たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

宮下さんウザいマジウザかわいい。「みつどもえ158卵性」

今日は宮上さんの話をするよ!
 
間違えました。宮下さんです。
最初にどこが可愛かったかと言いますとここです。

くすぐったさに身もだえる宮下さん!
くすぐったくてついがにまたになる宮下さん!
しかも生脚。いつもどおり生脚。
ぼくはその脚に挟まれたいです。
 

●宮下さんマジウザい●

宮下さんのキュートポイントは、悪気がないのにウザいことです。
ひっくり返すと天然なんですが、なぜかマイナスにしか進まないのは人徳とすら思えます。
 
彼女のウザさの最大のポイントはまず「よけいな一言」にあります。
たとえばこれ。

宮下ぁぁぁぁ!
それ以上
いけない。
 
本当に迷惑なことは、しないんですよ。
ほら、いい子だから。一応。相手が嫌がることを率先してする子ではないです。
だがしかし、どうもこう惜しいところで惜しいことを言ってしまう。このウザさが半端じゃありません。
正直これ言われたら小学生だと身動き取れなくなります。ひとはだから切り返せるものの、気の弱い子だったら泣くレベルです。トラウマん。
しかしまあ、こんな微妙な心のひだをついてくるあたり、宮下のずらしっぷりもすごいですがそれを考えつく桜井先生がすごいよ・・・。なんでこんな地雷を思いつくんだろう。
 

●宮下マジウザわいい●


一言一言がイラッとくるのはもはや才能のレベルです。
 
ウザさを引き起こすポイントの二つ目は「上から目線」
いつも自分が他の人よりも上位の位置にいて、「私が何かして『あげて』いる」「私は他の人とは違う」というのをアピールするのがとにかくウザい。
自分がバスケ部キャプテンなのを過剰に主張するのもそこでしょうね。
もっともキャプテンでもかなり使いっ走り状態らしいので、そのへん先生が宮下のリーダーシップ取りたがりな性格をよく汲んで配置したんじゃないかと思います。彼女の訓練にもなるし一石二鳥。
 
いずれにしても、悪気はないんです。むしろ人のために何かしてあげようとは思っているんです実際。
だけど「してあげる」なのは変わらず。いいからほっといてくれよと。
 

●宮下マジかわいい。●

宮下の心理をよく知っているのは、幼なじみの吉岡。

彼女の視線は読者視線の一つです。
A…「やっちゃだめだよ!」という突っ込みの視線
B…宮下が本気で迷惑かけようとはしていないのを知っている視線
C…宮下の全てを包含した上で、外部から安心して見ることが出来る視線
吉岡は幼い頃宮下に助けられた(?)経験もあってか、全面的に信頼しています。またひとはのように被害を被る側じゃないので、余裕もあります。

今回の話はひとは視点で、いかに宮下がうざいかを描いています。
が、同時に吉岡がいることで緩和もされています。見てくださいこの仲の良さ!結婚しちゃえよ!
そして、行き場のないひとは。かわいそうなシーンですが、これがひっくり返すとひとはの優しさがにじんでいるという二重においしいシーンでもあったりします。2コマで3人の位置関係と性格が見えるのは見事な物です。
 

●ひとはマジかわいい●

完全被害者なひとはですが、そもそも宮下が実行犯ではないんので加害者不在。
もっとも宮下の微妙なイライラ感がひとはを追い詰めるのですが、同時に彼女がやさしいからここまで話がいってしまうんです。

このシーン、宮下を眠らせて黒板を見ようと企むのですが、ここで3重のひとはのやさしく真面目な面が見えます。

1・お父さんの疲れをほぐすためにマッサージを何度かしている
2・宮下に避けろとか邪魔とか言わず、平和的解決をもくろんでいる
3・全ては勉強をきちんとするための思考

なんか、ものすごいひとはいい子じゃないですか。しかも席を変えてと言わないのは、宮下と吉岡が隣り合って喜んでいるから。何この優しい子…!
確かに宮下の上から目線はイライラさせられるのですが、ひとははそれを実際に言っているように許しているんですよ。だから悪口をいうでも無し。相手を傷つけるでもなし。相手が笑って済む状態でのクッションを敷いています。

最後の手段はちょっとやりすぎたね。
でも普段嘘をつくときにしれっと分からないように出来る彼女なのに、今回のウソはものすごいへたくそ。「ひどさここに極まれり!!」ですって。ちょっとこの横顔かわいすぎじゃないですか。
 
みつばや矢部っちを陥れる時、ひとはは表情を変えません。
それは「二人はそれらを受け止められる人間」なのを分かっているからです。逆に言えばそれだけ信頼しているってことです。
しかし、宮下を陥れるウソはキョドりました。

非常に印象的な彼女の顔。
クールなひとはにしては、なかなか見せない珍しい顔です。相当焦ってますね。
演技として「焦っているフリ」なのかもしれませんが、それにしても演技派の彼女としてはどうにも珍妙です。
 
多分ここがひとはの「やってはいけないライン」だったのかもしれません。
まあ、宮下の行動が悪意がないのに対し、ひとはの行動は色々な前後関係がありつつも悪意でした。
何をしてどうなるのかは実際に見てもらうとして。それがひとはにとっての良心の壁だったのは興味深いところ。
 
ある意味、やさしさもにじませつつこんなヘマをしてしまうあたりが、宮下の言うところの「すっかり三女も打ち解けてきたな!!」にあたるんじゃないかなあと。
クールで完璧で恐ろしい三女ではないんです。
怒ったりヘマしたりするひとは。かわいいじゃあないですか。
 
結論・ひとはも宮下もかわいい。
 
え?宮下はウザイだけですって?
ウザいだけじゃないよ!宮下かわいいよ!
具体的に言うと、ほら、脚とか。
 

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ウザキャラってなんだかんだで「イイヤツ」が多いので、色々なゲーム漫画では愛され役な気がします。
「ウザイけどやっぱり憎めない」的な。
ギャルゲー脳にチェンジすると「宮下が俺の前の席、普段からウザイ発言が多い → ふとした時しおらしい一面を見せちゃったりする → でも善意でウザいこと言おうとしちゃう → 失敗するへこむ → 『あ、あたしがそういうことするの、お前のためなんだから…な…!』」
ビンゴ!流石俺の嫁
ウザいキャラが好きなんじゃないよ、宮下が好きなんだよ!
とはいえひとはの位置で考えると、ウザいですねやっぱり。
 

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杉崎なんかの視点だと宮下ってどんな子なんだろう?
いつも一緒にいるから、当然嫌いではないと思うんですが、宮下と杉崎ってそんなに会話してないですよね。一方的にしゃべって一方的に宮下が突っ込んでいるというか。