たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

働けば君も自由だ

イタリア人政治家がアウシュビッツのスローガンを利用

アウシュビッツの「Arbeit Macht Frei(働けば自由になる)」の門は、ユダヤ絶滅収容所の恐怖を象徴するものとして、数多くの写真で紹介されてきた。

またナチネタ。最近はやりなのかしら?
確かに、書いてることはごもっともです。働けば(お金は)自由になる。なるなる。お金ほしい。
しかし海外にいる自分にはわからなかったのですが、これってユダヤ人強制労働のキャッチフレーズだったのですね。「働けば(命は)自由になる(かもしれないけど死ぬよ君らだから絞りつくすから)」という感じ。
日本だったら、「1億総員火の玉だ」とか「欲しがりません勝つまでは」とか・・・いや、もっと残酷だな。脅し文ですね。むしろ「お国のために命をささげなさい」レベルのとんでもワードなのかな。
インパクト勝負で使っちゃったのか、無知だったのか、はたまたニート多すぎなのかはわかりませんが、前回紹介したヒトラー食堂みたいに単発で奇をてらった行為をすると、そのときは目をひいてもあとあとダメになると思いました。
確かにピピっと自分のレーダーにもとまったからこやって書いてるんですが、それがよいかというと「危ないだろう」と反射的に感じました。理由はさておき、そういう感覚が出た時点でやっぱりアウトなんだな。まだ二次大戦ネタはうかつに笑いに使ってはいけないんだな、と思いました。
友人が言っていたのですが「そんな中で『独裁者』をつくったチャップリンってすげーな」に同感。不快にさせず(当時は不快な人もいたかな?)、皮肉として作品化できるのはすごいよ、チャップリン。ちゃんと見てないけど。