たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「萌え」たら「エロ」いんですか?

  • エロとアニメオタクってどうしてつながるんだろう。

さて、珍しくエロゲの話を書いたので、もうちょい続けてみます。
 
友人に聞いた話です。
今男性向けアダルトゲーム業界は大きく変化してきているということを。
AV系で人気といえば、人妻やナース物。これって「萌え」ではないですよね。「エロ」です。
ギャルゲー系で人気といえば、妹、幼馴染、後輩、など、どっちかというと、同い年から年下(必ずしもではなく、傾向として、ってことで)
そこに、「姉」「母」などのキーワードが台頭しはじめ、そして現在、「人妻系萌えギャルゲ」が量産されているみたいですね。
抵抗ある人には「萌え」なのか「エロ」なのか(いやエロなんだけど)戸惑うようなアイテムですが、これは確かにエロースと萌えの融合形として「エロゲー」としての正しい道に戻ったともいえます。
「エロい」ゲームを作るなら、二次元とリアルの二分化の方向ではなく、合流していくのはちょっと面白いです。
 

性的欲求を伴うオタクとそうでないオタクをはっきり区別する言葉かーずSPより)
「萌え」と発情はどこまで結びつくか

「萌え」の定義なんてする必要はないでしょうネ。「オタク」の定義も。それは個々それぞれの話でしょうし、受け取り方によっては好意的にも悪意的にもなります。
とりあえず今回は、「男女が、異性の特徴としての記号を見ながら、それをかわいい、かっこいい、好きと思う感情。恋愛ではない」という仮定を立てた上での話し。そして、オタクというのは「アニメ、マンガ、ラノベ、ゲーム、アイドルなどのサブカルチャーのマニア」というくくりにしておきます。鉄オタとかはいれません。
そこで、どうして「性がアニメ・マンガオタクの萌えと絡むの?」という疑問が出てきます。
ではまったく関係ないかというと、他の趣味(音楽やスポーツなど)のオタク・マニアに比べて「無意識の性」が絡んでいるのは否定できません。まあ、そのへんは文学や芸術でも「フェチズム」で表現されるとは思いますが、記号的な絵があるアニメ・マンガは「性」を感じさせやすい、ということですネ。

  • 「萌え」と「リビドー」は必ずしもイコールではない。


ワードでつくったのでなまら適当です。
リビドーの考え方はいろいろあるのですが、ここでは「無意識の中で芽生える性衝動」としておきます。それの向かう先は必ずしも人間ではありません。関係ないものみてなにかを感じる場合も含みます。
んで、「萌え」は、「意識しているもの」とします。無意識のもあるかもしれませんが「不覚にも萌えてしまった!」のように「意識されるもの」だと考えます。
その二つは重ねて考えるとダメですネ。ちょうどぶつかったところが「萌えエロ」というか「発情」とします。
 
「萌え」は、視覚や聴覚に頼るところも多いのですが、逆になにもない状態でもイメージによって起こすことができます。たとえばプリキュアスプラッシュスターの二人はラブラブな会話をしてはいますが、別に本当にラブってるシーンはありません。しかし、「この子たちはもうラブってる、しかもあんなことまで!」とイメージ化することでどきどきして「萌えるな!」と感じます。思い出すだけでも明らかに意識して「萌え」るのです。
いや、自分の妄想なんですけどね。
逆に、エロいと感じたものに「萌える」かというと、萌えないこともありますよネ。なんとなくわかってもらえれば幸い。
 
一方リビドーは、見る・聞く・考えることで感じることもあれば、嗅覚、触覚によっても喚起されます。本能的といったほうがいいのでしょうか。女性が男性のしぐさを見たときになぜかわからないけど感じるものがあったとき、男性が女性のパンチラを見て萌えポイントでもないのにドキっとしたとき。実際のフロイトユングのいうリビドーはもっと深遠なんでしょうけど、こんな感じのこと、っていうことで。
 
もし仮に「萌え」を「異性のキャラを見て興奮すること」とだけ限定するならば、リビドー→萌えは成り立つと思います。
ただし、エロじゃなくてもいいんですよね。記号。
そこに「女性的な記号」「男性らしい記号」をいかに汲み取るか、です。
とある画家さんが、影絵をつかいながら、いかに簡略化しながら少女を描けるかという試みをしていましたが、たしかにそれは何の説明もなく色も一色なのに、まつげや足のラインでまちがいなく少女なんですヨ。
完全なる記号化ですが、あれは「萌え」ました。
眼鏡、制服、ツインテール、なども記号かもしれませんネ。
あ、ちなみに自分はドリルと前髪パッツンの記号萌えです。瞳子とか。
 
BLも、CDがあれだけ売れているのは「脳内で補完できる」から。ある意味「男の子が好きな男の子」という記号なんじゃないかな?とつたない考え方をします。
また、同人で、実際にはないカップリングをできるのは立派な「萌え」力。もちろんそれが自分の欲求と重なって「萌えエロ」部分になることもありえます。このへん百合世界にもぜひともほしいパワーです。

  • 「エロゲ」という名の別ジャンル

はて、ではエロゲにおいてはどうか。
どうも、エロゲーってAVとは別な気がしてならないんですよネ。もちろんエロなんだけど、ここまでアニメ化されるほどの人気を誇るあたり、明らかに一線があるわけです。アニメなんてエロシーン絶対ないのですし。
ギャルゲーに何を求めるかは人それぞれで、エロのみを求める人もいるでしょうが、それだったらいわゆる「泣きゲー」「萌えゲー」は生まれないでしょう。このへん、さっきの図でリビドーとかぶっていない「萌え」なのかもしれません。
それが、見事に重なった部分を描いている作品に出会ったとき、そのラインでの「神認定」される気がしますが、どうかなあ。
(加えて・オタクのたしなみ、としてのアダルトゲームもあるみたいですね。葉鍵系や、君が望む永遠など。)
 
俺は萌えエロゲのピロートークが好きすぎる

あのピロートークってのは、抜きメディアとして萌えエロゲが異質である証拠じゃないか、とかいうようなことを最近ちょっと考えます。AVでも、エロ漫画でも、官能小説でも、ピロートークにあれだけ時間をとってるメディアってのは、ちょっと思いつかない。

なーるほーどねー。
関係を妄想させる、過程と関係性は「萌え」の大きなポイントなのかもしれません。BLもピロートーク多めですね。ですか?
 

  • 「リビドー」って難しいネ

「恋愛の性欲」と「萌えの性欲」は、ごっちゃにするべきではない、ってのは思います。
それはそれ。これはこれ。時々融合させるシアワセさんもいますが。
理解して、「萌え」と「リビドー」の部分を切り分けてる人の方が多いんじゃないでしょうか。
でもね、そこが萌えの楽しいところ、なんですよね。脳内遊びですよ。妄想とも言います。
そして、楽しいと思ったらリミックス。上級者オタはDJ並みにタイミングを見計らってミキシングするんです。
さまざまな考え方見方があると思いますが、たまごまご的にはこういう風に思ってます。
 
とりあえず、プリキュアスプラッシュスターの舞は誘い受けで咲は誘われ攻めで確定です。おうけい、試験に出ます。たまごまご検定です。
(追記・と思ったけど、話し合いの末、舞が最初誘い受けなんだけど最終的には攻めに転じ、咲はへにゃけてヘタレ受けになるということで決定しました。接点T並にテストに出ます)

ちなみにここでも3Dのことかかれてますが、「スカッとゴルフパンヤ」や、「アイドルマスター」のような「萌え」特化3D増えてるから、我慢しないでいくらでも萌えるがいい!デス。