目をそらしているのは私たちのほうです

目を向けてないのは、あなた達じゃないですか（good2ndの日記）
　
先日も書いたように「神の抵抗軍」検索できてくれる人が異常にここしばらく多いんですよ。
気になって国内の新聞あらかた見てみたんですが、あまりウガンダニュースは見当たりません。毎日新聞はかなり詳しく報道していました（もうページ削除されちゃってますが）ちょっと並べて見ますネ。

８月
「反政府勢力が停戦表明　ウガンダ内戦」
　
９月１８日
ウガンダ：反政府勢力指導者のコニー氏、停戦合意で投降（毎日

【ヨハネスブルク白戸圭一】東アフリカ・ウガンダの北部で子供約２万人を拉致してきた反政府勢力「神の抵抗軍」の指導者で、国際刑事裁判所が人道に対する罪などで逮捕状を出しているジョセフ・コニー氏が、政府との停戦合意に基づきスーダン南部の武装解除ポイントに投降したことが確認された。ロイター通信が１７日報じた。

　コニー氏は８６年の内戦開始後、スーダン南部からコンゴ北東部の森林地帯に潜伏、公の場所に姿を現したのは２０年ぶり。政府と８月末に停戦合意し、政府が恩赦を約束したため投降した模様だ。

ウガンダ北部内戦、終結へ一歩　反政府勢力指導者が姿（朝日
立命大２院生、ウガンダへ…元少年兵の社会復帰支援（読売
　
動きは、あるようです。酷使された少年兵や肉奴隷となっていた少女の行く末はどうなったんでしょうか。
やはり、むこうはものすごく激動しつづけています。
　
何度もはってますが、今回も手前味噌リンク。興味がある方が、少しでも調べるきっかけになれば。
ジンバブエについてしらべてみた。その１
ジンバブエについてしらべてみた。その２
ウガンダの神の抵抗軍についてしらべてみた。その１
ウガンダの神の抵抗軍についてしらべてみた。その２
　
こちらと違って、「死」は日常の一部。イラクも危険ですが、同じレベルでウガンダ、ソマリアも渡航禁止区域です。（ウガンダは南部は現在渡航できます。しかしほぼ全域にわたって警告がでているので、行かれる方はよく注意するか、できれば中止を考えてください。）
コンゴ民主共和国の退避勧告
ソマリアの退避勧告
アフリカは本当に、知らないところで恐ろしいことになっています。
参考・イラク　北朝鮮
　
んじゃこの国に、何ができるかって言われると、何もできません。そんな余裕はないことは、みんなわかってます。身近にある北朝鮮問題でていっぱいです。
しかし、おねがいです。ほんの少しでいい、向こうのの様子を週１でいいから流してください。
正直、イラク情勢のニュースも少なすぎるんじゃないかと感じるほどです。飢餓のニュースとか逐一報道していたらニュースがパンクするのもわかってます。でもたまにでいいから様子を知りたいんです。
なんだか、日本が世界の情報から取り残されている気すらしてしまいます。いや、どこの国も同じなのかな、このへん。いずれにしても、国際ニュースは足りなさすぎです。
身近で親近感のある報道の裏で、他の知らない国ではたくさんの人が死んでいることを、少しでもテレビで流してほしい。たまにじゃダメなんだ。
何もできないかもしれない、けど知っておくべきことなんだと思います。知りたいです。
そして、それに対して「知りたい」と表明したり調べたりしないなら、自分たちも目をそらしているだけになってしまいます。
ほんのちょっとでいい、意識の片隅においておきたい。
　
追記
jnicc勝見さんが国際刑事裁判所による訴追案件について早速動いてくださいました。
ＩＣＣによるウガンダ共和国の訴追案件に関する総合報道リンク集
現在の動きを知ることができたことも嬉しいし、こうやって動いてくださっている人がいることを知ることができたのもうれしいです。
国際刑事裁判所（ICC）と日本というサイトの情報が国際情報としてかなり詳しいので、早速アンテナに入れておきました。海外の、新聞では報道されていない情報を知りたい方は、是非。（１０月２日）

関連
ソマリア：暫定大統領暗殺未遂、１１人死亡
ここにもアルカイダ。ソマリアはいつも北斗の拳状態です。想像がつきません。