たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「閉じた空間」神話

mixi問題、無断リンク禁止問題、炎上問題と次々今のネットのあり方が問われる事件が勃発している昨今。いやはや、のんびりくつろぎたいなあと誰しもが思うものです。自分も絶望先生なみに「自分は全部見られているんだ!!」と絶望したりします。やばい!今この瞬間にもキャッシュカードの全額おろされたりするんだ!んでそれをみんなが見てるんだ!怖いよインターネット!

はい、すいません。そうですね。
とはいえ、スパイウェアなどあるので、あながち杞憂でもないのが怖いところ。
 
炎上と無断リンク禁止問題
無断リンク禁止は炎上の温床となりかねないまなめはうすより)
事故のような、まったく無制限なところで発生してしまう炎上が正しいかというと、決して「正義」ではないですネ。

それが公開されていたかどうかは免罪符にはなりません。いくら、玄関の鍵が開いていたからといって、盗みに入っていい道理はありません。ちょっと例えは不適切かもしれませんが。

まったくもってそのとおりだと思います。
なんていうか、一部の人にとっては「炎上は今のブームだから」という意識もあるように思えます。見てきた中では、大多数の洪水な意見の中に、たまにきちんとしたこと書いている人もいらっしゃるんですよね。それすら見えずにやんやと祭ってしまうのは、やっぱりなんだかなあなのです。
 
また問題ややこしくするようでアレなんですが、以前も書いたようにmixiの一連の事件も同じだと思うんですよ。

ウェブという場所が、無断リンク禁止をうたっておけば有害なことを書いてもいい場所なんだ、という間違った認識が広まってしまうことを「有害性」と言ってるんではないでしょうか。たまにアホな犯罪者が自分の犯罪行為を書き連ねてしまうことで、犯罪を発見されてしまうくらいなら良いのですが、あちこちで普通に有害な情報がやりとりされるのが普通になり、あちこちで炎上や揉め事が頻発するような場所になってしまうのは勘弁願いたい。

mixiという空間なら基本的にさらされることもないだろう的な盲目信仰があり、それが個々最近の事件につながっているのはあちこちで語られてますネ。
それこそ「無断リンク禁止」をかかげていないのに「無断リンク禁止状態だろう」な思い込みがmixiは強いかもしれません。他にリンクされないという思い込み。
まあ、確かにある程度は晒されないというカベはないわけじゃないですが、閉じた空間だから、何を言ってもいいというわけではありませんよネ。
むしろ、見れる人の制限をかけるのは必要だと思います。
あくまでも「相談事」「私的な意見」を語る場合に。決して犯罪やプライバシー侵害をする場所ではない。
 
はて、無断リンク禁止問題ですが、HPコンテンツが著作物である場合、主張できる権利だと思うんですヨ。自分のものですし、アダルトサイトとかにはられるのイヤだという人もいらっしゃるでしょうし。
口コミで広めている場合などもそうですが、ほんの数年前ですが、リンクはるときはとりあえず許可とって、って感覚は当たり前だった気がします。自分内では。他の人は違うかもですがどうでしょうねこのへん。
今は「リンクはフリーなもんだ」的な意識が浸透しちゃってますが、それが正しいからそうしろ、というのは多数意見でしかないんですよね。
(個人的にはフリー推奨派です。多くの人に見てもらえるのは幸せですヨ!)
「禁止」って書いてあって、その中ではきちんと「自分自身の表現」を作り上げている立派な作家さんもいっぱいいます。それらの人が、自分の彫像を作る際に「リンク禁止」と言うのは権利だと思います。
問題は、それを見て「んじゃおれもー」とリンク禁止を掲げて好き勝手やること、でしょうか。
もっと意識が低くなって、mixiで公開状態のまま罵詈雑言を書くことカナ?
 
とりあえず、数年前と今は違うから、本と内輪でやりたいときはパスワード設定しましょうよという話。もっともアタック25事件のようにそれをわからないで書いちゃった人がいたおかげで、発覚したというのもあるから、あんまり機密性高めすぎるのも心配っちゃ心配なんですが。麻薬取引や援助交際にも使えちゃうしネ。
・・・話が膨らみすぎてますヨ?
 
開いた空間の中で、それぞれがマナーを守って、自分を表現してコミュニケーションを取れる万能装置、という理想のインターネット。あ、あくまでも自分のネ。
だけど、ベクトルは閉じた空間と、匿名でやりたいことをやる、という方向に。
匿名だから面白いもの(2ちゃんの一部の神スレとか)もたくさんあるんですが、今後mixiやブログも、閉じた空間へと向かっていくのかなあ。
いずれにしても、ネットが閉じる方向へ向かおうが開く方向へ向かおうが、大事なのは、「目的」だと思うのです。
あ、この一文が書きたかっただけというのはここだけのヒミツです。
 
関連・mixiは毎日年賀状をやりとりするようなものだから疲れる−コミュニケーションコストが高いツールで複数の人と雑談を毎日する苦労−
mixiは決してダメツールではないと思います。あくまでも使う人の使い方次第。