
ではあなたはそのキャラが「自分を好いてくれたら」うれしいですか?
それとも「作中のキャラと好きあっている」ほうがうれしいですか?
または「全く設定にないカップリングを作る」のが楽しいですか。
 
いずれもそのキャラの魅力を見ているわけです。
あとはこれから作品を見るときに、自分がそれをどう楽しもうとしているかを理解したとき、角度をあえて変えてみることで作品やキャラの魅力を倍楽しめるかもしれません。
 
そんなわけで「14歳の自分とデートするアスカ」を想像して寝ます。
おやすみなさい。
 

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おまけ。
「自分がこのキャラになりたい」という好み方もありますよね。
これは物語的魅力ではなくて、キャラクターの造形や性格をあわせての変身願望が絡むので、別かも。「アスカと付き合ってみたいけど、生まれ変わるならレイになりたい」とか。