たまごまごごはん

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「けいおん!!」キャラクターイメージCD第二弾の平沢唯と秋山澪を聞いたよ!

キャラソン2弾買ったよー!
というわけで、簡易レビュー。
歌の上手さに関しては、声優さんがいかにうまいかではなく、「いかにキャラを演じて歌っているか」だと思っているので、そういう面では両方とも「そのキャラが最大限頑張って歌っている」というのを演じきっているので、なかなか見事です。
 

唯の曲、A面曲は「Oh My ギー太!!」
最初は静かめのギターのソロから入って、いきなり爆発するみたいにベースがチョッパーで暴れだすテクニカルな曲。
さすがTom-H@ckの兄貴!(OP作っている人です)そこにシビれる憧れる!
これが新OPです!と言われても信じてしまうレベルの、いい意味でのトリッキーな曲。そしておそらく演奏難易度が半端じゃなく高い曲。歌もタイミングめっちゃとりづらいです。
ほんと豊崎愛生さんという人はすごい人ですわ。
歌詞は底抜けに明るくて、何も考えずにただひたすらにギター楽しいー!最高ー!ギー太大好きー!という内容。
このくらい突き抜けてくれる方が確かに唯らしいので、とても納得な一曲です。
ただし「これ明日までに耳コピーしてね」と言われると泣きそうになる曲でもあります。
けいおん!」キャラソンはそれぞれの持ち楽器が目立つような曲作りになっていたのですが、今回は確かにギターはおいしいところ持って行ってはいるけれども、キーボードとベースの方が目立ってます。これベース弾ける人なら相当楽しいんじゃないかしら、魅せどころ多いですし。
音の編成はギター二本・ベース・ドラム・キーボードと、放課後ティータイム形式。卒業後に放課後ティータイムがライブハウスとかで演奏するようになったら弾く曲……なんて考えるとなかなか楽しい、ストレート烈風のような元気な曲です。
 
二曲目は「しあわせ日和」
こちらは唯の真骨頂という感じの、ぽんわりしたメロディーと歌詞です。
とことん「ああ、平沢唯はこういう子だよなあ」と、となりのおばあちゃんになった視線で聞けるのんびり曲。歌詞も何を考えているのかわからないつかめなさ。
しかし歌詞のここがすごい。

大人でも子どもでも犬は犬 人は人 私は私

なんだこのオーケンが書くような歌詞は! 深いのかそうじゃないのかわからないぞ!
 

澪の一曲目は「青春Vibration」
いかがわしいことを想像した人は手をあげなさい。
はい。
こちらも一応はベースが目立つようになっていますが、それだけではない曲になっています。むしろドラムが目立ちます。
唯の曲もそうですが「私がメイン!」ではなくて「私が中心にありながら、みんなと一緒!」という思いで曲が作られている感じです。多分演奏していて楽しいのはキーボードとベースではないかと。このロックオルガンの音とシンセの音の合わせ技は心地いいです。
曲調は極めて元気がいい、パワフルな曲。唯がロケットなら、澪はバイクで疾走!という感じでしょうか。
ベースが軸だから、というのもあるんですが、歌い方でも重低音が効いており、日笠陽子さんの声をうまく生かしていると思います。
3年生になって、今までみたいに「やだやだ!」と言っていた澪から「私やる!」と自分で選択するようになった澪、というところでしょうか。がんがん突き進むサウンドがとても心地いいです。また、こちらは多少難しい部分もありますが、演奏しやすく楽しい曲だと思います。
で、歌詞なんですが、ものっすごい澪突き抜けてます
澪本当に大きくなったね! 「叫びだしちゃう!! 幸せすぎて」「答えなんてまだまだいらない私の青春!」なんて歌詞が澪の口から飛び出す、それだけでニヤニヤして拳振り上げたくなります。
いやはや、最初からノリがマッハだった唯と違って、踏み出せるようになる過程を見てきた澪の到達地点であり通過地点がこの曲なんでしょう。澪はいいロックスターになってくれそうですよ。
しかし「けいおん!」絡みのロック調の曲って、90年代ロックに近い(Tom-H@CKさん除く)ノリの曲が多く、この曲もその一環なんですが、やっぱり90年代そのものではないんですよね。なにが「けいおん!」イズムを生んでいるのかは、もうちょい音楽を聞きあさって調べてみたいです。意図的にいろんな音楽の要素を混ぜたおもちゃ箱になっているとは思うんですが。
 
二曲目の「蒼空のモノローグ」は極めて澪らしい優しくてハートフルなバラード。
「小説」と書いて「ストーリー」、「地球」と書いて「ほし」と読むあたりも澪イズム。
何がいいって、澪のあこがれがストンと入っているところ。律が背中をボリボリかきつつも、ちょっといいなあとか思っちゃうような感じのな!な!

「いつかはなれるのかな 夢に見た素敵な女性(ひと)」
「どこかで逢えるのかな 夢に見た素敵な恋人(ひと)」

どっちも「ひと」なのがにくい。
素敵な恋人だって?会ってるじゃないかほら、すぐそばのさ、カチューシャつけている、な!な!
まあ、題名からして「蒼」とか使っている時点で割と確信犯的な、素敵にムズ痒い澪イズムです。でも曲はしっかりしていて決して恥ずかしいものじゃなく、有線とかで流れてきてもアニソンだとわからないレベルです。
 

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で、キャラ共通ソングが「Come with Me!!」
聞いてみて、これが今回の二枚では一番好きかなあ。
ものすごく幼い子が突き進んでいるイメージのかわいらしさが強かった「レッツゴー!(前回の共通キャラソン)」と違って、こちらは先導する旗手のようなパワフルさが優先されています。
曲のスピード感が増しているせいもあるんですが、とにかくどんなものがぶつかってきてもはねのけるような強さのある曲に仕上がっています。
さっきは「唯がロケット」「澪がバイク」と書きましたが、その流れで行くとこの曲は「馬車」みたいなかんじ。まあスピード的には両者に負けますが、ゲラゲラ笑いながら引っ張って行ってくれる強さや楽しさ、ワイワイ感があふれた曲です。
リズムがウエスタン調+昔のロックンロールのテイストを持っているせい、かもしれません。
イントロ部分は一斉に全員が歌う部分で、そこからキャラごとに分かれています。現時点では唯の歌い方がものすごいスピードで無邪気に突進する先頭車両、澪が機関車の運転手という雰囲気。
この曲が走っているのはだだっ広い広野かなー。
どこまででも楽しく行けるよ!と手を差し伸べてくれる歌なので、肩の力抜いて繰り返し聞けるスルメ曲になっていると思います。
これは他の子のバージョンも楽しみ。全員版も!
しかし全員が声出すと、やっぱり唯と律の声目立つなー。音域の問題かしら?