「けいおん！！　ライブイベント〜カムウィズミー！〜」は「頑張れ！」の応酬だった

「けいおん！！」ライブレポ〜押入れにギターが眠っている三十路にこそ伝えたい〜(エキサイトレビュー) - エキサイトニュース
　
エキサイトニュースに「けいおん！！」ライブ感想書かせていただきました。
ほとんどここで書ききった感があるんですが、個人的な感想とかは割と省いているので補足するような感じで書いてみようと思います。
　

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で。
予約・二次予約・一般販売はチケット取れなかったのですよ、全然。
一般販売の１分かからず売り切れってなんなの、無理だから！
そんなわけですっかり諦めて、みんなのレポート待ってよーくらいの軽い気持ちでいました。
　
ライブ一週間前になって、完全に諦めて仕事モードになっていたとき、チケットを一枚ご好意で譲ってくださることになりました。
寝耳に水って、嬉しい時に使っても・・・いいよね。
　

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とはいえ、一回諦めてからだと「実感」ってぜんっぜんわかないんですよね。
「けいおん！！」は大好きだけど、一回目の「けいおん！」ライブも最高に楽しんだけど、今回３万人でしょ？楽しめるの？と。
　
なんか自分の悪いくせなんですが、楽しそうなことあると最初にすっげー構えちゃうんですよ。
空振りが怖いんでしょうね。まーほとんど空振りしたライブとかってないんですが（それなりにやっぱり楽しめる）、なんだかんだでサイリウム握るの二回目ですし。ライブ経験は多いと思いますが、こういうライブはほんと素人。
慣れてないものは怖いんです。
好きなだけになおのこと。
　

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[写真] 「けいおん！！」ライブレポ〜押入れにギターが眠っている三十路にこそ伝えたい〜(エキサイトレビュー) - エキサイトニュース
上のリンクにもありますが、物販列を見て絶句し、物販諦めました。Tシャツとタオル欲しかったんですが……こんなの無理だから！
友人達はぼくよりはるかに早い時間に来て並んでいたようですが「一向に列が動かない」と言っていました。
だよね……リンク先の写真これ物販だけであって、しかも道路の向こうにもあるのでこれで半分。おそろしや！
　

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さて、久しぶりに会う友達（といっても冬コミ以来なのでそこまで久しぶりでもない）と合流してからライブ会場へ。
この時まだ実感なし。「みんなで集まってお茶するか」レベルの感覚しかありませんでした。
ところがここで、友人の一人がおもむろに買ってきたパンフを広げて、色紙にスラスラと日笠さんの似顔絵を書き始めてビビる。
そこでなんかスイッチ入ったんですよね。
あっ、ライブ来たんだ、って。
理由とかわからんです。感覚です。多分その人の「プレゼントしたい！」という熱い想いにヤられたんだと思います。
　

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会場はさすが３万人、広いのなんの。
男女比は８：２くらいかな？　
自分は譲ってくれた方のチケットをもう持っていたので、そうそうに座りました。アリーナ席のど真ん中あたり。かなりいい席！
ちなみに前回はアリーナ席だけどほぼ最後尾だったので、人の波で何も見えませんでした。
　
でも、スイッチ入ってるってのに、まだ全然実感湧いてないんだぜこいつは！
びっくりしたなあ。あの感覚ってなんだったんだろう。
花火大会が始まる前に夜空を眺めていて、ふわーっとなってるあんな感じ。
　

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人が入って、みんなテンションあがりすぎてちょっとBGMが途切れるだけでも「はじまった！」と思って拍手がおきてはやんで苦笑、の繰り返し。
　
人の「好きだ！」「楽しみだ！」って気持ちは波になるんですよねえ。
入ったスイッチに電流が流れてきたのはこのへんからでした。
実は「好きだ！」は伝染すると思っているんです。そりゃ得手不得手あるから全員がそうなわけじゃないんですが、ライブだとかオンリーイベントだと全員が好きなのがわかっている「ホーム」になります。
みんなが「好きだ！」ってなってると、それを見るのが幸せになって自分も好きになる、というのは常に体感しています。
「けいおん！！」が好きなのは、もちろん作品が面白いからなんですが、それと同じくらい「けいおん！！を好きな人達が好き」というのがあります。伝染力半端じゃないんですよね。
　

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チャイムが鳴りました。
ここでいきなりテンションマックス。
だってさー。
会場のライト消えたら、みんなサイリウムの準備してもう折ってるんだよ。
銀河ですよ銀河。
３万の銀河。
Introductionでかかったのは、クラシックアレンジの部室のBGM、そしてオリジナルの「GO!GO!MANIAC」。
このオリジナルGO!GO!がめっちゃいいんですよ。BD待ちしか手はないんか、CDは出んのか！
　
そして「GO!GO!MANIAC」で一曲目スタート。
OPでどの曲が好きですかと言われたらぼくはGO!GO!が好きです。高速シャッフルビートがいい！
そのまま続けて「LISTEN！！」。
　
日笠さんも、豊崎さんも、まー一昨年のライブと全然違うこと！
これがプロか、これが経験者か。
豊崎さんはスフィアもやっているからなおのことでしょうね。でもGO!GO!MANIACの歌は難しすぎだよ、よく歌えるよ。
　
日笠さんは澪状態でした。
澪って、１年生の時は内気で、やるときゃやるけど、やらないですむならやりたくないというキャラだったじゃないですか。
３年生になって、「楽しい！」って言えるようになって、自分からガンガン笑顔で歌うようになった。
日笠さんがほんとそんな顔と声で歌っていて……まあキャラと声優さんを重ねるのがいいかどうかってわからんのですが、少なくとも、気持ちはよかったかな。おもいっきり歌う二人を見ているのは。
この時の衣装は、ビートルズのサージェント・ペパーズの白女の子版というか、鼓笛隊みたいな感じでした。
　

