たまごまごごはん

たまごまごのたまごなひとことメモ

「幼女性犯罪と二次元の関係は否定できる」ことは否定できる

二次元萌えと性犯罪の相関関係について(萌神総研)(再掲)
もっとちゃんとデータで見てみると(萌えと性犯罪の相関関係)(pybigi)
題名がわかりずらくてすいませんがそういうことです。
まず何が悔しいかって、いっぱい載せられている統計を見て自分が理解できていないこと!自分数字苦手なのがこんなところで・・・orz
♪勉強ーはーしないよーりもー…

「二次元ポルノと幼女への性犯罪発生率の関連性は否定されます。」
という結論は否定せざるを得ない。また二次元ポルノと幼女への性犯罪発生率の関連性はあるとしても矛盾はないという結論になる。
(pybigi)

個人的見解としては、「二次元ポルノ=幼女性犯罪発生」というマスコミの図式はイヤなんだよなあ、というところがどうしても頭にあるので、「否定するための材料」を探してしまいます。
今回のこの意見、「二次元ポルノの影響がまったくない、というのはこれだけでは言い切ることができない」ということでしょうか(すいません、よく理解しきれてないので、自分の目でデータみて確かめてください)。
あくまでも書かれているように「関係があるといっても矛盾はない」という論旨のようです。うん、確かに「まったく無関係であるという証拠」にはなりえないですネ。マスコミのように極端にたたく必要はないですが、警察の捜査上の一要因として取り上げられても狂った行為ではない、というところでしょうか。
ここで、萌神総研さんの仮説を引用。

■性犯罪予備軍→[三次元or二次元(二次元への未必)]+[幼女(必然)]
[三次元情報]→(動物的欲求への刺激)→幼女ハァハァ→性犯罪衝動→
        犯罪
・代替モデル
[二次元情報]→(三次元情報へ復号)→(動物的欲求への刺激)→
       幼女ハァハァ→性犯罪衝動→犯罪
・倒錯モデル
[二次元情報]→("二次元萌え"という感覚、神経回路の構築)→
       萌えええ→三次元への倒錯→性犯罪衝動→犯罪
二次元幼女フェチモデル
■非性犯罪予備軍ニュータイプ)→[二次元(必然)]+[幼女(未必)]
[二次元情報]→("二次元萌え"という感覚、神経回路の構築)→
          萌えぇぇぇ
[三次元情報]→(゚⊿゚)イラネ

性犯罪の予備軍の中には、二次元も好きな人がいることはありうる、という仮説ですね。逆に二次元ロリを愛する「萌え回路」の人は、性犯罪に興味は行かない、という発想です。
 
こっから推測。大間違いだったらごめんなさい、カナブンよりごめんなさい。
まず「萌え」とは何か?という視点の大きな違いがあるかな、と思いました。
さまざまな見解のある「萌え」ですが、自分の考えを貼っておきます。
「萌え」たら「エロ」いんですか?
萌え→ ↑ ←エロ これがアウフヘーベン(ぽいやつ)
オタク経験者ならわかっていただけると思いますが、「萌え」って別感情なんですよね。もちろんそれが「エロス」と重なる瞬間もありますが、どっちかというとソレに対して攻撃的にならず、うまく昇華していくのが「萌え」かな、とか。悪く言うと逃げ腰。それを「萌え」としてみた場合、「最初から犯罪者の芽があってロリコンマンガも読んでいた」という人と、「ロリコンマンガは好きだけど、それ以上でもそれ以下でもない」という人では大きな差異が生じるわけです。
逆に、被害者視点やマスコミ視点の場合、数値的な上昇や、犯罪者の家からロリコンマンガが出てきた場合は「ロリコンマンガ…死んでも許せない…」となりますよね。それはまったくもって同感です。自分でもそうなると思う。「萌え」派な自分でも。
 
言ってみれば「二次元萌えを持っていた犯罪者」のおかげで、見るだけで楽しんでいた「二次元萌え一般人(?)」は迷惑この上ないわけです。んー、なんだかこの流れって、同性愛者や人種差別の流れとなんだか似てる気がしてなりません(そこまで深刻じゃないけど)。
ペドマンガが好き嫌いというよりも、これら両方の視点から冷静に考えることは非常に大事だな、と思う両エントリでした。今後、またこういう問題は噴出するでしょうネ。