たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

ムギになれよ!!!

今日もやられやく 原作『けいおん!』が次号のまんがタイムキララで最終回!
 
ついにきてしまいましたね。
初めあれば終わりあり。アニメと漫画が同時に終わり、卒業を迎えるようです。
 
まあ、最近のアニメの緩やかなランディングっぷりや、漫画の雰囲気、他にも「とらのあな」さんで4巻収録ボックスが出たあたりでなんとなーく分かってはいたんですが、ついにきちゃったなーという感じです。
物語に脂が乗っており、最高に盛り上がっているときに、きちんと終われるのはいいことですね。
 
え、じゃあ平気かって?
寂しいに決まってるだろ!!
分かっているのと感情は別なんだよ。
ぼくは「けいおん!」が大好きなんだよ!
原作も最初からきららで読み、アニメも全部楽しんできた身として、やっぱり他の作品よりも愛着あるし、思い入れも深いです。
終わってほしくないよ。

今のぼくはこんな顔をしてます。
分かってはいても、複雑な、りっちゃんの顔。
でも終わる。
ならば。
ならば。
 
なあ。
自分に言い聞かせるよ。

ムギになれよ!
(CV:松岡修造)
 

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ぼくは「けいおん!」という作品に出会えました。
それは、ムギが一年生の時に「楽しそう」と言って軽音部に入部したのと同じです。
一期では思い切り笑いながら、ああ、なんて眩しいんだろう、なんて素敵な場所があるんだろうと憧れのまなざしでテレビを見ていました。
漫画はアニメがヒートアップするにつれ、「おのれ負けるか」と言わんばかりにファンのツボをついてくるネタを連発。きららを開くたびに「そうくるか!! さすがかきふらい先生、そこにシビれる憧れるうっ!」と言わんばかりのネタを大量投入。たんこぶとかな!
幸せです。こんなにアニメファン・漫画ファンとしての幸せなことはない。
原作とアニメが幸せな融合をし、それを視聴者・読者として享受できる。
 
それは、軽音部で思った以上に楽しい出来事に出会い、毎日がワクワクの繰り返しだったムギの気持ちそのものでした。
 

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卒業間近。
三年生になって律は物思いにふけることがふえました。澪は進路を考え始めました。唯はいつもどおりです。
ムギは。

全力で楽しむ道を選びました。
 
ムギは卒業が来るのを分かっているんです。脳天気ではありません。
ちゃんと進路も決め、勉強もしています。
しかし!
軽音部の子達といるとき、彼女は決して寂しそうな顔をしない。
常に笑い、常に全力を出し、常に新しいことをする。
 
残された時間には限りがある。

だったら一瞬だって無駄にするもんか!
ムギは毎日を、ううん、一瞬一瞬を全力で楽しむことに決めました。
何も知らなかった私をこんなにも楽しませてくれる場所がある。
幸せだよ!
こんなにも大好きな友達ができた。
幸せだよ!
毎日が思い出になっている。
幸せだよ!!
 

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けいおん!」と「けいおん!!」が終わる。
寂しいよね。
でも「けいおん!」に出会えなかったことを考えたら、もっと寂しいよね。
出会えたじゃん。
今楽しめているじゃん。
こんな幸せあるか!?

ムギは幸せな環境にいることに溺れませんでした。
自分から幸せをつかみはじめました。
ちょっとでも楽しいことしよう。
少しでも「自分の力で」楽しもう。
 
漫画を読み、アニメを見ていて、「けいおん!」「けいおん!!」が大好きな人は、というか自分は、今から寂しいなんて思ってちゃだめなんだ。
 
部室にだれもいないとき、ムギはどうしていた!?
みんなが屋台で緊張していたとき、ムギはどうしていた!?
みんなが楽しんでくれるためにムギは何をした!?

そう、ムギは、全力で楽しむために頑張っていたじゃないか!
 
今「幸せ」はここにある。
この「幸せ」は消えるわけじゃない。
ならばあとは「幸せ」を目の前にして寂しそうな顔をするか、「幸せ」を謳歌するか、だ。
 
だから。
ムギになれよ!!!
なあ、寂しそうな顔をしているオレよ。
もっとムギになれよ!!!
(CV:松岡修造)
 
そしてもう一つ「ムギになれよ」という理由があります。
なぜなら、仮にアニメも漫画も終わったとしても。

自らの中のアンコールは、自分で切り開くものだからだ。
「幸せ」を続けるのは自分たちの力ですることだからだ。
今のこの「楽しい」を大事に出来るのは自分たちの心持ち次第。
そして、「楽しい」を忘れなければ、一生大切な思い出として、「けいおん!」は終わらない。
 
だからもっと。
ムギになれよ!!!!
 

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まー。
箱を開けてみたら、終わったあと「けいおん!第二部開始」とか「けいおん!大学編」とか「けいおん!!下級生編」とか始まるかもしれませんけどね。
ならそれはそれでいいじゃん。
その時はこう言おうよ。

かきふらい先生、抱きしめてもよかですか!?
 
ぼくは、ムギになって笑顔で「けいおん!」と「けいおん!!」を見る。
作品を見るたびに泣くことも多いけど、最後は笑っていたい。