たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

次の世代が、夢中になれるものに出会うために。

音楽・動画配信サービスとメディアのビジネスモデル (ひとりごと)
いやね、まずこっからはエントリと少しずれた位置の懐古話になっちゃうんです。つれづれと書いてみます。
友人とも話していたんだけど「今テレビ番組見るのと、子供のときにテレビ番組みるのって、価値が違ってたよね」という話。
そりゃー質が高い番組が増えて、局も増えて、録画も録音も楽勝で、youtubeで見ることも出来て、とベンリにもほどがあるくらいベンリになりました。
そこで、年をとった自分は思うわけです。
「はて、自分が子供のときに夢中になったアニメや音楽への思いは今持っているのかな?」と。
成長して視野が変わったから、ってのもあるかもしれません。
友人は言いました。
「見れるか見れないかの時間に走って学校から帰ってさ、テレビの野球中継と戦いながらアニメ見てたよね。そのときの『一週間の楽しみなんだ』『コレっきりしか見れない』っていう期待感があの頃の番組をものすごく楽しかったと思わせているのかもしれないね」


再掲ですが、このシーン見るだけでほんと涙あふれてしかたないんです自分。
これこれ。この気持ち!
すっかり飽食慣れしているんですヨね自分たち。
ナディアやパトレイバーで心の底から「アニメが面白い!こんなに好きなんだ!」って思った自分。気が付けば大人になって「いつでも見れるだろう」という思いになってしまい、アニメも録画して山にするそんな日々。
しかし今でも子供たちの様子を見ると、昔の自分たちのように、急ぎ足で帰ってアニメを見ているじゃないですか。
そんなことを思い出しながらふと、YouTubeで名前を検索したときに見るアニメや映画や音楽。
面白い。面白いよ。
でも自分たちは飽食になりすぎちゃって、こんなに面白いものがたくさんあるのに、知らずに過ごしていたんだなーって。
おかしな話ですが、YouTubeがあるから、今は色々なメディアを楽しむ術を再確認するようになった気がします。
ただ録画するだけじゃ、見ないんですよね。テレビ録画は無料だからってのもあるのかな。

音楽はレンタルで、TV番組は録画しておいて好きな時間に好きな物を見るようにして、CMも飛ばす……これが世の中で定着していけば、CDは売れなくなり、TVCMの効果も落ちる。更にはDVDの売り上げも落ちる。それだと、作成側は儲からなくなっていくし、スポンサーも離れていく。このままではジリ貧になってしまう。
それならば、新しい技術に合わせた方法で、そちらと足並みを合わせていく方が余程現実的ではないだろうか? 

今まさに前者ですネ。
YouTubeが逆に起爆剤としてりっぱにプロモーションになっているというのは大いに同感。
新しい時代に向けてシステムを考え直し、そしてYouTubeのようなもので「こんなに面白いものがあるんだ!」とアピールしていかないと、ほんともったいない。
コレっきりしか見れない時代が終わったのはいいことですが、「積みビデオ・DVD」時代に突入していると思います。特に自分。
うん。贅沢な悩みなんですよ。贅沢すぎるんですよ。でもだからこそ期待してしまうのです。
「こんなに面白いものがあるんだ!」を見失わないですむような時代に切り替えていってほしいと心から望みます。
こっから下、かなり自己満足ワールド。


ふしぎの海のナディアOP

機動警察パトレイバーOP

これが今見れる幸せたるや!
3倍のビデオでとって失敗したりしながら、録画した友人の家に見に行ったり、うまくとれたら擦り切れるまで見直したり。
今でもアニメ大好きだけど、このときほど夢中になってたことはなかったナー!
ほんとすんません昔語りで。もうすっかりお年寄り気分です。
でも、みなさんの心の中にも「この作品に出会えて夢中になった、出会えてよかった」作品ってそれぞれあるだろうな、と思うのです。ふっとしたときに「あ、これ好きだったな」って思い出すのもなかなかいいもんですヨ。