たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

小学校の学級文庫に、自分が先生ならおきたいマンガ。

先ほどの続きで、ちょっと自分にネタふりしてみます。
仮に自分が小学校の先生で、学級文庫にマンガをおくとしたら・・・。
いや、もちろん活字に触れて読む練習した方がいいので、物語多いほうがいいんですが、あえて。マンガのパワーははかりしれないんだから。
あ、手塚治虫藤子不二雄などのスタンダードはあえてはぶきました。

よつばと!
これは多くの人があげそうです。
単に「ほほえましい」のではなくて、ちゃんと子供が読んでも楽しめるようなつくりになっているのがすごいんですよねこれ。全ルビふってあるし。
読解力ある子なら、直接表現されていないなぞの多い部分にもピンとくるでしょう。また「一日が一回分になっている」と子供が気づいたらそれだけで読み方が変わるすごいマンガだと思います。
 「なつのロケット」
まんがサイエンスとならべて。科学は面白い。理科は楽しい。それだけでもう十分です。
なつのロケットは大好きすぎて逆になかなか繰り返して読めない作品なんですが、年に一回は読みたくなります。そんな甘酸っぱい気持ちを感じてくれたら、子供の一生の思い出になると思うんだ。一緒にみんなでペットボトルロケットつくりに行こうぜ。
 二十面相の娘
子供だと読むのにかなりパワーのいる作品だと思いますが、一回はまると最後まで一気にいけると思います。これも少年探偵団とか好きな子だったらツボですよね。
あとは、途中でわけがわからなくならずに、最後までじっくり読んで理解できて、そしてラストシーンを見られたら、なぜそうなったのかをほろ苦くかみしめることができるんじゃないかなあ。
 夏のあらし!
説教くさくない、楽しんで読める、でもちょっと甘酸っぱかったり苦かったりする、子供も楽しめるかなりの良作だと思います。本当に楽しいのは大人になってからかもしれないですが、幼いころにそれを先に体験しておくのもいいじゃない。
戦争のことをじわりと興味をもつにもよいかと。 
 暴れん坊少納言
まず間違いなく歴史を勘違いしそうなファールボールかもしれませんが、こういうのは興味をもったもん勝ちだと思うので。
古典って最初に「面白い!」と思ったらとことん面白くなるんですよねえ。清少納言ツンデレでキュート、でいいじゃんいいじゃん。
「暴れん坊少納言」に見る、自由な感受性のカタチ。
 「トムソーヤ」
うーん、中学生以上向けかなあ・・・でもあえて。
「ごっこ遊び」に夢中になれる子供で、そして大人でありたいので。大人も子供と一緒に思いっきりごっこ遊びで冒険していこうじゃないか。世界は冒険で満ちているよ。
高橋しん版「トムソーヤ」で、本気で冒険したあの日を思い出す。
 「ゆうやみ特攻隊」
トラウマになっちゃうかなあ。でも中に描かれる、どうしようもない逆境で、涙をにじませて恐怖と戦う姿は絶対パワーに満ち溢れるだけのものが詰まっていると思うのです。中学生くらいだったら是非読んでもらいたいなと。つか子供っておばけ好きですよね。
恐怖が生まれるその場所へ、拳握っていくんだろ?「ゆうやみ特攻隊」
 「空色動画」
これは絶対置きたい。高校生の話ですが、これは多分子供の感性の方がぐっさりくると思います。そのくらい「可能性は無限大なんだ!」を絵で表現したすごい作品。
これを見て、なんでもいい、何か作りたい!と思ってほしいと心から願うのです。
いいか!アニメに限界なんてないんだぜ!「空色動画」
 サナギさん
サブリミナルじゃないよ!
サナギさんは基本言葉遊びです。そのため、普段見ていて当然だと思っているものを、ふとしたきっかけに「あれ?」と気づかせるパワーを持っています。そこ、その部分を子供に伝えたい。
楽しいことは自分で見つける。哲学は案外そばにある。そしてそれを「面白い!」に変えるためにはこのマンガを読むだけでいいです。
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
まだまだありそうですが、このくらいで。意外と変なの選びませんでした。選べませんでした。
学校の先生になった時、あるいは親になったとき。子供に読ませたいマンガ、きっと、たくさんありますよね。