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曲目リスト。

　１、GO!GO!MANIAC
　２、LISTEN!!
　３、Oh My ギー太！！（平沢唯）
　４、青春Vibration（秋山澪）
　５、Drumming Shining My Life（田井中律）
　６、Diaryはフォルテシモ（琴吹紬）
　７、Over the Starlight（中野梓）
〜トーク〜
　８、ウキウキNew! My Way（平沢憂）
　９、純情Bomber!!（鈴木純）
１０、Jump（真鍋和）
　
〜アニメ風コント〜中央ステージに移動〜
１１、いちごパフェが止まらない
１２、ときめきシュガー
１３、Honey sweet tea time
１４、ごはんはおかず
　
〜ステージ移動〜
１５、Maddy candy（DEATH DEVIL）
１６、LOVE（DEATH DEVIL）
　
〜生演奏準備〜
１７、ぴゅあぴゅあはーと
１８、U＆I
〜アニメ回想カット〜
１９、天使にふれたよ！
〜生演奏準備〜
２０、ふわふわ時間
　
〜アンコール〜
２１、NO,Thank You!
２２、Utauyo!!MIRACLE
　
〜ダブルアンコール〜
２３、Cagayake! GIRLS
２４、Don't say"lazy"
　
〜トリプルアンコール〜
２５、桜が丘女子高等学校　校歌
２６、Come with Me!

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「けいおん！」ライブの時は一曲終わってからの準備が長くて、多少もたついたりしたんですが、今回はまーはやかった！
一曲終わったーと思ったらもう次の始まるくらいでした。ほんと「慣れた」という感じ。
加えて、ギター・ベース・ドラムは「演奏バトル」が挿入されていました。Tom-H@ckさんはじめ、２人ずついて曲の合間に演奏バトル。この構成はテンションがあがるのでいいですね。
ステージ経験も２年でガッチリ増えているのか、声優さんたちも歌いながら何かしら全員がパフォーマンスをいれていました。凝ってるなあ。
初だった純ちゃん役の永田依子さんはガッチガチなかんじでした。だよね。３万人前に歌えって言われたらこうなるわ。
でもそこがちょっとグッと来たり。
　
１１から１４曲目は中央ステージに移動しての歌でした（演奏ではない）。
これがもう……自分の席まさにそこだったのですよ。
数メートルの距離で５人が見える位置。
さすがにこれはにやけました。多分ニヤニヤしていて気持ち悪かったかもしれないくらい。
感想としては「みんなかわいいなあ」でした。オーラ放ってますね。
　

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一曲ずつ説明しても長くなるだけなので、ちょっと感覚的にまとめていきます。
　
やっぱりね、一番キちゃったのが日笠さんの「怖かったです」なんですよ。
みんなプロ意識の強い方なので、３万人をまとめて盛り上げようと必死なわけです。
特にプロフェッショナルだなーと思ったのは豊崎さん。絶対泣かないし、会話の間がおかしくなったらネタを振る、いいムードメーカーになっていました。あれは本当に見事。
メイン５人は全力でぶつかりあってきた仲間同士の中で絆が芽生えたのか、とにかく日笠さんいじられまくり。無茶なネタも振られるし、空振りも多い。そこまで含めて芸風になってる。
さすがだぜシモネタも言える女声優、日笠陽子っ！
でもライブの時、実は結構とちってるんですよね、歌も演奏も。嗚咽で歌えてないところも多々。
ほんと生演奏一曲目で泣き出してしまったときは「早い！まだはやい！」とこっちがハラハラ。
明るく元気な彼女は、「怖かった」の連続の中から生まれていると思ったらもう、なんか引きこまれちゃって。
　
頑張る、って言葉はほんと難しい言葉だと思います。
考えずに使えばプレッシャーになるのでタイミングが重要な言葉。
今回のライブではとにかく観客から「頑張れ！」コールが飛び交う飛び交う。
でもここは言っていいんですよね。だって頑張ってるんだもの。
そして、やっと気づきました。
「頑張れ」と叫ぶのは、自分に対して跳ね返ってくる言葉なんだなあと。
日笠さん頑張れ。
自分頑張れ。
　
もう一つ。
日笠さんの失敗や嗚咽で歌えなかった部分を、音の面でも精神的な部分でも、さりげなくフォローにまわっていた豊崎さん。
ほんと、最高にかっこよすぎだよ。
　

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公演が終わって、外に出てから友達に速攻メールしました。
「ひよっちがかっこよすぎて死ぬかと思った」
日笠さん贔屓しすぎだろうって？
ええそうですよ！　みんな最高によかったけど（特に真田アサミさんの歌ハイパーでした）日笠さんにもう完全に心奪われたんだよしょうがないだろ！！
　
日笠さんの絶叫忘れられません。